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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。 |
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Vintage Aural Exciter |
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年明けに米国カリフォルニア州アナハイムで行われた NAMM ショウで発表された Waves の新しいプラグイン Vintage Aural Exciter がようやくリリースされました。 |
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このプラグインは名前の通り Aphex 社の名機 Aural Exciter のイミュレーターです。 Aural Exciter は Digidesign が早々とプラグイン化していて僕ももちろん所有していますが、今回の Waves のは1970年代にごく少数生産された真空管回路の Aural Exciter をプラグイン化したもの、そのため Vintage の名が付いてます。 |
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プラグインの種類で言うとハーモニクス系、オケの中に埋もれがちなヴォーカルや楽器のサウンドに存在感やきらびやかさを付加してくれます。 オリジナルの Aural Exciter は 70年代の Jackson Browne や Linda Ronstadt、James Taylor などのアルバムで、なんとセッション・プレイヤーとしてクレジットされたそうです。 それらのアルバムの多くでエンジニアを務めた Val Garay さんが今回のプラグインの開発にも関わっていて、そのおかげで実に素晴らしいプラグインに仕上がっています。 |
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存在感やきらびやかさを付け足すというレポート通り、確かに独特の「おっ、これは良い」というサウンドが簡単に作れます。 一番大きいツマミ AX Mix で、さりげなくかけた感じから思いっきりかけた感じまでかかり具合を調整できるのと、Input・Output による真空管サチュレートの調整、この3つのツマミだけで実に使える音が作れます。 |
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さらに裏技としては、トラック数が多く、かなり作り込んでいったオケに最後にヴォーカルを録る時などにモニター上にさりげなくかけると、ヴォーカリストが歌いやすくなるのでは、と思います。 |
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同じタイミングで Waves プラグインのヴァージョンが8になりました。 大きな機能変動や追加などはありませんが、C1 やL1、AudioTrack などの GUI が一新され、ちょっと渋い感じになりました。 |
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