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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

激レア盤初CD化

音楽ライター金澤寿和さんと Vivid Sound とのコラボレートによる Light Mellow's choice、良質の AOR や隠れた名盤を紹介しているシリーズですが、この秋知る人ぞ知る、と言えるお宝音源が2枚リリースになりました。

VIVID SOUND

洋楽・邦楽問わず、名盤を毎月リリースしています

http://www.vividsound.co.jp/

2枚ともハワイ AOR で、まずは Omega Sunrise「Feel the Change」(写真下、83年)、このバンドはハワイの AOR シーンの最重要バンド Seawind の人脈が濃く、本作のプロデュースも Seawind Horns のサックス・プレイヤー Kim Hutchcroft が担当しています。 女性ヴォーカルをフューチャーし、ホーン・セクションを含む大所帯、ということでそのサウンドもやはり Seawind を彷彿させるタイトな演奏と透明感のあるヴォーカルなのです。 ミディアム&スロウなメロウ・グルーヴが気持ち良いのですが、実はこのグループは Seawind 以上に CCM (Contemporary Christian Music つまりはゴスペル)色が強く、歌詞に You や He といった言葉がたくさん出てきますが、ラヴ・ソングではなく賛美の歌なのです。
3曲目のバラード「Spot Light」が素晴らしく、しばらくヘビー・ローテーションでした。

新しいプラグイン - Tube Saturator

11月

静かなる男

オリジナル段ボール

TSUNAMI MUSIC

Aoyama Folk Ways

NHK スペシャル20周年記念盤

10月

フラッシュキューブス

“ビッグ・ピンク”をめざして

THE BEATLES 09.09.09

新しいコンプ2

新しいトイレ

9月

SHOES

もう1枚はこれぞまさに隠れ名盤、Phase 7「Playtime」(扉写真、80年) です。7UP のデザインをおもいっきりパクったジャケのアート・ワークにまずやられてしまいますが、この Phase 7 はハワイの Average White Band とも呼ばれていたグループで、やはりグルーヴィーなサウンドが素晴らしいです。 若干不思議なのは曲間にメンバーの MC やお客さんの声が入っているのでライヴ盤のように聴こえるのですが、演奏になるとあまりライヴ感が感じられないことですね。
ひたすら日本語で「チョット マッテクダサイ」と言うだけのややおふざけの曲もありますが、基本的にはブラジル・テイストをもミックスしたハワイアン・レア・グルーヴで、DJ垂涎必携アイテムとしてレア・グルーヴ・ファンの間では名盤として知られ、アナログ盤が高値で取り引きされていたようです。
5曲目「So Good to Be in Love」がブラジリアン・テイスト満載のキラー・チューン、かなりかっこいいです。

2枚ともマスターの状態があまり良くなかったのでマスタリングはたいへんだったのですが、僕の好みにドンピシャリのサウンドだったので楽しく作業できました。

ちょっと前に渋谷のタワー・レコードに行ったら、特設コーナーに山積みされ、かなり注目されていました。
ぜひ聴いてください!