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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

Crazy Love

オーストラリアと日本両国に本拠を置くレーベル TSUNAMI MUSIC、これまでに Kara Grainger と Black Diamond Bay を紹介しましたが、新譜第3弾アーチスト、Jackie Bristow の「Crazy Love」がリリースされました。 僕がマスタリングをしています。

TSUNAMI MUSIC

一人の力が集まり大きな力となり、大きな津波となり世界を飲み込む!

http://www.tsunamimusic.com.au/

ジャッキーはニュージーランド出身で、オーストラリアのシドニーでプロとしてのキャリアをスタートさせ、現在はアメリカのオースチンに活動の拠点を移しています。 レーベルのバイオグラフィーにも年齢が書いてないのですが、ご覧の通りの美形、その声はあえて言うなら Til Tuesday のエイミー・マンのようなオーガニック・ヴォイスです。
この「Crazy Love」、グラミー賞エンジニアである Helik Hadar と Mark Howard の共同プロデュースで、参加ミュージシャンも Tim Pierce (トム・ペティやロッド・スチュワートなど)、Daryl Johnson (ローリング・ストーンズやボブ・ディランなど)、Larry Klein (ジョニ・ミッチェルやピーター・ガブリエル) などの豪華メンツがサポートしています。

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1曲目がタイトル・トラックである「Crazy Love」、もうこの曲が始まった瞬間ジャッキーの魅力にはまること間違いなし、ややハスキーな甘い歌声と優しいメロディ・ラインがたまりません。 サウンドは70年代にレイド・バックしたような感じで、間奏のギターが逆回転だったりして思わずニヤけてしまいます。 その後もミディアム・テンポの優しい曲が続きますが、古くさいサウンドではなく、あくまでも現在進行形な感じです。 この辺りの雰囲気は前に紹介した Kara Grainger と Black Diamond Bay と同じ、TSUNAMI MUSIC のレーベル・カラーのようですね。

元々のミックスやアレンジ、演奏など全て素晴らしいので、あえてマスタリングでどうこう、ということはないのですが、MS マスタリングによってさらに拡がりとさりげない力強さを加えました。

昼間というよりは夕方から夜にかけて聴きたくなる、そんな優しくオーガニックなサウンドです。 カーラやブラック・ダイアモンド・ベイ同様僕のヘビー・ローテーションに入り、毎日のように聴いています。


ぜひ聴いてください!