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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

プレイバック 2009 - 6月〜7月

続いて6月から7月にやったお仕事を振り返ります。

レコーディングは5件、シンガー 曾我泰久さんのアルバム「Super Rare Trax Vol.8」、いつものように曾我さん制作のオケを流し込み、歌録り、アコギ録りを Studio CMpunch で行いました。 ゲスト参加の杉真理さんも来てくれました。
そして女性合唱団 Brilliant Harmony の定期演奏会の録音をしています (at 川口総合文化センター LILIA 音楽ホール)。 なんと今年で20回目、20周年です。
キヨシ小林さんとは最近一緒になることが多いですが、教本「ウクレレファイナルファンタジー」(ドリーム ミュージック ファクトリー) のレコーディングをしています。
それからロック・バンド 煩悩108 のレコーディングのお手伝いをしました。 毎年お付き合いのある青山学院大学のバンド・サークル Aoyama Folk Ways の OB さんです。
毎年夏付近にレコーディングをすることの多いシンガー ルンヒャンとソヘグム奏者 ハ・ミョンス君、今年は共同名義のアルバムを作り、そのレコーディングを前橋の夢スタジオで4日間合宿で行いました。 寝食を共にし、楽しかったです。

プレイバック 2009 - 4月〜5月

プレイバック 2009 - 1月3月

グラハム・ボネット

悲劇のティーン・パンク

pass-port

THIS IS IT !

12月

Crazy Love

Riverdance

生きる力のハーモニー

シアトリカル、そして退廃的美学

NumberClub

リボン・マイク

激レア盤初CD化

新しいプラグイン - Tube Saturator

11月

マスタリングは2ヶ月で計17枚やりました。

エアー・メイル・レコーディングスのものでは Amazing Blondel と Shoes をやりました。Amazing Blondel はオフィシャルのキャッチコピー通り、中世バロック・サウンドとブリティッシュ・ロックの素晴らしい融合、牧歌的なサウンドが素敵でした。

Vivid Sound のものでは puff up レーベルの復刻シリーズの最終回、篠田昌巳「東京チンドン Vol.1」をやりました。 そしてこの時期から Vivid Sound の A&R Tさんの紹介で始まった TSUNAMI MUSIC のマスタリング、第2弾として Kara Grainger、Black Diamond Bay の2枚をやりました。Black Diamond Bay「Calm Awaits」はいまだに僕のヘビー・ローテーション、いにしえの素晴らしいロック・バンド達を全部詰め込みつつ、今のスピリットを感じる最高の作品です。

ランブリング・レコーズのものでは DJ MOTIVE「The World of DALALA」、それからボーナス・トラックの1曲のみですが、Manami Morita「Colors」のマスタリングをしています。
DJ MOTIVE 君は岐阜在住、東海地区を拠点にしていますが、マスタリングの日は Sudio CMpunch に来てくれました。 僕はアコースティック系のレコーディングやマスタリングが得意ということになっていると思いますが、このような Hip Hop 系のサウンドも MS マスタリングがバッチリはまっています。 夏にリフォームした Studio CMpunch のトイレでは、僕がマスタリングした曲がランダムでかかるのですが、なぜか DJ MOTIVE 君の「Maybe」がよく流れます(^_^;)

その他単発のマスタリングでは、扉写真の KENSO「SPARTA Naked」、K-CODE「Smile」、 Brilliant Harmony 「Kantatu nahi dut bizitza 〜私は命をうたいたい〜」をやっています。「SPARTA Naked」は20年前のアルバム「SPARTA」のリミックス・リメイク盤で、当時の技術的限界を20年経った今蘇らせた素晴らしい作品となりました。

出版社系のマスタリングは、リットーミュージック「ピアニストのためのジャズ・コードBOOK」をしています。

この時期のお仕事ではなんといっても KENSO「SPARTA Naked」が印象に残っています。 若い頃憧れていたバンドである KENSO、そして僕が心から尊敬しているミュージシャンの一人光田健一さんとのマスタリング作業は、長らく忘れられないだろう、密度の濃い幸せな時間でした。マスタリングの仕上がりも自分の中では完璧、今年の僕のベスト・ワークの1枚です。