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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。 |
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新しいリヴァーブ |
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昨年後半から年末にかけて、新しいプラグインをかなり購入し、それぞれ活躍しています。 最近のプラグインは5〜6年もしくはそれ以前のものに比べて明らかに良く、使いやすい上に価格の面でもリーズナブルなことが多いです。 新進メーカーのものでも充分プロ仕様として使えるので選択肢が増え、ミックスの幅が広がると思います。 |
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まずは扉写真、Softube の TSAR-1 (写真をクリックすると拡大します)、年末にリリースされたばかりのプラグインです。 これは今流行りのサンプリング・リヴァーブではなく、また特定のモデルをシミュレートしたものでもありません。 つまり Softube が新たに開発したリヴァーブなのです。 通常のパラメータと同じ構造なので、なんとなくリヴァーブのことが理解できていればすぐに使えます。 しかし、通常当たり前のようにある、Hall や Plate など種類を選択する部分がありません。 よって、部屋の広さと残響の長さでリヴァーブ感を変えていきます。 Room リヴァーブは通常響きは短く、Hall や Plate は長めですから、リヴァーブ・タイムだけで作っていくというのはある意味理にかなっていて作りやすいです。 あらかじめ入っているプリセットが実に良くできているので、ここから少しエディットする、という使い方が良いと思います。 |
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続いて Overloud の BREVERB、TSAR-1 よりちょっと早くリリースされたので、実際はこっちの方を先に購入しています。 Overloud はイタリアのメーカー、ギター用の TH1 や TH2 が最近話題ですが、他にもキーボード用のチャンネル・ストリップ VKFX やスプリング・リヴァーブ SpringAge など、数は少ないものの素晴らしいプラグインばかりです。 |
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僕のリヴァーブの使い方は、「ミックス・テクニック 99」にも書いてあるように、サンプリング・リヴァーブである Audio Ease Altiverb と、もう一つのリヴァーブを組み合わせて使います。 ステレオ Aux トラックを2つ作り、Altiverb ともう一つをそれぞれインサートし、入力は同じバスにしてヴォリュームもほぼ同じにします。 つまり、2つを同じくらいのバランスで混ぜるのです。 コンプなどでも使う、この「合わせ技」リヴァーブをメインのリヴァーブとし、必要であれば CPU 負荷の少ないものをさらにチャンネルにインサートし、個別のリヴァーブとします。 |
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