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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

プレイバック 2009 - 4月〜5月

続いて4月から5月にやったお仕事を振り返っていきます。

レコーディングは4件、アルソ出版の 「THE SAX」35&36 特典CD用のレコーディングで、山中湖の Studio Upfield に行ってきました。 今回のサックス奏者は福井健太さん、「彼方の光」「I Need to be in Love」「Hey Jude」などを録りました。 柔らかい音色が素敵でした。
もう一つクラシック系では The "Marimba-Duo" の「Riverdance」の録音を横浜市の栄区民文化センター リリスで3日間行いました。アメリカのヘリコン・レコードからの発売で日本では輸入盤が HMV やタワー・レコードなどで買えます。
そしてキヨシ小林さんの教本「はじめよう! ふたりウクレレ アンサンブルで奏でるハーモニー」(リットーミュージック) がありました。 2人でウクレレのアンサンブルを楽しもう、という趣旨の教本なのですが、模範演奏のCDにおいてはキヨシさん一人でのオーヴァー・ダヴによるなんちゃってアンサンブルと1st. パートを抜いてのマイナス・ワンの両方が収録されています。
それからシンガー 曾我 泰久 さんのソロ・ライヴ・ツアー「Stand Alone」〜目の前の今!を作るのは いつでも自分自身さ〜 東京公演のライヴ録りをし、DVD になっています。

プレイバック 2009 - 1月3月

グラハム・ボネット

悲劇のティーン・パンク

pass-port

THIS IS IT !

12月

Crazy Love

Riverdance

生きる力のハーモニー

シアトリカル、そして退廃的美学

NumberClub

リボン・マイク

激レア盤初CD化

新しいプラグイン - Tube Saturator

11月

静かなる男

マスタリングは2ヶ月で計22枚やりました。

エアー・メイル・レコーディングスのものでは Renaissance 、The Pleasers、John Verity、Gonzalez がありました。 この中ではやはりルネッサンスが注目ですが、ゴンザレスの2枚もブリティッシュ・ロックの奥深さを堪能できる素晴らしいアルバムでした。

Vivid Sound のものでは puff up レーベルの復刻シリーズの第2弾と第3弾計4枚、そして黒住 憲五リイシューの中の1タイトル「Still」をやりました。 puff up シリーズはどれも聴き応えのある作品ですが、その中においては異色作品ともいえる村田陽一「SOLID BRASS」が印象に残っています。 SOLID BRASS 幻の1st. アルバムと言われている名盤で、マスタリングには村田さんも立ち会われました。

ランブリング・レコーズのものはクリヤ マコトさんの「Rhythmatrix」(扉写真)1枚だけですが、これは今年の僕のベスト・ワークの中の1枚、クリヤさんは僕が学生の頃から憧れていたミュージシャンで、今回初めて一緒の仕事でしたがとてもスムーズに進みました。 この作品はクリヤさんならではのハイブリッド・ジャズ、ランブリングのレーベル・カラーにもバッチリはまる大傑作で、いまだに僕のヘビー・ローテーションに入っています。 曲ごとの制作時期や制作環境がだいぶ違うので、音圧や低音の設定をオートメーションで書いていくという方法をとっています。

その他単発のマスタリングでは、Light Bringer「Tales of Almanac」、吉村美穂「In Your Grace」、山本司「舘市の人」をやっています。 吉村美穂さんはクリスチャン・シンガー、アルバムでは古今の賛美歌を歌っていて、僕の大好きなカッチー二の「アヴェ・マリア」も収録されています。

そして出版社系のマスタリングは、KMP 出版の「久石譲 PIANO SOLO」「ハッピー・ウェディング ピアノ・ソロ 」をやりました。

さらに僕の著書としては2冊目にあたる「ミックス・テクニック99」をこの時期作りました。 お付き合いの長いアーチストさんに協力してもらい、実際に商品になった曲のミックス・テクニックなどを音も含めて完全紹介、おかげさまでベスト・セラーになっています。