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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

パーフェクトワールド

今回紹介するのは10月にマスタリングをして、つい最近発売になった新譜、無限マイナスの「パーフェクトワールド」です。

無限マイナス

黒虫芸術レーベル所属、遠藤仁平を中心とする異色のアコースティックバンド

http://blog.goo.ne.jp/mugenminus/

無限マイナスとはデビュー作からのお付き合いですが、さらに言うとヴォーカリスト遠藤君が以前結成していたバンド COCK ROACH の時からのお付き合いになります。 COCK ROACH は水戸で誕生し、1995年からおよそ10年にわたって活動、フジ・ロック・フェスティバルにも出演したことのあるバンドです。 その独特の音世界は素晴らしく、今でも多くのファンに愛され、解散した今もオフィシャル・サイトや掲示板が存在し続けているほどです。
そして、無限マイナスもまた素晴らしいバンドです。 メンバーは5人ですが、その中にヴォーカリストが2人、また機械担当の濱本さんは現役のレコーディング・エンジニアでもあります。

なんといっても遠藤君の作り出す世界が独特で、僕も大好きです。 「百年時計」「盲目の老人は雨の降る日を知っている」「羊飼いだった少年 」とタイトルを並べただけでも文学的な香りがしますね。 サウンドの方はアコースティックな要素が多く、そこにうまく今時なエレクトリックな要素が混ざり、激しいだけではなく時に優しい、そんな感じです。 マスタリングをしている時、一つ前に紹介した あがた森魚さんの世界に似ているな、と思ったのですが、やはり何度かそう言われたことがあるそうです。

少年歳時記

親愛なる神様へ

マスタリングの全知識

11月

Karen's Swingin' Party

秋の休日

タータン・ハリケーン・リヴィジティッド

Grace

マイク・ヴァイオラ

Best Thing I Never Had

10月

セガリニ

扉写真が「パーフェクトワールド」のジャケ写、邦楽の新譜では珍しい紙ジャケ、しかもダブル・ジャケット仕様です。 盤面もかっこよく、文字が一つもなくて、白地に白の重ね塗りで「無限」と「マイナス」のロゴが浮かび上がっています。

マスタリングもこれで3作目とあってすんなり仕上がりました。 無理に音圧を上げず、それでいてすべての音に意味を持たせる、僕の一番得意とする世界です。

さて、CD「パーフェクトワールド」発売を記念したライヴが23日に原宿クエストホールで行われますが、なんとゲストが SION さん、写真左下がその告知ポスターですが、なんともかっこいいですね。 ぜひたくさんの人に聴いてほしいと思います。


写真右下はマスタリングが終わった後のメンバー4人のショット、なんともゆる〜い感じです。