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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

NumberClub

僕がマスタリングをした NumberClub のミニ・アルバム「Number.#1」がリリースされました。

NumberClub

元 Flow-war のヴォーカリスト、CANDY 率いるニュー・バンド

http://numberclub.net/flash/index.html

この NumberClub、新しいバンドですが、5人の (正確には4人とサポート1人なのかな) メンバーそれぞれがメジャーでのキャリアを積んだ強者達、そのサウンドは「メチャクチャかっこいい」ロック・バンドです。

マスタリングにはリーダーでありヴォーカルの CANDY さんとベースの小本さんが来てくれました。 立ち会いマスタリングの時は、一通りこんなことをやっていますという説明はするものの、音作りは僕が淡々と進めることが多く、現場のみんなでああだこうだと試行錯誤することはほとんどありません。 今回もそんな感じでした。 基本的なサウンドを決め、続いて曲ごとに微調整をし、オートメーションを書き込んだらあとは一気にハードディスク・レコーダに流し込んでいくのです。 流し込んでいる時はみんなでコーヒーを飲んだり、世間話などをするわけですが、この日はポーカロ話で盛り上がりました。 Studio CMpunch に来たことのある人はご存じだと思いますが、僕の目線の先に Jeff Porcaro の写真が貼ってあります。 もちろん大好きなミュージシャンだからです。 そして、小本さんによると NumberClub のドラマー南さんもジェフが大好きなようで、常にジェフの話をしているそうです。 そういえば、ストレートなロック・サウンドなので気が付かなかったけれど、よく聴くとあちこちにポーカロ・フレーズが散りばめられています。

リボン・マイク

激レア盤初CD化

新しいプラグイン - Tube Saturator

11月

静かなる男

オリジナル段ボール

TSUNAMI MUSIC

Aoyama Folk Ways

NHK スペシャル20周年記念盤

10月

フラッシュキューブス

“ビッグ・ピンク”をめざして

THE BEATLES 09.09.09

新しいコンプ2

新しいトイレ

レコーディングは小本さんがリハ・スタなどに機材を持ち込んでやったそうです。 最近はこういう風にメンバー自らがレコーディングをするケースが多いですね。 エンジニアが担当する方が細かい音作りやエフェクトなどが当然まとまるわけですが、メンバーが録音する場合は荒い感じになるものの、やりたいことをストレートに形にしてくるので、これはこれでまとまっていたりします。 そして小本さん、僕の2冊の著書をよく読んでくれているそうです(^_^;) おそらく録音トラック数の関係でしょう、ドラムがセンター付近にまとまっているのがやや残念ですが、ギターが両サイドから聴こえてくるので全体の音像は拡がっていて、ミックスのバランスも良いのでマスタリングはスムーズにできました。 拡がりとガッツ感を加えています、

ストレートなロック・サウンドの中の何曲かに、なんとヴァイオリンが入ってます。 クラシック・スタイルではなくフィドルのような感じで、これがまた独特の響きを作り出しています。

卑猥な歌詞にドキリとしたり、バラードにしんみりとしたり、全7曲ですが聴き応え満点ですよ。


下の写真はマスタリングを終えた後のお二人、こうして見ると左の小本さんはかなり大きく見えますが、実際大きかったです(^_^;)