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日々のことを書きたいと思います。週に2,3回更新したいと思い
ます。

無限マイナス 2006.10.30

何枚かアルバムをマスタリングしている Cock Roach、僕も大好きなバンドなのですが、残念ながら昨年秋に解散してしまいました。 その Cocl Roach のヴォーカリスト遠藤 仁平さんの新しいバンド、無限マイナスがファースト・アルバム「死んだはずの僕の旅行」のマスタリングに来ました。 写真はメンバー3人とレーベルのSさん、もう一人メンバーいるのですが、所用で先に帰られました。
メンバーの濱本さんはエンジニアで(機械担当ということになってます)、彼がレコーディングとミックスをしています。 ギター、パーカッション、そして歌というアコースティックでシンプルな編成なのですが、Cock Roach 同様、独特な詞の世界が印象的です。 長い曲もあり、ダイナミクスも幅があるのですが、それをうまく活かしたマスタリングができたと思います。
アルバムは12月3日発売予定。
なぜかみなさん素敵な笑顔です、おつかれさまでした。

殻 2006.10.29

のみなさんがシングルCD「剥蝕」のマスタリングに来てくれました。 といっても、ギタリスト永野さんは自身もう一つのバンドのライヴのため欠席です。
昨年11月以来で、今回が僕のマスタリングは2枚目です。 一度でもご一緒したことがあれば、お互いのポリシーなどわかりますので、次のお仕事は比較的楽に進みますね。 そして今回、なんとまたもや MALDIC STUDIO 又森君のレコーディング&ミックスでした。 ですのでサウンドの方向性も迷うことなく作ることができました。 しかし、4曲ともミックスした日が違い、うち1曲は別の方のリミックスということで、音の質感は1曲ずつ違いました。 そういった場合でも、同じアウトボード、同じプラグインを通して音を作っていくことによって、自然と不思議な統一感というのが出てくるもので、もちろんそれぞれ微調整は必要なのですが、そんなにたいへんな作業ではありませんでした。
11月25日発売予定です。 おつかれさまでした。

おもちゃ箱ポップ&ロンドン・パンク 2006.10.27

僕がマスタリングをしているストレンジ・デイズ・レコードさん今月の新譜は British Rock Masterpiece Part 15、そして Part 16 の計10タイトルです。
ますは Part 15、80年代後期の英国にポップな風を吹き込んだエル・レーベルの特集で、The King of Luxembourg、Louis Philippe、marden hill の3アーチスト6タイトルです(写真は King of Luxembourg「Sir」)。 先進的でちょっとひねくれたポップ・センスにより仕上げられた音世界が魅力的です。
続いて Part 16 は一転して70年代後半のロンドン・パンク・ムーヴメントの立役者 Sham 69 の3タイトルと、女性版ジョニー・ロットンと称されたポリー・スタイリン率いる X-ray Spex のデビュー作の計4タイトル、題して「反逆の美学」です。 写真左は労働者階級が生んだ孤高のアナーキスト、ジミー・パーシー率いる Sham 69 のデビュー作「Tell Us the Truth」、そのサウンドはまさにストレートなパンクそのものです。 ボーナス・トラックとしてライヴ・テイクがあるのですが、観客の熱気がすさまじく、本当にこんな時代があったのか、と今さらながらビックリします。 X-ray Spex はちょっとスタイリッシュなポップ・センスをパンクに融合、サックスをフューチャーしていたりして、こちらもかっこいいです。

誕生日 2006.10.26

愛犬大豆がめでたく3歳の誕生日を迎えました。 生まれてから2ヶ月くらいの時に我が家にやってきて、あれからもう3年経つのかと思うと、なかなか感慨深いです。 特別な芸をするわけでもないし、帰宅してもそんなに喜んでくれないのですが、大豆の素朴な仕草にかなり救われているような気がします。
犬の3歳というのは、人間でいうと28歳くらいにあたるそうですが、どう見ても3歳は3歳です(笑)。

ナザレス続編 2006.10.26

エアー・メイル・レコーディングス今月の新譜第4弾は今年春にリイシューしたアルバムが好評だった Nazareth の続編、今回は80年代前半の5作品、「どんなに時代が変わろうとも、"英国ハード・ロック道"を貫き通した男たちの軌跡」というタイトルがついています。
この時代のナザレスは、バンド本来のブリティッシュ・サウンドに、プロデューサーなどが持ち込んだサザン・ロック的な要素をうまく組み込み、アメリカナイズされた MOR サウンドでFM局を中心にヒットを連発しています。 写真は81年発表の2枚組ライヴ・アルバム「Snaza」、オープニングの「Telegram」組曲からヒット曲連発、かっこいいです。

二日目 2006.10.25

河 明樹(ハ・ミョンス)さんと尹 慧瓊(ユン・ヘギョン)さんのソヘグム・デュオ・アルバムのレコーディング、今日が二日目、そしてレコーディング最終日です。 前回は2曲録りましたが、今日は3曲、お二人のデュオとピアノ伴奏でご存じ「アリラン」、そして河 明樹さんのソロでオリジナル曲「パムキル -夜道-」、尹 慧瓊さんのソロで「トラジの恋」という民謡アレンジを録りました。
スタジオではない場所でのレコーディングということで、機材をすべて持って行かないといけない、とか騒音などへの対策など、普段のレコーディングよりは若干たいへんでしたが、その分終わった時の喜びは大きいものです。 バタバタな進行だったので写真撮れませんでしたが、なんとか予定通りの時間内に無事終了しました。 この後は少し編集作業をした後、ミックス・マスタリングへと進みます。

枯れることない泉のように 2006.10.22

ムジカ音楽・教育・文化研究所設立30周年記念コンサート「枯れることない泉のように」が目黒パーシモン・ホールで行われ、その記念CD制作のためのライヴ録りに行ってきました。 ムジカさんについて、簡単に説明するのは難しいのですが、音楽好きの人のための団体、とでも言いましょうか、いくつかの音楽講座・教室を運営しているところです。 僕の専門学校時代の同級生が一時ムジカさんのスタッフをしていて、その縁でお仕事をいただくようになり、特に毎年夏の八ヶ岳での合唱講座は今年で11回目の参加となりました。
コンサートは4部構成、最初はムジカの仲間たちによるコラージュ「音のアーチ」、次がピアニスト志村泉さんの独奏と子供のオペラ、そして李政美さんの歌(ピアノ 港大尋さん)、メインがムジカ30周年記念合唱団(ゲスト:ソレイユ・サックス・カルテット with ピアノ 服部真理子さん)による合唱でした。 写真はその合唱のリハーサルの模様です。わかりづらいですが、かなりの人数ですね。 さすがに、その歌声は圧巻でした。 リハの時に指揮者の内田功さんがおっしゃってましたが、この大人数で小さな音を出す、それが美しい、と。 確かに大きな音の時の迫力はもちろんですが、弱音の時もとても素敵でした。
それにしても、30年も一つのことを続ける、これは本当に素晴らしいことですね。 僕は仕事を始めて、今年で14年になりますから、その倍以上です。 おめでとうございます、そしてこれからもずっと、その活動を発展させていきましょう。

The Climax Blues Band 2006.10.20

エアー・メイル・レコーディングス今月の新譜第3弾はクライマックス・ブルース・バンド COLLECTION、なんと9タイトル一気のリリースです。
68年にデビューしたイギリスの大御所グループで、三度の改名を経て現在も活動を続けています。 グループ名が変わるのと同様、サウンドも初期のブルース一辺倒から、MOR テイストを取り入れたモダンな感じへと進化していきます。 ジャケット・デザインもアルバムごとに全然違う感じで、渋いモノクロ・ポートレートだったり、コミカルな感じだったりします。 写真は4枚目の「Tightly Knit」、この時のグループ名は Climax Chicago、アートワークはヒプノシスです。 個人的にはここから後のブルース色が薄れ、だんだんとポップになっていく感じのサウンドが好きです。

MOSHI IT UP 2006.10.19

MALDIC STUDIO のレコーディング・エンジニア又森さんからの紹介で、MOSH IT UP のみなさんがマスタリングに来てくれました。 又森君ありがとう。
レコーディングしたエンジニアさんがわかっている場合、チームのように仕事ができますし、ミックスの仕上がりの傾向もある程度想像できるので、当然マスタリングはしやすいです。 今回は2曲入りミニ・アルバムということで、時間もそんなにかからず、すんなり終わりました。
サウンドは女性ヴォーカルのロックですが、エフェクティブなギター・サウンドがあったり、SE を使ったりとシンプルな中にも一工夫しています。 ミックスではヴォーカルが少し大きすぎたので、もう少しバンドっぽい感じに、というリクエストに応え、押し出し感の強い、かっこいいサウンドに仕上がったと思います。 おつかれさまでした。

二日目 2006.10.18

二日目の今日はまず残り1曲のオケ録り(といってもピアノ1本のみですが)と、3曲の高音チョッテ録りです。
ピアノは電子ピアノなので、直接レコーダーに録らず、一度シーケンサーに録り、エディットをしてから流し込みました。 そしていよいよメロディーの高音チョッテ録り、やや雑然としていますが、練習場の真ん中で、オン・マイクとアンビエンス・マイク2本の計3本のマイクを使っています。 このアンビエンス・マイクが本当にいつも効果絶大で、きれいな響きで録れます。 オン・マイクの音への混ぜ具合で、アンビエンス感をコントロールでき、さらにプラグインのリヴァーブも併用すると、なんとも素敵な響きを作り出せるわけです。
高音チョッテ自体、ソロ楽器というよりは伴奏楽器ですから、今回は主役ということでスギムさんちょっと緊張していたようです。 それぞれ何テイクか録り、後で選ぶことにしました。
今回ミニ・アルバムということで、レコーディングは二日間、あっという間に終わりました。 続いてミックスに進みます。

高音チョッテ 2006.10.17

時を同じくして、金剛山歌劇団の新しいCD制作が始まりました。 春から夏にかけてアルバムを2枚作りましたが、今回は高音チョッテ奏者、李 淑任(リ・スギム)さんのミニ・アルバムです。
高音チョッテは、西洋の楽器で言うとピッコロにあたります。チョッテ、というフルートのような楽器もあるのですが、その他に低音チョッテ、中音チョッテ、というのもあるそうです。 今年の今までのレコーディングでは、比較的大編成のオケだったのですが、今回は小編成、弦楽器(ソヘグム4・チェロ1・コントラバス1)とカヤグム、ヤングム(どちらも見た目は琴のような感じで和音楽器として活躍します)、そして打楽器のチャンゴのみです。
レコーディングは、今まで同様歌劇団の練習場を使いました。 ここは、完全なレコーディング仕様になっているわけではありませんが、32ch分のマルチ・ケーブルと4つのブースがあるのです。 マイクはすべてコンデンサー・マイク、オン・マイクに Meari 、アンビエンス・マイクに audio-technica を使っています。
ミニ・アルバムということで収録曲は3曲、今日はうち2曲のオケ録りをしました。 小編成だけに、リズムの縦の線を揃えたり、音の切り際を揃えたりするのは難しかったです。 写真はレコーディング終了後にメンバーの皆さんと。 唯一の男性は器楽部部長で僕と同い年の打楽器奏者、河 栄守(ハ・ヨンス)さん、 李 淑任さんは一番右側です。 おつかれさまでした。

ソヘグム 2006.10.15

金剛山歌劇団を退団しフリー奏者となった河 明樹(ハ・ミョンス)さんと尹 慧瓊(ユン・ヘギョン)さんのソヘグム・デュオ・アルバムのレコーディングが始まりました。 スタジオは使わず、公民館のような場所を借りての出張レコーディングなので、うちから出張用の機材を持って行っての作業です。 写真はレコーディング風景、ステージ上が一番響きが良かったので、ソヘグムはステージ上で、そしてやや離れたところに電子ピアノをセッティングしています。 ステージ上左から河明樹さん、尹慧瓊さん、そしてゲスト・プレイヤーの金 明順(キン・ミョンスン)さん、そしてピアノは李 綾香(リ・ルンヒャン)さんです。
マイクはソヘグムに Meari のコンデンサー・マイクをそれぞれ、ピアノは API のプリにラインでつなぎ、写真左側にもあるように、アンビエンスには audio technica の AT-4040 を使っています。
ソヘグムは、わかりやすく書くと、中国の胡弓(二胡)のような楽器で、とても素敵な響きがします。 今回のCDは全5曲のミニ・アルバムですが、今日はそのうちの2曲、民謡アレンジの「ひばり」と、ピアソラの「リベルタンゴ」を録りました。
スタジオと違い、同じ部屋に僕も機材をセッティングしているので、録音中はヘッドフォンをし、そぉっとしていないといけません。 録音に使っている場所も決して条件の良いところではないのですが、こういった制約のあるレコーディングも、たまには良いものです。 みんなの気持ちを合わせれば、なんとかなるものです。
ほんのちょっと修正をしましたが、基本的には一発録り、「ひばり」は四重奏曲なので、ヘギョンさんが後から4本目をダビングしています。 「リベルタンゴ」は若干和音を変えていますが、これは本当に良い曲ですね、ソヘグムのハモリもバッチリ決まりました。
予定では録りはあと一回、残りの3曲を録り、ミックスへと進みます。 今のところは良い感じになりそうです。 おつかれさまでした。

アンジェラ・アキさん 2006.10.12

アンジェラ・アキさんの「Home」全国ツアー東京公演、Zepp Tokyo でのライヴを観に行ってきました。 一緒にお仕事をした、とかではなく、ただのファンです。 最近の日本のアーチストの中では断然のお気に入りで、ほぼ毎日聴いています(笑)。
1st. アルバム「Home」のクレジットを見ると、アレンジャーとレコーディング・エンジニアはまだ独立前にいたスタジオで何度か一緒にお仕事をした松岡モトキさん、三上義英さんということでビックリしたのですが、それだけではありません。 なんとアーチスト・マネージャーのT君は、僕が専門学校で卒業後に教務アシスタントをしていた時の最初の生徒さん、歳が近く先輩・後輩のような仲だったのでした。 久しぶりにT君に連絡をとり、再会を喜び、なんと今日のライヴも招待していただきました。 T君ありがとう!
客席を見ると年齢層は幅広く、また男女比もほぼ半々、とアンジーさんの音楽が多くの人に支持されていることがわかります。 なぜか AC/DC 「Highway to Hell」に乗ってサポート・メンバー(といってもドラムとベースだけです)が登場、バンドの時と弾き語りの時があるのですが、アルバム「Home」を聴いてアンジーさんの中に潜むロック・スピリットは感じていたので、想像通りのロック感溢れる演奏でした。 Bon Jovi「Living on a Prayer」のカヴァーも楽しかったです。
なんと年末 12/26 には日本武道館での単独ライヴ、しかも武道館史上初のピアノ弾き語りというライヴが決まったそうです。 素晴らしいですね、おめでとうございます。
本当に素晴らしいライヴで感動しました。 後は名古屋と大阪が残っていますが、頑張ってください、ずっと応援します。

マスタリング三昧 2006.10.10

今月前半はレコーディング予定がなく、少しは楽になるはずでしたが、ストレンジ・デイズ・レコードさんのマスタリングが11タイトル、エアー・メイル・レコーディングスさんのが少なくとも5タイトル、これらを15日くらいまでに仕上げなくてはいけなくなり、ここのところずっとマスタリング三昧です。 レコーディングもマスタリングも、常にいろいろと試行錯誤して機材を替えてみたり、新しいプラグインを試してみたり、今までと違う方法を考えてみたりしているのですが、最近は何度か書いていますが、すべての工程をハイ・サンプリングで作業しています。 マスタリングにおいてもこれはとても有効で、今までよりもさらに奥行き感が増し、レンジも広くなったような気がします。 また、最近レクストさんに Pro Tools のインターフェース 192 I/O をチューニングしてもらったのですが、これが本当に素晴らしい出来で、僕のマスタリングのサウンドとも相性はバッチリです。 音圧を上げた時にガツンと来るのはもちろん、小さい音の時でも存在感があり、物足りなく感じません。 また楽器だと、アコギやピアノなど倍音の多いもののサウンドは本当に素敵です。
マスタリングの場合は当然ある程度元のマスターの仕上がり具合の影響を受けますが、ミックスが良い場合、あるいはマスターの状態が悪くなければ、かなり好い感じに仕上がります。 今やっているものの中だと、Trickster、Contraband (マイケル・シェンカーのバンドとは同名異バンド)、Mae McKenna、Carmen などはかなり素敵に仕上がったと思います。

マスタリング2枚 2006.10.7

今年は今まで以上に精力的に活動しているシンガーの曾我泰久さん、春に石井一孝さんとのコラボ・アルバム、夏には自身のソロをリリースしていますが、今回は秋から冬にかけて2枚のミニ・アルバムが出ます。 9月にレコーディングのお話しをいただいたのですが、ちょっとスケジュールが合わなくて断念、僕はマスタリングのみでの参加となりました。
まずは Apollo Boyz、これは今月末から11月頭にかけて上演される音楽コメディー「Apollo Boyz」の出演メンバーで結成されたバンドです。 メンバー5名すべてが歌える、という素晴らしさ、しかし音楽的にはパンクがコンセプトになっています。 マスタリングには曾我さんはもちろん 東京ハートブレイカーズ主宰者の首藤健祐さんが来てくれました。 男らしい曲が5曲続いた後、ラスト曲は曾我さんの弾くウクレレ(といってもアコギに聴こえますが)に乗せて首藤さんのリーディング、これが本当に素晴らしいです。 マスタリングによって勢いを全面に打ち出したサウンドになりました。この押し出し感はかっこいいです。
3人でおそば屋さんで夕食を食べた後は曾我さんが残りもう一枚のミニ・アルバムのマスタリング。 ここでは曾我さんはサウンド・プロデュースとデュエット・パートナーを務めていますが、このCDはまだオフィシャルで発表になっていないので、発売されたらまたご案内します。 おつかれさまでした。

フランキー・ミラー 2006.10.6

エアー・メイル・レコーディングス今月の新譜第2弾は Frankie Miller Collection vol.2、中期4枚のアルバムです。 2年前に第1弾をやって以来で、何度か中止になりかけたのですが、ようやくリリースになりました。
中期は全体的にパブ・ロック色が強くなりますが、各曲はどれも短いながらキャッチーで佳曲ぞろいです。 写真は5th.「Double Trouble」、ポール・キャラック、クリッシー・スチュワート、レイ・ラッセルといったメンバーで鉄壁のバンド・サウンドを築き、Aerosmith のスティーブン・タイラーがゲスト参加しています。 この他のアルバムにおいてもそれぞれ豪華なミュージシャンが参加しています。 ボーナス・トラックとしてライヴ・ヴァージョンやデモを多数収録、かっこいいです!

クレア・ハミル 2006.10.4

僕がマスタリングをしているエアー・メイル・レコーディングスさん今月の新譜第1弾は好評の British Legend Collection Vol.33、「あのレイ・デイヴィスも虜にした女性シンガー・ソングライター」と題して、Claire Hamill の初期4タイトルです。 なんと僕はクレアさん大好きで、ほとんどのアルバムを持っています。 そんなアーチストのマスタリングができるなんて本当に光栄です。 といいつつ、今まで持っていた輸入盤は音質的にあまり好きでなかったのですが、今回の僕のマスタリングによって、制作当時の本来の音になっているはずです。 最初の2枚は瑞々しさが溢れ出たフォーキーなサウンド、3rd. 4th. はレイ・デイヴィスがプロデュースしただけあって、ザ・キンクスっぽいやや俗っぽいサウンドも混ざってきます。 4th.「Abracadabra」では、ザ・キンクスの名曲「セルロイドの英雄」をカヴァーしています。
写真は 1st.「One House Left Standing」、モノクローム写真が素敵です。 曲もサウンドも本当にお薦め、ぜひ聴いてください。

マーラー 2006.10.1

エウテルペ楽奏団第10回定期演奏会の録音で、三鷹市芸術文化センターに行ってきました。
この会館はエウテルペさんを始め他の演奏会の録音でも何度か使っているので、事前の打ち合わせや当日の機材セッティングも素早くでき、いつものように API のプリアンプから Mackie SDR 24/96 へと録ります。 もちろんハイ・サンプリング 88.2 kHZ です。
今回のプログラムはモーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲、ベートーヴェン:交響曲第8番、そしてメインはマーラーの交響曲第4番です。 エウテルペさんの演奏会では、通常メインにベートーヴェンの交響曲がくるのですが、今回は第10回記念のためかメインが大曲マーラー、よってベートーヴェンの8番が前半にきています。 写真はリハーサ風景、ベートーヴェンの編成でしょうか、マーラーの時はもっと大編成になっています。
あいにくの雨でしたが会場は満員、やはりお客さんが多い方が気持ち良いですよね。 コンサートは全部で2時間を超す長丁場でした。
おつかれさまでした。

近況報告 2006.10.1

10月になりました。 やや更新が遅れてしまいましたが、9月末の日記も少し書き足しています。
今月は前半はレコーディングはほとんどありません。 今年はずっと何らかのプロジェクトが続いていましたが、ちょっと小休止です。 後半からミニ・アルバムのレコーディングが2つ始まります。
マスタリングはいつものように、エアー・メイル・レコーディングスさん、ストレンジ・デイズ・レコードさんを中心に、単発のマスタリングもいくつか予定が入っています。 今は、エアー・メイルの Carmen など5枚、それからストレンジ・デイズの Trickstar、Mae McKenna など11枚を同時進行で仕上げているところです。
Mac Pro 導入など機材入れ替え計画を何度か発表していますが、Pro Tools プラグイン各メーカーの Intel Mac 対応がまだ進んでないので、完全に入れ替えるのは年末か年明けになりそうです。 ひとまず Massive Pack Pro 5 とHD拡張シャーシの発注をしました。
写真は愛犬大豆の近況、なぜか自分の家ではなく、僕のベッドに上がってくつろいでいます(笑)。しかもカメラ目線です。

2006年の日記

9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月

2005年の日記

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