kuzumaki.net
home
profile
works
studio CMPunch
faq
daisy
contact

日々のことを書きたいと思います。週に2,3回更新したいと思い
ます。

月末 2006.11.29

先月からCD制作までがお仕事のレコーディングが3つ続いていましたが、うち2つは無事終了、すべてのデータを入稿し、プレス完成待ちとなっています。 残る一つ、ムジカ音楽・教育・文化研究所の設立30周年記念コンサート「涸れることない泉のように」のCD制作も、マスタリングまで終了しています。 コンサートは2時間以上あったので、その中からCD1枚分(最大80分)に編集する作業を今詰めています。 内容は、ピアノ・ソロ、ピアノと子供の合唱、ソロ・ヴォーカルとピアノ、サックス四重奏、ピアノとサックスの伴奏で合唱、というように幅広く、音の雰囲気も全然違うので、聴きごたえがあると思います。
さらに、エアー・メイル・レコーディングスさんのこの冬の目玉、Slade のマスタリングが始まりました。 英国ロックの雄、Slade のなんとオリジナル・アルバムすべてを3回にわたってリリースします。 本国からのマスター音源の到着が遅れに遅れ、やっと届いたところです。 なんと3週間後には第一弾の6タイトルが発売になっているはずです(^^;)

こちらも完成 2006.11.25

金剛山歌劇団の高音チョッテ奏者、李 淑任(リ・スギム)さんのミニ・アルバムのミックスとマスタリングを行いました。 今回のディレクター高さんは12月のスギムさんの演奏会の準備で忙しく、欠席です。
前回2日にミックスを仕上げていたのですが、僕もスギムさん側もいまひとつ納得できず、結局再度僕がミックスをしたものを基準に若干直していくことにしました。 今回の主役高音チョッテ、洋楽の楽器でいうところのピッコロなわけですが、音量は大きいけど線は細い、ということでその扱いは難しかったです。 今年春から夏にかけて作ったチャンセナプのアルバムとは、まったく音の存在感が違います。 チャンセナプは線も太く、うるさく(ヨンドク君が、ではありません)、ほっといても前に来るのですが、高音チョッテは低音がほとんど含まれていない、というか周りの音に馴染んでしまうので、小さくしすぎると存在が弱くなってしまうし、大きくしすぎると高音がうるさくなってしまう、なかなかこれ、という感じに決まりませんでした。 今回は新しくレコーディングしたものが3曲、そして2年前にレコーディングした曲を1曲くっつけて、計4曲のミニ・アルバムになるわけなのですが、新曲3曲は曲ごとに若干質感を変えて、なんとかミックスが仕上がりました。 そして次の日の今日マスタリング、 ここまで来たらもう迷いません。 マスタリングによって、ようやくそれぞれの曲が本来あるべき姿に形作られます。 最終的には、柔らかく、優しい感じにしました。 いろんな人が聴くのだと思いますが、永く、何回でも聴ける感じになったと思います。
スギムさんの演奏会は12月11日、紀尾井ホールにて行われ、今回のCDもその時に合わせ、発売されます。 おつかれさまでした。

結婚式 2006.11.23

昨年から金剛山歌劇団のレコーディングに関わらせていただいていますが、団員のほとんどが僕と同世代ということで、公私にわたって仲良くさせていただいています。 今年6月には器楽部部長 河 栄守(ハ・ヨンス)さんとカヤグム奏者 金 栄実(キム・ヨンシル)さんの結婚式に呼ばれましたが、今度はドラマー・打楽器奏者 李 光秀(リ・ガンス)さんとソプラノ 全 明華(チョン・ミョンファ)さんの結婚式に招待していただき、立川グランドホテルに行ってきました。
結婚式自体は日本のものとそう変わらないのですが、オペラ・シアターの団員同士ということで歌劇団のメンバー総動員、余興が長いのが特徴でしょうか。 そして式の最後に有志が集まって打楽器や笛を持ち、場内を周っていき、いつの間にかお客さんも大半は踊りで輪に加わっていく、というフィナーレがあるのですが、なんと今回団員に誘われ、僕も打楽器を持ち輪の中に加わりました。 それを見た他の団員は笑い、ガンス君は最後感極まって泣いていました。 愛情と友情を確認した、感動的な式でした。
考えてみると、自分よりもずっと年下の人の結婚式に出たのは初めてで、これから二人で頑張れよ、みたいな暖かい気持ちにさせてくれました。 ガンス君、ミョンファさん本当におめでとう! 
末永くお幸せに!

英国の隠れた名盤 2006.11.22

僕がマスタリングをしているストレンジ・デイズ・レコードさん今月の新譜は British Rock Masterpiece Part 17、「華麗なるブリティッシュ・ロック/フォークの開拓者たち」と題した11タイトルです。 中でも僕のお薦めは英国女性ヴォーカリストの至宝、メイ・マッケンナをフロントに擁した Contraband の唯一のアルバムと彼女自身のソロ・デビュー作(写真右上)、そして ELO、Queen、10cc 直径のポップ・センスが魅力の Trickster のアルバム2枚(写真左下がデビュー作「Find the Lady」)です。 Mae McKenna のソロは初々しく、またハート・ウォーミングなヴォーカルが素晴らしいです。 収録曲はほぼカヴァー曲なのですが、エルトン・ジョン、スティーヴィー・ワンダー、ジミー・ウェブ、ランディー・ニューマン、ニール・セダカと、その選曲センスがまた素晴らしいです。 極めつけはジョン・レノンの「イマジン」、原曲とはまったく違うなんとも澄んだ清々しいアレンジになっています。
Trickster はまさに ELO の弟、いとこは10cc と Pilot 、といった感じのサウンドで、デビュー・シングル「To Fly Away」は素晴らしく、しばらく何度も聴いてました。 リーダーでヴォーカリストのフィル・ベイツは後に ELO Part 2 に加入するという、素晴らしい出世物語ですね。
その他にも、ハード・ロック・バンド Stray の3枚、フィドルの魔術師 Barry Dransfield の幻の名盤、ロックとトラッドを融合した Decameron の3枚など、どれも素晴らしい内容です。

トレヴァー・ラビン 2006.11.22

エアー・メイル・レコーディングス今月の新譜第3弾は好評の British Legend Collection Vol.36、「ロンリー・ハートの大ヒットでイエスを復活させた男の全仕事」と題して Trevor Rabin 関連のアルバム全6タイトルです (写真はソロ2作目「Face to Face」)。
僕が洋楽を聴きだしたのは80年代で、「産業ロック」などとも呼ばれた Journey や REO Speedwagon、Styx などのアメリカン・ロック・バンドが流行っていました。 高校の学園祭でバンドが Journey の「Separate Ways」を演奏していた、という今では信じられない時代です。 その頃、プログレ・バンドは時代の波に流されつつも、Asia、Genesis などは活躍しており、そんな中プログレ四天王の一つ Yes もこのトレヴァー・ラビンによって奇跡の復活を果たしたのでした。 僕はその復活作「90125」から Yes を聴き出したので、この作品には思い入れが深いです。ちなみに、Yes のアルバムで好きなのは名盤と呼ばれる「こわれもの」「危機」ではなく「リレイヤー」「ドラマ」だったりします。
今回リイシューされたトレヴァーのソロ作を聴くと、Yes の「90125」の中の曲の原型と思われるフレーズやリフがあちこちにあり、「90125」は完全にトレヴァーがコントロールしていたのだな、というのがよくわかります。 ドラム以外の楽器は基本的に自分でこなしてしまい、歌もうまく、サウンドはハードなのだけどポップ、という独自の音楽スタイルがすでにデビュー当初から完成していたのですね。

あの HUMPTY 2006.11.21

9月に1st. アルバムのマスタリングをした Humpty、その後いろいろな事情で二転三転、シングルは中止となり、結局当初の予定通りアルバムが出るのですが、若干内容を変えることになり、再度ミックスとマスタリングを行いました。 メンバーの純弥さん(vo.)、純一さん(Gt.)、弘嗣さん(Dr.)、そしてレーベルの伊藤さんが来てくれました。 なぜか写真では恐そうですが、みなさんとても面白いです。
変わるのはミックスだけではありません、なんとバンド名が変わることになりました。 その新しいバンド名は「あの HUMPTY」です(笑)。 ア行で始まるバンド名にしたかった、ということですが、今後会話の中で苦労すること間違いなしですね(笑)。
ミックスの変更は7曲中2曲だけなのですが、ほんのちょっと変えることによる他への影響がどうしても出てきますので、それなりに時間をかけて修正、その2曲のマスタリングもやりなおしてやっと完成、1月下旬発売予定です。 おつかれさまでした。

完成 2006.11.17

河 明樹(ハ・ミョンス)さんと尹 慧瓊(ユン・ヘギョン)さんのソヘグム・デュオ・アルバムのマスタリングをしました。
最近のレコーディング・マスタリングはすべてハイ・サンプリングで行っているのですが、今回のレコーディングは 44.1kHz で録っています。 録りに使った場所がスタジオではないからです。 あまり条件の良くない場所でハイ・サンプリングで録ってしまうと、ノイズまでもがしっかり録れてしまうので、それを避けるためです。 そしてミックスからハイ・サンプリングにコンバートしています。 これは一見意味のないことのように思えますが、Audio File 自体は同じ音でも、作業をハイ・サンプリングで行うことによって、プラグインのかかりも変わりますし、なによりダイナミクスがより大きくなるという利点があるのです。 結果的にできる音はだいぶ変わります。 そしてマスタリングももちろんハイ・サンプリングで行います。
70年代辺りの作品をリマスタリングする場合と、新しくレコーディングしたものをマスタリングする時は、若干方法を変えます。 今回は新しい作品ですが、柔らかい音にしたい、というお二人の意向があり、リマスタリングの時に使う手法を取り入れ、優しく柔らかい感じに仕上げました。 今回は、レコーディング企画時から打ち合わせに参加できたので、ほとんどすべて僕のやりたいようにでき、またみなさんの協力と素晴らしい演奏のおかげで本当に良い作品になったと思います。 今日、印刷物の見本も見せてもらいましたが、こちらも本当に素晴らしい出来で、プレス完成が楽しみです。 おつかれさまでした。

パブ・ロック 2006.11.15

エアー・メイル・レコーディングス今月の新譜第2弾は好評の British Legend Collection Vol.35、「リアルでホット。それがパブ・ロックの魅力」と題して、久々のパブ・ロック特集、Kursaal Flyers と Tyla Gang それぞれ2枚ずつの計4タイトルです。
Kurssal Flyers はまさに正統派パブ・ロック・バンド、カントリー、ジャズ、ロックン・ロールなど、何でもありのバラエティあふれるサウンドが素敵です。
Tyla Gang (写真はその1st.「Yachtless」) はラウド色がメインながらメロディーはキャッチーなので聴きやすいです。
エアー・メイルさんのサイトには、ついに Affinity の完全盤の案内がでましたね。 ブリティッシュ・ロック屈指の名盤「Affinity」とバンドのほぼ全貌をなんとCD5枚に年代順にまとめた特別限定盤です。 僕は音はもちろんもう知ってますが、アートワークはまったく未確認なので、こちらも楽しみですね。

REALICE 2006.11.12

エンジニア仲間小門さんの紹介で、REALICE の3rd. シングル -Dear 「」- のマスタリング、メンバーの Shizuki さんが来てくれました。
いわゆるビジュアル系バンドです。 僕はこう見えて(笑)、今までいくつかビジュアル系もやってきているので、その独特な音世界はわかっているつもりです。 今回のCDはシングルということで全3曲、曲調は3つそれぞれ、しかも録音・ミックスしたエンジニアさんが、小門さんともう一人、ということで、質感もだいぶ曲によって違いました。 もちろんマスタリングでその質感を揃えていくわけですが、同じコンプ等を通したり、同じプラグインを使うことによって、意外と質感は揃っていくものなのです。 小門さんのミックスは、僕がマスタリングをする前提で、ある程度その余地を残して仕上げてくれるので、マスタリングはしやすいです。 今回のもう1曲は、比較的かなり仕上げてきた感じだったので、質感の中でも音圧が他2曲とだいぶ違ったのですが、それはそれで揃えがいがあるというものです。 最近の僕のマスタリングは 88.2kHz ですべて作業していくのですが、ハイ・サンプリングのメリットであるダイナミクスとそれを最後に 16bit、44.1kHz に変換した時に生まれる不思議な押し出し感が、今回も好い感じに仕上がりました。
3曲目はイントロの SE を、マスタリングの時に編集しくっつけました。こういった作業もたいへんじゃなければ楽しいものです。
CDは12月発売予定、おつかれさまでした。

ひばり 2006.11.8

先月から始めた河 明樹(ハ・ミョンス)さんと尹 慧瓊(ユン・ヘギョン)さんのソヘグム・デュオ・アルバム、いよいよミックスです。 ある程度の仕込みをしたところに、お二人とピアニストの李 綾香(リ・ルンヒャン)さん(写真左)が来てくれました。
全5曲の内容はゲスト・ソヘグムが入って最大四重奏になる「ひばり」、デュオでの「リベルタンゴ」「アリラン」、そしてミョンスさんのソロ「パンキル -夜道-」、ヘギョンさんのソロ「トラジの恋」です。 この編成のバランスが絶妙で、いろいろなソヘグムの響きを楽しめます。 5曲すべて僕は大好きなのですが、あえて特筆したいのは、お二人それぞれのソロ曲です。ミョンスさんのオリジナル「パンキル -夜道-」は、影響を受けているという二胡奏者・賈 鵬芳(ジャー・パンファン)さんの世界に近いのですが、ちょっぴり哀愁系のとても素敵な曲です。 そしてヘギョンさんのソロ「トラジの恋」、これは朝鮮民謡「トラジ」のアレンジなのですが、「トラジ」は今年春にレコーディングした金剛山歌劇団・宋 明花(ソン・ミョンファ)さんのCDにも入っているとても素敵な曲です。 今回のアレンジはピアニスト・ルンヒャンさんのアレンジなのですが、これが本当に素晴らしい。 意表を突いたイントロ、リズムの変わる展開部、そして再現部へとつながる構成がもうたまりません。 ソヘグムをオーヴァー・ダブして重ねた部分は、わかっていても感動します。
今回のレコーディングは、いろいろな事情により、スタジオは使えず、公民館のようなところでレコーディングをしています。 当然雑音なども入りやすく、録音しやすい環境ではなく、みなさん演奏とは別のところで気を使いながらのレコーディングだったので、かなりたいへんでした。 にもかかわらず、どの曲の演奏も本当に素晴らしく、みなさんの意気込みがよく伝わってきます。 この演奏を、誰よりも早く体験できたことは、何よりの幸せです。
おっと、ミックスのことを全然書いてません。 他のレコーディングにおいてもそうですが、僕は基本的にはすべてコンデンサー・マイクをオフ気味に使い、さらにアンビエンス・マイクを多用します。 ミックスにおいてもアンビエンス・マイクの音を相当出します。 これによって、その場の空気感、演奏者のスピリットが表現できるわけですが、修正などはしにくくなります。 しかし、このやり方がうまくいった場合、なんともいえない素敵な空気感が表現できます。 今回もうまくいきました。 穏やかな3人ですが、主張すべきところはきちんとしてくれたので、それによってさらに好い感じに仕上がっていきました。 この後少し修正して、マスタリングへ進みます。 おつかれさまでした。
長くなりました。 アルバム・タイトルは「ひばり」、12月4日発売予定です。といっても流通はしばらくはしないので、もし聴いてみたい、という方がいらっしゃいましたら、ひとまず僕のところに連絡ください。

備長炭入り湯沸かしポット 2006.11.7

最近購入した機材で一番のお気に入りが、このナショナルの沸騰浄水ジャーポット NC-SU30A です。 なんと、このポット、内釜に備長炭が混ぜてあるのです。 さらに活性炭フィルターというのもあって、確かに今まで使っていたポットのお湯よりも、明らかに美味しい、柔らかくて、若干の甘みがあるのです。 コーヒーも紅茶も美味しくなりましたが、あるお客さんは「お湯が美味しい」と言って、お湯だけを飲んでます。
ちなみに、なぜか Mackie のシールを貼ってます(笑)。

mixi 2006.11.4

朝晩寒くなってきましたね。
天気の良い日、仕事場である Stuio CM Punch のあるマンションの廊下からは、どこの連峰なのかわかりませんが、山々がきれいに見えます。 この写真ではちょっとわかりにくいですが。
ところで、なんと今さらな感じもしますが、mixi 始めました(笑)。スタジオ名と同じ名前です。 日記は基本的にこのサイトに書いて、mixi の方には愛犬大豆の成長や、ここ小金井の四季の移り変わりなどを写真と共に書いてみようかな、なんて思っています。 まだよく仕組みをわかっていないので、諸先輩方、教えてください。

高音チョッテ 2006.11.2

金剛山歌劇団の高音チョッテ奏者、李 淑任(リ・スギム)さんのミニ・アルバムのミックスをしました。 スギムさんと今回の音楽ディレクター高さんが来て、一緒に作業しました。なぜかみなさんいつもクリームパンを持ってきてくれます(笑)。 アルバムは全部で3曲、うち2曲が小編成(弦楽器中心)のオケ、1曲がピアノ伴奏のみで、日本歌曲の「蘇州夜曲」です。
編成が小さいからといってミックスが楽なわけではありません。 アレンジや演奏もそうだと思いますが、音数が少ないなりの表現があるわけで、ごまかしのきかない、という言い方もできます。 今回若干苦労したのは、主役である高音チョッテの、全体における音量とリヴァーブ具合でした。 最初に僕が作ったミックスでは少し高音チョッテが小さかったようで、お二人の要望に合わせ、少しずつ上げていきました。 生音で聴くと、笛系の楽器はかなりの音量だから、ということを言われましたが、確かにその通りです。 こういったことをすぐに理解するために、レコーディングの時にコントロール・ルームにこもっていないで、たまにスタジオに入って生音を聴いたりすることが大事なわけです。
若干の修正を一緒にしながら、当初の予定よりも早く、順調に3曲のミックスが仕上がりました。 確認と修正をした後、マスタリングへと進みます。 好い雰囲気のアルバムになりそうです。 おつかれさまでした。

宇宙の血と砂 2006.11.1

僕がマスタリングをしているエアー・メイル・レコーディングスさん今月の新譜第1弾は好評の British Legend Collection Vol.34、「音楽の異種交配が切り開いた英国ロックの新たな可能性」と題した6枚、Whichwhat、Monument、Jack Lancaster & Rick Van Der Linden、そして Carmen が2タイトルです。 この中で特に面白いのが写真のカルメン、バンド名からもなんとなく想像つく通り、なんとロックとフラメンコを融合したサウンドなのです。 曲名も「Bulerias」などダンスっぽいものが多く、組曲になっていたりします。 バンドの個性であるハード・ロック・サウンドと、フラメンコの静と動が、プロデューサーのトニー・ヴィスコンティにより本当に絶妙にブレンドされています。 アルバムの邦題はそれぞれ「宇宙の血と砂」「舞姫」、エアー・メイルさんの通販とディスク・ユニオンで買うと国内アナログ発売時帯がプレゼントされますが、この帯ですらかなり熱いです(笑)。 マスタリングでは、ダイナミクスを活かしつつ、押し出しの強い感じに仕上げていて、大音量で聴くと気持ち良いです。 こんなサウンドは初めて聴きましたが、かなりかっこいいですよ。 ぜひ聴いてください。

年末進行 2006.11.1

あっという間にもう11月、仕事の打ち合わせでは早くも年末進行という言葉が使われています。 やや更新が遅れてしまいましたが、10月末の日記も少し書き足していますので下のリンクからご覧になってください。
今進行中のレコーディングは3つあります。まず、金剛山歌劇団の高音チョッテ奏者、李 淑任(リ・スギム)さんのミニ・アルバム、それから歌劇団 OB の河 明樹(ハ・ミョンス)さんと尹 慧瓊(ユン・ヘギョン)さんのソヘグム・デュオ・アルバム、それぞれレコーディングは終わり、ミックスへと進んでいます。 それから、ムジカ音楽・教育・文化研究所さんの設立30周年記念コンサート「涸れることない泉のように」のCD制作も編集まで終わり、ミックスへと進んでいます。
マスタリングはいつものように、エアー・メイル・レコーディングスさん、ストレンジ・デイズ・レコードさんを中心に、単発のマスタリングもいくつか予定が入っています。 今は、エアー・メイルの新しく始まったシリーズ Discover America Collection Vol.1 の6枚、それからストレンジ・デイズの Mike Cooper、Snape、CMU など10枚を同時進行で仕上げているところです。
写真は愛犬大豆の近況、新しく買ってもらったオレンジのラグが気に入ったようで、その上から離れません。

2006年の日記

10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月

2005年の日記

12  11月  10月  9月  8月  7月
6月  5月  4月                

kuzumaki.net トップページへ戻る