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日々のことを書きたいと思います。週に2,3回更新したいと思い
ます。

感謝 2006.7.31

月初めの予定ではまあまあ普通なスケジュールだったのですが、中旬辺りから新しいお客さんのマスタリングなどがいくつか入り、下旬はたいへん充実した、というよりかなりタイトな毎日でした。 しかし、どの作品も、妥協することなく、満足のいく出来に仕上げることができたと思います。 これもひとえにスケジューリングなどで協力していただいたお客さま、そして応援してくれる家族のおかげでしょうか、本当にありがとうございました。
夜、石井カズさんにマスタリングの済んだCDを渡して、「花嫁付き添い人の秘密」劇中音楽の仕事も完了、あさってから本番です。
楽しい一ヶ月でした。 8月は少し落ち着きますが、マスタリングを中心にそれなりの仕事量です。 引き続き頑張ります。

カルト・レーベル第2弾 2006.7.31

エアー・メイル・レコーディングスさん今月の新譜第4弾は先月第1弾が出た、ブリティッシュ・カルト・レーベル・コレクション Vol.2 、今回は Youngblood Records の作品4枚と、Birth Records の作品3枚の計7タイトルです。 といってわかる人がどのくらいいるのでしょうか(笑)。 前回同様、渋いと一言で片づけることのできない、ラインナップです。 写真は Chris Harwood「Nice to Meet Miss Christine」、幻のアルバム、とも言われた超レア盤で、キング・クリムゾンのイアン・マクドナルド、イエスの初代ギタリスト ピーター・バンクス等の豪華メンバーが参加しています。サウンドは正統派ブリティッシュ・ロック、クリスさんのヴォーカルがかっこいいです。この他 Gary Benson、Kevin Lamb などシンガー・ソングライターのアルバムが素敵です。

完成 2006.7.30

プレイ ウィズ ミュージック「花嫁付き添い人の秘密」、ミックスの最終仕上げとマスタリングをしました。基本的な編集と音作りはもう済んでいるので、その最終手直しとノイズ等余分なものの除去、そしてマスタリングです。 僕がレコーディングからやっているものの場合、マスタリングはそんなに時間かかりません。 なんとかどの曲も、完全に満足のいく、納得の作品に仕上がりました。明日渡してきます。

Music Life 2006.7.29

曾我泰久さんのミニ・アルバム「Music Life」のマスタリングをしました。 僕は、自分がレコーディングから担当しているものは、ミックスでこれくらいに仕上げて、あとはマスタリングで最終的なサウンドを作る、という見込み作業のような流れでやっています。もう何枚も一緒にアルバムを作っている曾我さんは、もうその辺を熟知していてくれるので、毎回マスタリングを楽しみにしてくれます。 今回はおとといの欄に書いたように、いつもと違う感じのミックスが1曲あるのですが、この暖かい、悪く言うとこもり気味のサウンドを、マスタリングによって、さらに高音の抜けを足し、最終的には僕のイメージ通りに仕上がりました。 アコギ弾き語り編成の残り2曲は、いつものマスタリングのやり方でバッチリ、全3曲と少なめなこともあって、あっという間にマスタリングは終了しました。
もちろん内容も素晴らしいです。純粋なオリジナルは1曲で、残り2曲はフィンガー5のカバー(これ自体カバーですが)、いつもの曾我サウンド・優しい曾我ヴォイスはもちろん健在です。

ミックス&編集 2006.7.28

プレイ ウィズ ミュージック「花嫁付き添い人の秘密」、劇中音楽のミックスを進めています。なにしろ8月2日が本番初日なので、今月中に納品しないといけません。 音楽を担当している石井一孝さんと一緒に作業をしました。 劇中音楽ということで、一つの曲を細かくいくつかに分けたり、バリエーションがあったりと、普段のレコーディングとはちょっと違う編集作業もあります。 しかし、なんといっても石井さんの書く曲が良いのと、ミュージシャンの演奏が素晴らしいので、きつい作業も楽しくできます。 今日から本格的なミックスなのですが、その前のプリ・ミックス作業によって、サウンドは格段に向上し、元々良い感じで録れていたので、これは仕上がりが楽しみです。

Rads Clot 2006.7.27

ロックン・ロール・バンド Rads Clot のマスタリング、メンバー8人のうちリーダー粕谷さん始め6人が来てくれました。紹介してくれた代々木 Maldic Studio の又森君ありがとうございます。
サウンドはブライアン・セッツァー好きです!、というようなロカビリーっぽいロックです。このようなサウンドのバンドは何度かレコーディングしたことありますが、ウッド・ベースの扱いなど、けっこう難しいものです。人数が多い割には音が低域と高域に集まって、どうしてもドンシャリになってしまい、またダンゴ状態になってしまいやすいのです。そのため、マスタリングもけっこうたいへんでしたが、メンバーさんきちんと僕の説明を理解してくれたので、スムーズに進みました。3曲入りのCDとして発売するようです。 写真でもおわかりのように、なかなかにぎやかな人たちでした。 好い感じに仕上がったと思います。おつかれさまでした。

夕方からは、曾我泰久さんとミニ・アルバム「Music Life」のミックス。 アコギと歌のみの2曲はすんなり OK 出ましたが、打ち込み曲はなかなか難しく、時間もかかりました。 やや行き詰まったかな、と感じたその時、ふとひらめいて、普段 Pro Tools の A/D コンバータに使っている SYNC I/O の上に乗せているレクストさんの RS-Square を、つい最近発表されたばかりの姉妹商品 Dress Square に変えてみたところ、なんとサウンドが激変、曾我さんもビックリしていました。この Dress Square は今までのレクストさんの製品と違って、Hi-Fi ではなく、暖かい方向へ変えていくのですが、ソースによっては、「これだ!」というくらいピタリとはまります。この暖かいサウンドを選択した上で、ギターやヴォーカルなどいくつかのトラックの高音を多少抜ける方向へコントロールすれば、「暖かくて高音の抜けも良い」、今までにない気持ち良いサウンドになるのです。ゴールが見えてからは作業もスムーズに進み、満足のいくミックスができました。あさってマスタリングです。

英国ブルース 2006.7.26

なんと今日はまだあります。
僕がマスタリングをしているストレンジ・デイズ・レコードさん今月の新譜の発売日です。今回も、ずっと続いているシリーズもの、British Rock Masterpiece Part 12、全9枚です。 「イギリスのボブ・ディラン」などと評された Donovan の1st. と 2nd. 、ロジャー・ディーンによるアートワークも光る Gravy Train の2枚、ソフト・マシーン人脈の Icarus など興味深いラインナップが並んでいる中、僕が紹介するのは写真の Alexis Korner & Peter Thorup - Snape (どこまでがバンド名なんでしょうか) の「Accidentally Born in New Orleans」です。エリック・クラプトンやローリング・ストーンズへ多大な影響を与えた、英国ブルース・シーンの大ボス、アレクシス・コーナー。彼の元へ当時キング・クリムゾンのメンバーであったボズ・バレル 、メル・コリンズ、イアン・ウォーレスらが集結! 奇跡のスーパー・バンドによる唯一作、と、宣伝文句そのままですが、まさにそれですべてが伝わるのです。とてもクリムゾンのメンバーが演奏しているとは思えない正統派ブリティッシュ・ブルース・サウンドが最高に気持ち良いです。マスタリングは音圧を上げすぎることなく、ダイナミクスを生かした仕上がりになっていて、かなりうまくいったと思います。ぜひ聴いてください。

再結成 2006.7.26

今日は書くことがたくさんあります。
四谷のライヴ・ハウス フォーバレーが長い歴史に幕を閉じるようです。そこで、フォーバレーで育ったと言っても過言ではない、僕の友達がやっていたバンド Water が一日限りの再結成ライヴを行いました。今月末はかなりタイトなスケジュールなのですが、この眼で確かめたいという思いで行ってきました。
Water のメンバーは5人、全員お友達なのですが、特にキーボードの鎌田雅人君、ベースの中川量君は専門学校時代の同級生、ドラムの吉田太郎君は一番最初に音楽の世界で仕事をした時の仲間、つまりは一番付き合いの長い、僕の原点とも言える大切な友人達です。ライヴには同じく専門学校時代の同級生で今は野球仲間でもあるK君と一緒に観に行き、会場ではやはり古い付き合いのギタリストK君にも会いました。会場のスクリーンには昔の映像が流れていましたが、Water という名前になる前の時に一緒にレコーディングをしたり、軽井沢に合宿に行ったり、そういった彼らとの思い出が急によみがえり、なんとも胸が熱くなってしまいました。
久しぶりに行ったフォーバレーの店内は、自分の記憶よりも小さかったです。お客さんの中には知ってる人もチラホラ、みなさん一緒に歳をとったのですね。ライヴは当然素晴らしく、彼らは相変わらずかっこよかったです。僕は学生時代は作曲を勉強していて、バンドでキーボードをやっていたのですが、同級生の鎌田君を見て、「身近のやつに勝てないのにプロになれるわけがない」と早々とアーチスト志望をあきらめた、そんな過去があります。鎌田君はライバルであり、憧れでもあるのです。初めて聴く曲を、曲が始まると同時に楽譜を書き始め、曲の終わりと同時に譜面も書き終わる、そんな芸当を目の当たりにしてたまげたものです。そういえばその時の恩師、塩川眞一先生とはつい先月まで一緒に(初めて一緒に)仕事をしていましたが、長く生きているといろんなことがあるものです。
帰りは新宿のタワー・レコードに寄りました。そう、今日は David Roberts「All Dressed Up」、あの AOR の名盤が Vivid さんから奇跡の再発、その発売日なのです。縁あってマスタリングをやらせていただきました。ToTo 、Airplay のメンバーやグレッグ・マティスンといったスタジオ・ミュージシャン達の好サポートによって作られた奇跡の名盤とも言われていますが、内容は本当に素晴らしく、全10曲捨て曲まったくなしです。ドラムは大好きな故 Jeff Porcaro が全曲担当、最高のプレイが聴けます。スティーブ・ルカサーやジェイ・グレイドンのギターもツボを押さえていて、グレッグ・マティスンの好プロデュースが光ります。そんな名演を、マスタリングでは音圧を上げすぎることなく、82年の空気感が感じられるように、レーベルの監修・金澤寿和さんと一緒に行いました。もちろん他のどの作品においてもそうですが、僕の技術と情熱をすべて注ぎ込んだ、大自信作です。
この作品は今までオークション等で3万円前後の値が付くいわゆるレア盤だったので、再発の注目度も高く、かなり予約も入ったようです。タワー・レコードでも、かなり目立つところに置いてあり、一緒に行った友人K君にも無理矢理買わせました(笑)。 そして店内には、あちこちに僕がマスタリングしたリイシュー盤、主にエアー・メイル・レコーディングスさんとストレンジ・デイズ・レコードさんのアイテムですが、それらがあちこちに陳列されており、なかなか感慨深かったです。

蟻と宇宙 2006.7.26

シンガー Migiwa さんの2nd. アルバム「蟻と宇宙」のマスタリング、Migiwa さんとレーベルの方が来てくれました。下のカズさんや曾我さんの写真よりも若干ピンぼけ気味なところに撮り手の緊張がうかがえます(笑)。 ゴスペルですが、クワイアものではなく、コンテンポラリーなバンド・サウンドです。今回のアルバムはゴダイゴのタケカワユキヒデさんがミュージック・アドバイザーとして参加されているようで全7曲、「Beautiful Name」のカバーもあります。蟻のように小さな自分が、とてつもなく大きな愛によって生かされているのだ、という深いコンセプト、詞の世界はパーソナルなメッセージなので、かなりダイレクトに伝わってきました。
前もって音源はいただいていたので、サウンドの傾向も把握できており、マスタリングはスムーズに進みました。3曲目からラストまでの流れが個人的には気に入っています。そして4曲目のバラード「君が大好きさ」、これは本当に素晴らしい、感動しました。
8月20日発売、それに先がけて18日に渋谷 KABUTO で発売記念ライヴもあるようです。

歌録り&編集 2006.7.23

昨日スタジオで録ったオケの編集、そしてテーマ曲の歌・コーラス録りをしました。石井さん(カズさん)とも、最近何度もレコーディングをしているので、作業はしやすく、録るのは1曲だけなのであっという間に終わりました。リード・ヴォーカルはいつも使っている真空管マイク RODE K2 を使い、続いてサビのコーラスを録っていったのですが、K2 のままだと石井さんの声は濃いので(笑)、最近新しく買った MEARI のマイクを試してみたところ、これがバッチリ、昨日のオケ録りでもハイハットとアコースティック・ギターに使いましたが、なかなか良いマイクです。オケに良くなじんで素直な音で録れるようです。
その後一緒に昨日録ったものの編集作業、曲・バリエーションが多いので、たいへんです。最近はなるべくハイ・サンプリング(僕の場合は 88.2 kHz)で録るようにしていますが、やはりその方がきれいに、自然なダイナミクスで録れています。特に音量の小さいおとなしい部分の時にそう実感します。アンビエンスも含めかなり良い感じに録れているので、ミックスが楽しみです。

劇伴 2006.7.22

最近よくレコーディングでお付き合いしているシンガーの石井一孝さん、今年は曾我泰久さんとのコラボ・アルバムでも一緒になっていますが、今回は「花嫁付き添い人の秘密」というお芝居の中で使う音楽を担当することになり、そのレコーディングが始まりました。といっても、8月2日が初日なので、あっという間に終わりますが。
お芝居の内容はサイトの方を参照してください。ミュージカル仕立てですが、プレイ ウィズ ミュージック、という呼び方をしているようですね。すべての音楽を石井さんが書き下ろし、テーマ・ソングでは歌も歌います。芝居の中で演奏するわけではなく、すべて録音・ミックス・マスタリングしたものを音源として流します。
曲は大きく分けると12曲あり、さらにその中でバリエーションなど細かく別れていたりするので、全部で22曲です。今日はオケ録り(Drums.Bass.Gt.Key.)を、世田谷・芦花公園の Studio 882 さんで行いました。参加ミュージシャンはベテランの方ばかりで録りはスムーズに進行しましたが、曲数が多いのと、バリエーションがあったり、細切れで録る必要があったりで予想以上に時間がかかり、最後のオーヴァーダブは深夜までかかりました。レクストさんの新しいアクセサリー Dress Square なども試したかったのですが、バタバタしていたため、あまり比較などはできませんでした。
この後はさっそく編集をし、ミックス・マスタリングを約1週間で仕上げ、本番へ突入です。今日は素晴らしい演奏が録れました。僕もそれをさらに良く仕上げていけるよう、頑張ります。

歌録り 2006.7.20

曾我泰久さんのレコーディング、今日は14日に続いて2回目の歌録りです。全3曲のうち、打ち込みオケの曲の歌は前回録ったので、今回は萩原健太さんがアコースティック・ギターを弾いた弾き語り曲2曲の歌録りでした。歌録りにはいろいろな方法がありますが、曾我さんの場合は、何度かリハをした後、A メロ、B メロ、サビ、くらいのブロックに分け、そのブロックごとに録っていきます。録った後は、僕と一緒にディレクションしながら、気になる細かいところがあれば直していく、そんな感じで進んでいきます。歌録りにものすごく時間をかける人もいますが、曾我さんは比較的すぐ終わる方で、今日も2曲の歌、うち1曲のバックグラウンド・ヴォーカルをスムーズに録り終えました。今回フィンガー5のカバー曲が2曲あり(といってもそれ自体もカバーですが)、原曲も雰囲気を復習するためにたまに聴いたりするのですが、良い曲はいつの時代の曲でも本当に素敵ですね。もちろん曾我さんが歌えば曾我ワールドになるわけで、それもまた素敵です。曾我さんは歌詞をとても大事に、きちんと伝わるように歌います。レコーディング中、チェックのためヘッドフォンでモニターしていて、その歌詞の、そしてもちろん曾我さんの歌の素晴らしさに感動してしまいました。これでレコーディング終了、ミックスに進みます。

Moody Blues 2006.7.15

エアー・メイル・レコーディングスさん今月の新譜第3が発売になりました。「1965年〜1977年、深く刻まれた英国ロックの轍」と題しての4枚、Moody Blues、Skip Bifferty、Caravan、Brirish Lions です。写真は Moody Blues の1st.「The Magnificent Moodies」、後にオーケストラをバックにしたクラシカルなサウンドで一世を風靡する前のサイケデリックなサウンドです。後にポール・マッカートニーの右腕としてウィングスで活躍する出ニー・レインがこの時点では在籍しています。
その他の3枚も、まさにこの時代のブリティッシュ・ロック、様々な音楽性をなんとか取り込もうとするクリエイティブな姿勢は素晴らしいと思います。それぞれのジャケットのアート・ワークもまた個性的です。

山河鈴歌 2006.7.13

2月から続けていた金剛山歌劇団関連のCD、今年はまず2枚のアルバムを作っているのですが、まずはそのうちの一枚、宋 明花(ソン・ミョンファ)さんの「山河鈴歌」が完成しました。全12曲、すべて朝鮮民謡です。レコーディングは劇団の練習場でオケを録り、歌は Studio CM Punch で録りました。本格的なレコーディング・スタジオは使っていませんが、響きを生かした、素敵な音に仕上がったと思います。
今日は劇団の東京公演が王子・北とぴあであったので、観に行ってきました。楽屋口から入り、劇団のみなさんと挨拶を交わしてから客席へ、みなさん暖かく歓迎してくれました。今年の演目は去年とは完全に違うものとなり、まだその新しいツアーが始まったばかりではあるのですが、面白い内容でした。大勢で、一つの音楽を、舞踊を作り上げていく、というのは本当に素敵なことだと思いますし、うらやましくもあります。みなさんおつかれさまでした。

レコーディング・スタート 2006.7.12

今日から新しいレコーディングのプロジェクトがスタートです。3月・4月に石井一孝さんとのコラボ・アルバム「Melodies for You」を作ったシンガー曾我泰久さんが、今度はソロ・アルバムのレコーディングを開始しました。といっても、3曲収録のミニ・アルバムで、今日はそのうち2曲のアコースティック・ギターを録りました。ギターは曾我さんではなく、ゲストの音楽評論家・萩原健太さんです。健太さんといえば、僕にはテレビ番組「イカすバンド天国(イカ天)」の審査員、という印象がひじょうに強く、また音楽を愛してやまない音楽評論家としての姿も印象的ですが、実はギターの名手でもあり、曾我さんとは「健'z with Friends」というユニットを一緒に組んでいるのです。
曾我さんとはここ何年も、何作も一緒にレコーディングをしてきているので、どんなサウンドを望んでいるか、もう言われなくてもわかります。また、健太さんも含め、野球好きということで、プロ野球の話なども弾み、楽しいレコーディングでした。しばらく続きます。

機材リニューアル 2006.7.6

ここしばらくの間、プラグイン以外の新しい機材は購入していなかったのですが、この夏いくつかの機材をリニューアルします。今日はその打ち合わせのために、レクストさんのところへ行ってきました。レクストさんといえば、貼るだけで音が良くなる(簡単に言ってしまうと)レゾナンス・チップが有名ですが、最近はスピーカー、スピーカー・スタンド、そしてライン・ケーブルなども作っています。今回はスピーカーとスピーカー・スタンドを購入することにしました。スピーカーは、シングル・ウーファーのものとダブル・ウーファーのモデルがあり、値段的なものもあってシングルの方を購入するつもりでいたのですが、試聴比較をしてみたら、やはりダブルのものに心惹かれ、10秒だけ迷いましたが、どうせなら、と思いダブルの方を注文しました。過去にミックス・マスタリングした音源で試聴したのですが、ダブル・ウーファーのモデルの方が自分がイメージして作った音像を正しく再生していたように聴こえたのです。受注してから細部を詰めていくため、うちに届くのは月末か8月頭になりそうですが、今から楽しみです。
帰りには、新宿のディスク・ユニオンに寄りました。最近の紙ジャケブームもあって、ここの店内は宝箱のようです。まとめ買いの特典 BOX 欲しさに、Cheap Trick と Uriah Heep、そして昔好きだった日本のプログレ・バンド、ページェントの紙ジャケを買いました。さらに、輸入盤を買うとついてくるラベル・コースターをもらうために輸入盤も何枚か購入、アナログLPのラベルをイメージしたこのコースター(今回はアイランド・レーベル)はなかなか素敵です。

ブリティッシュ・フォーク 2006.7.5

エアー・メイル・レコーディングスさん今月の新譜第2弾が同じ日に発売、「朽ち果てた夢の宴と、英国フォークの白昼夢」と題して、Dando Shaft の 1st. から 3rd. までの3枚のアルバムです。写真は 2nd.「Dando Shaft」ですが、キーフが描く、朽ち果てた回転木馬というアートワークがなんとも素晴らしいですね。
サウンドはいわゆるブリティッシュ・フォークです。イギリスのトラッド、フォーク系のサウンドは今まであまりなじみがなかったのですが、最近マスタリングするものにこの手のものが多く(先月発売のストレンジ・デイズ・レコードさんの Prelude などもそうです)、けっこう好きになりました。Dando Shaft の3枚も、どれも曲が良く、音も好い感じに仕上がっていると思います。

ブリティッシュ・ハーモニー・ポップ 2006.7.5

僕がマスタリングをしているエアー・メイル・レコーディングスさん今月の新譜第1弾は Phil Cordell「Born Again」です。「クリス・レインボーと同じ遺伝子を持つ正統派ブリティッシュ・ハーモニー・ポップの継承者」というキャッチ・コピーがついていますが、まさにその通りのサウンド、全曲捨て曲なし、この手のポップスが好きな人なら一度聴いたら虜になること間違いなしです。サウンドはちょっとこもっているのですが、それがまた良い味を出していて、何度続けて聴いても飽きません。

近況報告 2006.7.3

今年後半最初の月になりました。
なんとサッカー日本代表の中田英寿選手が現役引退を表明したようですね、ビックリです。ブラジル戦の試合終了後、ピッチに横たわり号泣する姿はすごく印象的でした。長い間、本当におつかれさまでした。
さて、月初め恒例の近況報告です。2月からずっと続いていたいくつかのレコーディングもほとんど終了し、残るは金剛山歌劇団関連のアルバム1枚になりました。そのチャンセナプ奏者・崔 栄徳(チェ・ヨンドク)さんのアルバムは、1曲のレコーディングが追加になった関係で、もうしばらく続きます。そして、中旬からは、いくつか新しいレコーディングも始まります。
マスタリングはいつものように、エアー・メイル・レコーディングスさん、ストレンジ・デイズ・レコードさんを中心に、単発のマスタリングもいくつか予定が入っています。今はストレンジ・デイズさん8月末の新譜5タイトルを仕上げているところ、Jonathan Richman 初期ビザークリー時代の5枚です。あまりパンク系のアーチストは聴く方ではないのですが、この Jonathan Richman、かなりかっこいいです。ハマりそうです。ユルさ加減がたまらなくかっこいいのです。聴かず嫌いはいけませんね。

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