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日々のことを書きたいと思います。週に2,3回更新したいと思い
ます。

感謝 2006.9.30

あっという間にもう9月も終わり、今月もたくさんのお仕事をいただきました。 本当にありがとうございます。 前半はほとんど毎日レコーディング、後半はひたすらマスタリングをしていました。 最近は今まで自分があまりやったことのない音楽性のCDのマスタリングをする機会も多く、仕事から学ぶことも多いです。
来月は前半ちょっと落ち着きますが、マスタリングは引き続きたくさんあります。 頑張ります!

息抜き 2006.9.28

今月はずっとレコーディングが続き、マスタリングもそれなりの枚数をこなしているので、たまには骨休み、ということで、妻と山梨県大月市近くの嵯峨塩温泉に行ってきました。 結婚直後に初めて行ってから、休みになるとちょくちょくお世話になっています。 温泉自体すごく広い、とか露天風呂からの景色が絶景、というわけではないのですが、落ち着いた宿の造りと、手入れの行き届いたお部屋、量が多く美味しい料理は素晴らしく、そして何より混んでいない、というのが気に入っています。 秋に行ったのは初めてのような気がしますが、手作り野菜や山菜を中心にした料理は相変わらず最高、今回のメインはきのこ鍋でした。 お風呂にも何度も入り、いい休養になりました。

cutie pies 2006.9.27

新しく三軒茶屋のレーベル Nomadic Records さんともお仕事をするようになりました。 まずは cutie pies のアルバム「Blue」のマスタリングです。 バンド自体は関西が拠点ですが、Vo.&Gt. の板持君と Gt. のへきこさん、そしてレーベルの平山さんが来てくれました。
サウンドはオルタナティヴ、UK ロックやポストパンクの影響が濃い感じで、ハードエッジなギターと繊細なヴォーカルが特徴的です。 レーベルさんの依頼では「とにかくデカく!」ということが多く、今回も歪んでもいいから音圧を、ということでした。 普段の僕のマスタリングのサウンドとはちょっと違うのですが、マスタリングのお仕事はクライアントさんの希望通りに仕上げなければ意味ありません。 仕事だから、と割り切ってそのように仕上げるわけではなく、そういった希望にも意味があるわけなので、それを最大限理解し、希望に応え、なおかつその中に少しでも自分らしさが出せれば、と思い作業にとりかかりました。 まずは彼らが参考に持ってきたCDをいくつか聴き、バンドの音と交互に比べ、次第に音を作っていきます。 ついこないだの Humpty の時と同じように、あくまでも音圧重視、という曲と、繊細なダイナミクスをできれば損なわずに音圧を上げる、という曲とに分かれましたが、ミックス時のダイナミクスが良かったためか、曲ごとの微調整はほんの少しですみました。 全曲仕上げて並べてみると、曲ごとの違和感もなく、なかなか好い感じです。 音圧も、自分が思っていた以上に上げることができ、しかも歪み感や詰まった感などもありません。 ミックスの良さを生かし、足りないところをうまく補えたと思います。
アルバムは11月ごろ発売予定です。

一段落 2006.9.25

7日にレコーディングをしたキヨシ小林さんの新曲4曲をミックスし、アルバム「It's Only a Papermoon」再発のため、新曲を加えた新しい曲順で再度マスタリングをし、キヨシさんとレーベル・オーマガトキの方に確認してもらい、無事アルバム完成しました。 ジャンゴ・ラインハルトのスウィング曲やスタンダード曲、そしてオリジナルの新曲が好い感じに混ざり、ちょっと暗かった以前のサウンドもマスタリングによって解消、ゴキゲンなアルバムになりました。
また、A.F.W. の今年のレコーディングも19日に最後のバンドの録りが終わり、各バンドほんの少しずつミックスを直し、マスタリングをして、今年の音楽委員長奥田君に聴いてもらい、無事完了です。 今日は奥田君と労をねぎらうために武蔵小金井で焼き肉を食べてきました。
今年は2月からずっと何らかのレコーディングが続いていましたが、ここでやっと一段落、しばらくは単発のレコーディングとマスタリングのみになります。 この間に Mac と Pro Tools 環境の買い換え、そして Studio CM Punch の模様替えなどをしたいと思っています。
最近は朝晩は寒いくらいですね、今年は短い夏でした。 そして今は芸術の秋、食欲の秋、紙ジャケの秋、です。

ロニー・レイン 2006.9.22

エアー・メイル・レコーディングスさん今月の新譜第3弾は、好評のブリティッシュ・レジェンド・コレクション第32弾、「UK シンガーソングライターの魅力を辿る旅」と題して Roy Harper、Brian Short、Ronnie Lane (写真)、Mick Greenwood の計6枚です。 どれも本当に素晴らしい、秋のこの時期に聴くにはピッタリなのですが、やはりこの中ではロニー・レインに注目してしまいます。 元スモール・フェイセズのメンバーで、 カントリー、ブルース、トラッド、R&Bなど、ルーツ音楽への愛情を独自のポップ感覚にミックスした素晴らしい一枚です。 この「See Me」制作にとりかかった77年、ロニーは多発性脳脊髄硬化症を発症してしまいます。 様々な治療法を試した後、やや回復したころエリック・クラプトンやイアン・スチュワート、そして以前のバンド Slim Chance のメンバーらと共にこのアルバムを完成させるのです。 その後再び長い闘病生活に入ったロニーを助けようと、彼を取り巻く友人達は度々ベネフィット・コンサートを開くようになります。 エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジの3大ギタリストが共演し、伝説とも奇跡とも言われる83年のアームズ・コンサートもその一つとして有名です。 しかしロニーの症状は回復せず、ついには車いすでの生活を余儀なくされてしまいます。 それでも音楽活動を続け、90年にはなんと車いすに乗ったままでの来日公演も実現させます。 97年、移住したアメリカ・コロラド州で、ロニーは51歳の生涯を閉じます。 それからおよそ10年たって、ロニーのラスト・アルバム「See Me」は 今回が日本初CD化です。 僕がマスタリングしたこの音は、そろそろ天国のロニーのところへ届いたでしょうか。

Juliet Lawson & Blue Mink 2006.9.21

ストレンジ・デイズ・レコードさん今月の新譜が出ました。 先月に続いて、僕がマスタリングをしているのはこの中のおよそ半分の6タイトルです。 まずは Juliet Lawson「Boo」、これは1年前にやはりストレンジ・デイズ・レコードさんから出た(僕の最初のマスタリング) Vashti Bunyan と並ぶ、英国 SSW 界の至宝、フィメール・フォークの大傑作で、幻の名盤と呼ばれていたそうです。 ジョニ・ミッチェルを想わせる作風ですが、曲によっては格調高いクラシカルなストリングス・アレンジもあり、どの曲も本当に素晴らしいです。 発売されずに終わった 2nd. アルバム用の曲などがボーナス・トラックとして入っていますが、こちらも素敵です。
続いて Blue Mink のアルバムが5枚(3rd. のライヴ盤は除く)、このグループ、僕は名前も知らなかったのですが、70年代の英国音楽シーンを支えたソング・ライターやセッション・ミュージシャン達が集まったグループでその中心はロジャー・クックです。 グルーヴィーな演奏とポップな歌が絶妙に絡む AOR の先駆けともいえるサウンドです。 僕のマスタリングはその時代の空気感を再現するのを最優先にしていますので、5枚のアルバムを順番に聴くと、進化の様子がわかって面白いです。 写真は 5th.「Only When I Laugh」、ジャケット・デザインは毎回雰囲気が違っていて、2nd. はキーフ、4th. と 6th. はヒプノシスがデザインしています。

Humpty 2006.9.20

ライヴ・イベント「Nakiez Super LIVE」のDVD収録などで何度かご一緒しているワッカ・ミュージックさん、今日はそのレーベルから11月に発売される Humpty のミニ・アルバムのマスタリングをしました。 メンバーのうち3人と、ワッカ・ミュージックさんからプロデューサーの倉本さん・伊藤さんがいらっしゃいました。 ライヴでは寸劇っぽい要素も多く、思わず引き込まれるほど面白いのですが、CDはもちろん真面目に演奏のみです(笑)。
今回のマスタリング、多くは書けませんがミックスにやや難があり、ハードディスクを持ち込んで、なんとバウンスするところから始めました。 いくら Pro Tools が現在世界標準とはいえ、場所を変えた場合、完全に同じプラグインがあるとは限らないので、データで持ち込まれてもそれを完璧に開くことは難しいのですが、なんとか無事に開けたので、ほんの少しのミックスの修正と7曲のバウンスをしてからマスタリングを開始しました。 レーベルさんの依頼で多い「とにかくデカイ音で」というリクエスト、本当に難しいのですが、ハイ・サンプリングで処理することによって、音圧は上げやすくなったような気がします。おもいっきり上げても、詰まった感がそんなにないのです。 今回は音圧重視のマスタリングと、ダイナミクスを尊重したマスタリングの2種類を曲によって使い分け、「この曲は音圧君で」などと言ってました(笑)。 このやり方の場合、各曲の音量調節が難しいのですが、終わってから並べてみると意外と違和感ないものです。
難航を予想していましたが、思っていたよりも順調に進み、無事に7曲のマスタリングが完了しました。 が、後日談ですが、ミニ・アルバムのリリースではなく、まずはシングルを、ということになり、その後曲を追加しフル・アルバムになるようです。 おっと、写真撮り忘れました。

Japan Gospel Choir Fellowship 5 2006.9.18

3年前から趣味でゴスペル・コーラスをやってます。 毎年この時期には Japan Gospel Choir Fellowship というクワイアを集めたイベントが開かれるのですが、例年いつもこの時期は忙しいので参加できず、今年やっと初めて参加してみました。 僕が参加している Sounds of Joy Gospel Choir (SOJ) などほとんどのクワイアはだいたい30〜40名くらいのメンバーだと思うのですが、このイベントではそのクワイアを大合体させて6つのマス・クワイアを結成し(なんと1つのマス・クワイアは250〜300名くらいになる)、それぞれ2曲ずつ賛美するのです。 事前の練習にはほとんど参加できなかったのですが、他のクワイアを観たりするのも面白いかな、と思い、川口リリア・ホールまで行ってきました。
写真、わかりづらくてすみません。 これはリハーサル風景です。左側にバンドが陣取り、センターにディレクタ(とんでしまってほとんど見えませんが)、そしてひな壇を組んでクワイアのメンバーが乗ってます。 本番では決められた衣装に揃えるので、見た目なかなか圧巻です。 SOJ 参加初期のころ、メンバーだったギルバート・エスピネリさんやピアニスト原美由紀さんにも再会、Tokyo Mass Choir のディレクタを務めたギルバートの統率ぶりは見事で、その1曲「Worship the Lord」が、すべての賛美曲の中でダントツに素晴らしかったです。 そしていくつかのマス・クワイアのピアニストとして参加していた美由紀さんの演奏も素晴らしかったです。 A.F.W. のレコーディングでもそうでしたが、同じ楽器・機材を使っていても、演奏する人によってこんなにも音は違うんだな、とあらためて勉強になりました。 不思議なことに電子ピアノですら、ピアニストによって音色がまったく違うように聴こえます。 これは実際に違うのか、見た目の印象などで違うように聴こえるだけなのか、興味深いところです。
ゴスペルの PA やレコーディングはとても難しいのだと思います。 バンドとクワイアは同時に演奏しなければ意味はないのですが、クワイアのマイクにはどうしてもドラムなどバンドの音がかぶってしまうので、PA にしてもレコーディングにしても、マイキングがたいへんです。 今回、マス・クワイアの場合はどうするのかな、と思ったら、写真では見えませんが、たくさんのコンデンサー・マイク(おそらく AKG C451)を上から吊ってました。クワイアの上に縦方向に3本、横方向に6〜7本、合計で20本くらいでしょうか、PA の方おつかれさまでした。
コンサートは全部で4時間以上、クリスチャンではない僕にはちょっと長かったのですが、ステージでマス・クワイアの一員として歌うこともでき、なかなか興味深い体験でした。

キングラスホッパーズ 2006.9.15

8月にマスタリングをしたキングラスホッパーズの1st. フル・アルバム「Funky Fruits」がめでたく発売になりました。
メンバーはトラック・メイカーとMCが3人ずつの計6人、マスタリングの時はトラック・メイカー3人がなんと名古屋から来てくれました。 僕にとってはほとんど経験のないヒップ・ホップ系のサウンドなので、事前にかなりやりとりをしたり、いろいろとたいへんだったのですが、そのかいあって全17曲、かなりの力作になってます。曲もアレンジもラップも歌も、ほぼ完璧な出来なのではないでしょうか。 マスタリングはハイ・サンプリングで行い、僕のマスタリングにしては相当音圧高めですが、抜けの良い、気持ち良いサウンドになっていると思います。
CD発売に合わせ、サイトもリニューアルしているようで、まだ全部のページができてないのだと思いますが、すごくかっこいいサイトになってます。 CDのジャケも、サイトも、緑を基調とした色使いが印象的で素敵です。

ウェールズの魔術師 2006.9.13

エアー・メイル・レコーディングスさん今月の新譜第2弾は、「ウェールズが持つ音楽的な魅力とその好例」と題して、Man のアルバム4タイトルです(写真は76年発表の最後のオリジナル・アルバム「The Welsh Connection」)。
初期はサイケデリック・シーン、プログレッシブ・ロックからの影響も感じますが、次第にパブ・ロック色が強くなります。しかし、メンバー・チェンジを繰り返し、そのサウンドもアルバムごとに時代に合わせて変わっていくので、ちょっととらえどころがない感じなのですが、それが Man の個性なのでしょう。 同じ人物が加入・脱退を繰り返すなど、良い意味で柔軟性がある、とでも言いましょうか(笑)。 80年代に再結成し、現在でも活動は続いているようです。

ハイ・サンプリング一考 2006.9.12

ここ何日かずっと(7日以外)、A.F.W. さんのレコーディングが続いています。 今年は12バンドと1ユニット、バンドものは基本的に同じ条件でのレコーディングです。 同じドラムを使い、同じマイク、プリアンプを使うわけです。 ミックス作業においては、完全に同じようなサウンドにならないよう、ちょっとずつ方法を変えたり、いろいろなプラグインを使ったりしています。 結果的にできあがるサウンドは、見事にバンドごとの個性を表しています。 同じ機材を使っていてもこんなにも変わってくるんだな、とあらためて勉強になりました。 さらに、レコーディングの進め方、これくらいの出来のテイクを録っておけば、ミックスでさらに良くなるな、とか、録っている時は気になるこういう部分も、他の楽器が重なると全然問題ないな、とか、何テイクも重ねているうちに、次第にヴォーカリストが不機嫌になるな(笑)、とか、本当にいろいろなことをあらためて確認できます。
最近はすべてのレコーディング・マスタリングをハイ・サンプリングでやっています。 A.F.W. も、去年までは 24bit、44.1kHz でしたが、今年からは 88.2kHz です。今まで、ハイ・サンプリングというのは、同じ箱のサイズの中で、扱うデータ量が倍になる、と勝手に思いこんでいました。だから、ロック系のようにノイズ成分も多かったり、歪んだ音なども含まれているものは、あまりハイ・サンプリングで録っても意味はないのではないか、と思っていました。 しかし、最近すべての仕事をハイ・サンプリングでやっているうちに、同じ箱のサイズの中でデータ量が倍になるのではなく、箱の大きさ自体が大きくなり、さらに扱うデータ量(分解能)も倍になっているのだな、ということがわかりました。 音自体はそんなに変わらないのですが、その奥行きやダイナミクスの表現の幅は全然違います。 プラグインのかかりもなぜか上品にかかり、音作りもしやすいのです。 これは大きな発見でした。
レコーディングは本当に楽しいです。

ガレージ・ロック 2006.9.8

僕がマスタリングをしているエアー・メイル・レコーディングスさん、今月はかなりの数がリリースされますが、まずは第1弾、Baracudas の「 Mean Time +3」「 Endeavour To Persevere +8」の2枚です。 83、84年の作品ということで、いつものアーカイヴ・シリーズではない単独のシリーズでのリリースです。
「筋金入りの "ガレージ・ロック" 道を極めた男達!」というコピーがついていますが、サウンドはまさにそんな感じで、ガレージ・ロック風のパワー・ポップ、さらには甘く切ないハーモニーや、フォーク・ロック的要素も入っています。 ボーナス・トラックも多数収録しています。

再演 2006.9.7

4月に最新アルバム、5月にはつい最近発売になった「ウクレレ・ウルトラマン」のレコーディングをしているキヨシ小林さん、今回は2002年に発売している「It's Only a Papermoon」再発のためのボーナス・トラック4曲のレコーディングをしました。 3曲はウクレレ・ソロ、1曲はギター・ベースを加えたトリオとキヨシさんの歌による名曲「レレの青い空」(昨年みんなのうたで流れたオリジナル曲)の再演です。 キヨシさんというとジャンゴ・ラインハルト系のスウィングっぽいイメージが強いのですが、最近ではオリジナル曲による素朴な作風もすごく魅力的です。
オリジナル曲3曲は、それぞれマイクを替えて録ってみました。 いつも使っているステレオ・マイク RODE NT-4 に加え、最近購入した MEARI A7 と Audio-Technica AT-4040(写真) も使ってみました。 もちろんハイ・サンプリングで録っています。 マイクはどれも素晴らしいサウンドで録れ、曲に若干のキャラクターの違いを加えることができそうです。 「レレの青い空」では息子さんの小林なお君もギターで参加、小林家独特のグルーヴは健在、キヨシさんの歌もすんなり録れました。 これら4曲のミックスをし、アルバム本編はリマスタリングをして、今月中に仕上げる予定です。

ぢゃに研 2006.9.6

2日から毎日 A.F.W. さんの各バンドのレコーディングが続いています。 今年は8月末に先に全バンドのドラムを録り、それ以外の楽器のレコーディングとミックスは各バンド一日ずつ、Studio CM Punch で行っています。 今日で6バンドが終わりました。 写真は今日レコーディングを行った「ぢゃに研」のメンバーです。 A.F.W. の場合、普段は好きなバンドのコピーをすることが多く、CD制作時には、コピーしているバンドの影響が曲調やバンド名に出ているわけですが、ぢゃに研はジャニーズの研究をしている、のでしょうか(笑)。 ぢゃに研自体はおととしに続いて2回目、メンバーはそれ以外のバンドでもよくレコーディングをしているので、すっかり慣れてしまっています。 今年はなんと壮大なロック・バラードを作ってきました。 適度な引き際の良さと潔さで、パート数が多かったもののレコーディングはなんとか順調に進み、アレンジがうまくできていたのでミックスも悩むことなく、なかなかの好作品が誕生しました。 メンバーは全員4回生なので、今年で卒業、良い思い出になってくれれば嬉しいです。

書籍2点 2006.9.3

今月はドレミ楽譜出版さんから僕が付属CDのレコーディング、もしくはマスタリングをしている書籍が2冊発売になります。 まずはキヨシ小林さん編「ウクレレ・ウルトラマン」、ウルトラマン・シリーズの主題歌・挿入曲をウクレレ1本で弾いちゃおう、という趣旨のもので、円谷プロダクションの公認企画です。懐かしの「ウルトラQ」から、最新のシリーズまで名曲揃いです。 これはおそらく幅広い年齢層の方が購入すると思うので、CDの音は暖かみのある、優しい感じに仕上げています。ウクレレのソロで、レコーディングはここ Studio CM Punch で行い、ミックス・マスタリングまで僕が担当しています。譜例集ですが、CDとしても楽しめると思います。
続いて洋楽ギター・カラオケ「不滅のヴィンテージ名演集」、お父さん世代のギタリストが憧れた名曲達をギター1本で演奏練習出来るギター用カラオケCD付楽譜集です。「Hey Joe」「White Room」「Hotel California」「Smoke on the Water」といったまさに名曲が10曲(その中にマイケル・シェンカー・グループの「Armed and Ready」が入っているところにこだわりを感じます)。原曲の雰囲気がかなり再現されているので聴くだけでも楽しいですが、リード・ギター・パートが抜けているので、ぜひお父さん達に楽しんで弾いていただきたいと思います。 ここでは僕はマスタリングを担当、ディレクターの田中 毅さんと一緒に楽しくやらせていただきました。

近況報告 2006.9.1

9月になりました。 日が沈むのが若干早く、夜が明けるのが遅くなり、朝晩は涼しい時もありますね。
近況報告です。 金剛山歌劇団関連のアルバムはようやくCDプレスまで完了しました。そして、10月にもう一枚作る予定になっています。
レコーディングでは、毎年この時期の恒例、青山学院大学のバンド・サークル A.F.W. のCD制作をやっています。今年は12バンド・1ユニットが参加、ただいま各バンド一日ずつかけてレコーディングをしています。
先月八ヶ岳で録ったムジカ音楽・教育・文化研究所さん夏の合唱講座のCD制作は、編集とミックスが終わり、今マスタリング中です。
その他、単発のレコーディングもいくつか予定があり、来月以降の問い合わせなどもいただいています。
マスタリングはいつものように、エアー・メイル・レコーディングスさん、ストレンジ・デイズ・レコードさんを中心に、単発のマスタリングもいくつか予定が入っています。 今は、エアー・メイルの Claire Hamill と Frankie Miller、それからストレンジ・デイズの Sham 69、X-Ray Specs などを仕上げているところです。
機材入れ替え計画は、今 Mac と Pro Tools をどうするかの計画の詰めを行っています。 今月の仕事が少し落ち着いた中旬以降に一気に入れ替えるかもしれません。 先月から導入したレクストさんの新しいスピーカー DW-S1、エージングも完了し、素晴らしいサウンドを聴かせてくれます。 レコーディング・ミックス・マスタリング、すべての作業がやりやすく、楽しくなりました。
写真は愛犬・大豆の近況です。

2006年の日記

8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月

2005年の日記

12  11月  10月  9月  8月  7月
6月  5月  4月                

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