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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

教本 2点

僕の著書「マスタリングの全知識」でもお世話になっていますリットーミュージックさんの近刊から僕がマスタリングをしている2冊を紹介します。

リットーミュージック

雑誌から書籍まで、楽器と音楽の専門出版社

http://www.rittor-music.co.jp/

まずは扉写真、高田三郎さんの「高い声で歌えるデイリー・トレーニング・ブック」です。 これは2002年発売のベストセラー「高い声で歌える」の続編ともいえる本です。 高田さんがその後の発声研究の成果も交えて“高い声を出すためのトレーニング”を新たに発表、独習用CDも付録で付くので (なんと2枚!)、一人でも声域拡張トレーニングが可能です。

この本、見本誌をいただいてまだ軽く目を通しただけなのですが、内容かなり興味深く、またとても面白いです。 僕も趣味でゴスペル・クワイアに参加したりしているので、時間ができた時にでも熟読してみたいと思います。
感じたのは、理論や知識、それにもちろん経験も大事なのですが、一番大事なのは歌がうまくなりたい (この本の場合は高い声を出したい)という気持ちを強く持ち続けることが大事だ、ということです。 この辺りは僕の本でも同じことを書いてますが、どの分野においてもやはり大事なのでしょう。
巻末に「高い声が出た人の声」と題して、高田さんの生徒たちのレポートがいくつか載っているのですが、これがみなさん長文かつ具体的で、それぞれの熱い気持ちが文章を通して伝わってきます。


高田さんとは、リットーの編集担当者が同じYさんということで、この本もマスタリングだけでなく、高田さんのスタジオでのレコーディングの後半からお手伝いをしています。 「書きたいことはいくらでもあるんだ」という高田さんの情熱的な言葉が印象的でした。

プレイバック 2008 - 2月

プレイバック 2008 - 1月

歴史的共演

アメリカン・フォーク

12月

ストリング・ドリヴン・シング

無限マイナス at クエストホール

スポンジトーンズ

「Karen's Swingin' Party」 発売

柳ジョージ&レイニーウッド

ゲイリー・グリッター

雪 〜あなたがいてくれたら〜

パーフェクトワールド

少年歳時記

親愛なる神様へ

続いて長野祐亮さんの「なんちゃってジャズ・ドラム」(写真下)、これはレコーディングを担当しているのがいつもよくチームで教本系の仕事をしているTさんということで、いつものように僕はマスタリングをしています。
キャッチフレーズは「誰もが気軽にジャズ体験できる敷居の超低い1冊」、ジャズの世界へ導いてくれる本で、特にロック系のドラマーを対象にしているように感じます。 基本奏法やフレーズをたくさん掲載・収録しているのですが、特筆すべきは練習パッドを使ったフレーズを付録CDに収録している点です。 最初Tさんからこの話を聞いた時は電子ドラムのことを指しているのかと思っていましたが、なんといわゆる練習用パッドでした! パタパタパタパタ … 、という感じなのですが、リアルな録音のため、左右の手の感じなどもよくわかります。 僕のマスタリングによって、さらにわかりやすくなりました(笑)。 生ドラムと練習パッドが交互になっていたりして、かなりスキル・アップに役立つのではないでしょうか。 本自体の作りもていねいでとてもわかりやすいです。