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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

親愛なる神様へ

ゴスペル・シンガー Migiwa さんの3rd. アルバム「親愛なる神様へ」が10月に発売されました。 僕は前作「蟻と宇宙」同様マスタリングをしています。

Migiwa

優しく、せつない歌声はまさに癒し系、前作は CCM 大賞金賞を受賞!

http://www.gtlinking.com/migiwa/index.html

今回のキャッチコピーには「前作から2年の時を経て、抑えようもない溢れる賛美の想いをストレートに表現したミギワ流ワーシップ・コンセプト・アルバム」とあります。 確かに前作よりもどの曲も明らかにストレートな詩になっているのが一聴してわかりました。 これがリスナーにどのように伝わるのか僕には想像できませんが、伝えたいことがある以上、このような内容になるのは充分理解できます。

サウンド面は前作「蟻と宇宙」同様、タケカワユキヒデ氏のサポートメンバー等が全面協力、いわゆるコンテンポラリーな CCM サウンドです。 1曲だけ、ジャケットにもなっている McPherson Guitar のプロジェクトから生まれた「The Salvation Poem」というワーシップ・ソングがあり、この曲はアメリカで録りとミックスを行っているので質感が違い、マスタリングはその点がたいへんでした。
そして今回、あえて高音を強調しようということになり、最近必ずマスタリングで使っているお気に入りのプラグイン Abbey Road Plug-Ins の Brilliance Pack RS135 で文字通り高音の輝きを加えました。

マスタリングの全知識

11月

Karen's Swingin' Party

秋の休日

タータン・ハリケーン・リヴィジティッド

Grace

マイク・ヴァイオラ

Best Thing I Never Had

10月

セガリニ

パート録り

ベスト盤と名盤、どちらも傑作!

Abbey Road Plug-Ins の新作 Brilliance Pack、3つのプラグインのバンドルになっていますが、この RS135 はなんと 8kHz のみに特化した作りになっていて、カットはできずブーストのみ、しかも 2db 刻みというなんとも潔いプラグイン。 マスタリングでは通常 +2 で使いますが、今回は +4 、曲によっては +6 まで上げています。

ジャケットや盤面には Migiwa さん直筆のかわいいキャラクターが書かれていて、特に盤面が素敵です。
10月4日に発売記念ライヴがあったのですが、その日は David Roberts のライヴ録りと重なって観に行けませんでした。 CDは最近僕のヘビー・ローテーションとなっています。

オフィシャル・サイトでは視聴もできるようです。
ぜひ聴いてください。

Studio CMpunch にて、マスタリングの終わったCDを持って一枚