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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

プレイバック 2013 - １

いつも年末はその年のお仕事を振り返る「プレイバック 20○○」というのを書いています。 今年後半はずっとのんびり更新が続いていますが、さすがにその年を振り返る日記を年明けに書くわけにはいかないので、駆け足で今年を振り返ってみようと思います。
という文章自体が１年前と全く同じ、今年は最後くらいはきちんと振り返り３回に分けて書こうと思っていたのですが、相変わらずのレコーディング疲れで重い腰が上がらないうちに大晦日になってしまいました (>_<)
2013年を２つに分け、その時やっていたお仕事を順不同・一部敬称略で書いていきます。 昨年同様、最近はCDなどのリリースではなく配信のみのためのマスタリングなどもかなり多いので、枚数は特に書きません。

まずは年明けから６月までをプレイバック、Studio CMpunch の機材の入れ替えがようやく大詰めを迎えました。 スピーカー･スタンドはまだ入れ替わってないものの、５月に行った 200V 工事と電源タップの完成で機材的にはほぼ完成して、現在に至っております。
それまで以上に奥行き感・立体感のあるサウンドが作れるようになったので、「今まで聴いたことのない音になりますよ」と各クライアントさんには宣言し、実際そういった音を作ってきました。

レコーディングは 曾我 泰久「The Swinging in the Rain」、桜美林大学クワイア、Voices of Vision、菅野 忠則「彼女の絵」、タカノナオキ･プロジェクト、エバーグリーン･クワイア「Smile」、The ブリーフ・コンビーフ「平凡なこの世界」、国際演奏家協会主催 新人推薦コンサート、キヨシ小林「ウクレレ･ポップス」「ウクレレ･ボサノヴァ」(教本) などをやっています。
Studio Aliena のレコーディングでは、映画「紲 〜庵治石の味〜」のサウンド･トラックの一部でチェロのレコーディングをやりました。

続いてマスタリング、ランブリング･レコーズのものでは「Bossa Nova DJ Mix (配信のみ)、「鎌倉のカフェから」「French Modern Girl」「Canary Wedding」「Piano Jazz 3」、エアー･メイル･レコーディングスのものでは Sam Apple Pie、Roger Bunn、Adam Faith、Bernie Torme、Kevin Ayers、Lady June をやりました。

その他単発や教本系のマスタリングでは 深谷 亮人「Guitar Bird」、「"脳漿炸裂ガール うたってみた" を聴いてみた」、サラヴァ伝説のピアノ･コンピ「Pianoｓ Puzzle」、Dope Dainty、石川優美 and Pono Lani「Aloha Aina」、「CLOCLO Made in Japan 2013」、TONY 「TONY」、Jerome Olds 「You Lift Me Up」、「ギターソロでアニソンの神曲を弾いちゃおう」、「坂本龍一 ピアノソロ」 などのマスタリングをしました。

この中で印象に残っているのはマスタリングでは 2013年の葛巻サウンドの予告編と言えるような音世界になった深谷 亮人さんの「Guitar Bird」、そしてレコーディングではもうすっかり長いお付き合いの曾我泰久さんのジャズ･アルバム「The Swinging in the Rain」です。 大人っぽい素敵な雰囲気のジャケ写ですが、なんとこの写真はスタジオ･エリアーナで撮っているのです。