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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。 |
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15枚目 |
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毎年8月末から9月にかけて、青山学院大学のバンド・サークル Aoyama Folk Ways (以下 A.F.W.) のCD制作をやっています。 僕の最初の勤務先であるスタジオ・ラウム 338 の時からのお付き合い、ついに今年は15枚目になりました。 |
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ここ何年かはドラムをレコーディング・スタジオでまとめて録り、残りのパートを僕の本拠地 Studio CMpunch で1バンド1日かけて録り、その日のうちにミックスまで仕上げる、というスタイルでやっています。 今年のドラム録りは下北沢の Nasoundra Palace Studio と奥沢の Pastoral Sound にて2日間行いました。 |
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ドラム録りでは僕の定番マイク Audix の D-1、D-2、D-6 で各パーツを、そしてステレオ・マイク RODE NT-4 をトップに、スタジオにあるコンデンサー・マイクをアンビエンス・マイクとして使います。 今年はそれに加えリボン・マイク Crowley & Tripp Recordist を1本、ドラム・セットから1.5mくらい離れたところに立ててモノラルのアンビエンス・マイクとしました。 このトラックにおもいっきりコンプをかけ、歪ませて全体に加えると、ステレオ音像の中にも締まったサウンドが作れます。 |
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下の写真2枚がドラム録りでのマイキングです (クリックすると拡大します)。 ちょっと前までは YAMAHA Subkick も使ってましたが、去年くらいからドラムのミックスでは差し替えプラグインを使って音源の音 (もしくはドラマー本人の素材) をちょこっと足したりもしてるので、Subkick は使わなくなりました。 |
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A.F.W. は大学生のサークルなので、演奏がずば抜けてうまいわけではありません。 また、レコーディングという行為は彼らにとって非日常的なことで、慣れや対応の早さも人それぞれです。 制限時間もある中で、なるべく全員がベストを尽くしレコーディングを楽しんでもらえるよう、15年目の僕がアドバイスをすることもあり、他のお仕事と大きく性質が異なるのですが、このCD制作は僕にとっての夏の風物詩なのです。 |
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