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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。 |
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煩悩 108 |
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Aoyama Folk Ways (以下 A.F.W.) のレコーディングをやっているのと時を同じくして、その OB のバンドである 煩悩 108 のアルバム制作を8月からやっています。 今まではミックスから、とかマスタリングだけだったりしましたが、今回はレコーディングからのお付き合いです。 |
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煩悩 108 |
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http://bonnou108.com/information.html |
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オケ録りは8月初旬、ギタリスト ニノ君の職場である秋葉原イケベ楽器リボレ内にあるレコーディング・スタジオ G-REC STUDIO で行いました。 |
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ドラムはスタジオにある DW のセットを使用、ワン・タム、ワン・フロアです。 いつものように Audix のマイクがメイン、スネアは上下とも D-1、タムには D-2 を使います (写真左下)。 トップには RODE のステレオ・マイク NT-4 をセンターやや上にセット、ハイハットには MEARI 319 A-8 を Reflexion Filter と一緒にセット、しかし結局ハットは録りませんでした。 キックは最近はマイク2本と Subkick で録ります。 写真右下にあるように Audix D-6 と Crowley & Tripp のリボン・マイク Recordist Ensemble をバスドラムの中に入れます。 穴の大きさや位置によってはかなりセッティングが難しいので、とりあえずマイクが入れば良し、とします。 穴の反対サイドに Subkick を置き、これで計3チャンネル、ミックスではさらに差し替え音源なども加えるのでバスドラだけで5チャンネルくらいになります。 写真には写っていませんが、アンビエンス・マイクとして AKG C414 を2本、5m くらい離れた位置からドラムではなく壁に向けてセットしています。 |
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オケはドラムとベース、ギターのトリオ編成で一発録り、ベースはライン録りのみです。 写真左下 Summit Audio TD-100 を使いプリ・アンプ・アウトとプリ部を通らない DI アウトを両方録り、ミックス時に調整します。 プリ・アンプ・アウトで少しドライブさせて録るのがミソ、この録り方はベーシストにいつも喜んでもらえます。 ギターは Marshall JCM 800 を別ブースに設置、Crowley & Tripp のリボン・マイク Naked Eye のヴィンテージ側をキャビネット近くにセット(写真右下)、さらに写真には写っていませんが Neumann U-87 Ai を2m くらい離れた位置にアンビエンス・マイクとしてセット、これもキャビネットではなくなんとなく壁の方に向けたり、ブース鳴り全体をとらえるようにセットします。 このようにして2チャンネル録り、ミックス時に各チャンネルのコンプのかけ具合やパンの設定などを調整することによって、バンド内におけるギターの音像を作り出します。 |
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5曲のオケを1日で録るというやや強行日程でしたが無事終了、歌録りは僕の本拠地 Studio CMpunch でこれまた1日で全て録り、ミックスとマスタリングも1日半で終わらせました。 当初の目標通り、荒々しくも聴きやすい、ロックなサウンドに仕上がっています。 アルバム「暗闇サーチライト」は今月末のレコ発ツアーにてリリースされる予定です。 |
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