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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。 |
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KEATS |
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僕がマスタリングをしているエアー・メイル・レコーディングスさんの最近のリリースの中から KEATS 「Keats」を紹介します。 |
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エアー・メイル・レコーディングス |
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http://www.airmailrecordings.com/ |
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フライヤーのキャッチコピーに「ゾンビーズ + パイロット + キャメル + コックニー・レベル × アラン・パーソンズ = キーツ ?! 」とあるように、このグループの特徴は各メンバーの華麗な経歴です。 といっても、これを見てわかる人がどれだけいるのかわかりませんが (^_^;) |
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この「Keats」は1984年のリリース、どうやらエイジアの成功を意識して作られたようです。 要するに Alan Parsons Project の楽器隊に、Colin Blunstone と Pete Bardens が加わった、ということなので、サウンドはもろに Alan Parsons Project、そこに Camel「Single Factor」のエッセンスを混ぜ、コリンが歌っている、という感じです。 若干残念なのは Stuart Elliot のドラムの一部に、当時流行ったエレクトリック・ドラムを使っていることです。 これによって、ちょっと恥ずかしいエッセンスも加わってしまいました。 楽曲の地味さも相まって、残念ながらグループもこの一枚のリリースのみで解散してしまいます。 |
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今回のリイシューは 2000年にリリースされたアメリカ盤からリマスタリングしています。 このアメリカ盤のマスタリング自体はまあ普通なのですが、僕がやるからには MS マスタリング、あまり今っぽくなりすぎないよう高音はやや抑え、そして80年代独特の恥ずかしさをちゃんと感じられるようにしています。 Colin Blunstone の声、Stuart Elliot のキックとスネア、そして David Paton のベースはセンターからしっかり聴こえ、Ian Bairnson のバッキング・ギターは左右に振られているので、キーボード同様やや奥まった位置から聴こえるはずです。 |
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Alan Parsons 関連では、やはりエアー・メイルからだいぶ前にリイシューされた Terry Sylvester「I Believe」も僕がマスタリングしています。 先月紹介した「Urban Sound Cruise」もそうですが、長く仕事をしていると、たまにご褒美のように自分のフェイバリット・ミュージシャンの音源を扱うことができるのですね。 |
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