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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

花想ひ

ちょっと遅くなってしまいましたが、5月中旬に行ったソプラノ歌手 鶴見靖子さんのレコーディングのレポートです。

このレコーディング、鶴見さん本人ではなく、アレンジを担当したシンセサイザー奏者 キム・シンさんからのご依頼、さらにキム・シンさんを僕に紹介してくれたのは、いくつかのレコーディングを通じて今はすっかり親友となった 河 明樹 (ハ・ミョンス)くん、ミョンスくんはキム・シンさんの後輩なのです。

レコーディングは越谷市中央市民会館のホールにて2日間行いました。 ホールの正式名称は劇場、扉写真はステージから見たホール全景ですが、まさに劇場といった感じで、わずかにある2階席が素敵ですね。 この中央市民会館自体が劇場っぽい造りになっていてなかなかの雰囲気、写真左下が正面入り口、右下が会館のすぐそばを流れる元荒川です。 なんというか、都会と田舎の両方がごっちゃまぜになっている印象でした(^_^;)

6月

Welina 〜祈りとともに〜

たたえつくせなき

Japan Fire 5

5月

Voyage

金沢出張

4月

Make Us One

がんばろう、日本!

3月

Vintage Aural Exciter

KAREN ROCKS

新しいリヴァーブ

Wild Frontier

2月

続いて写真左下は客席内に設置したレコーディング・スペース、今回は僕のレコーダではなく、キム・シンさんの Digital Performer に録音、なので僕が持ち込んだのはマイクとマイク・プリアンプのみです。 上段のラックがキム・シンさんの機材で、オーディオ・インターフェースは MOTU 24 I/O でした。 そして右下の写真はマイキング全景、鶴見さんのヴォーカルに RODE の真空管マイク K2、ステージ前端にアンビエンス・マイクとして audio-technica AT4040、さらに会館所有の吊りマイク(型番不明ですがおそらく SANKEN CMS-2)も使い、計5ch でヴォーカルを収録、K2 をメインとしつつ、リヴァーブではなくホールの響きをそこに足し、さらにミックスでディレイとリヴァーブを使用する、という僕のクラシック系のレコーディングでの定番プランです。

収録したのは全14曲、「埴生の宿」や「おぼろ月夜」などの日本歌曲、カッチー二の「アヴェ・マリア」、「Amazing Grace」そしてキム・シンさんのオリジナル曲など作風豊かです。 入念なリハーサルの甲斐もあって、録音は全曲2テイクほどで済み、これからミックスへと進みます。

アルバム・タイトルはキム・シンさんのオリジナル曲から「花想ひ」になる予定です。

最後にお二人で一枚、おつかれさまでした。