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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

La Galaxia

ちょっと紹介が遅れましたが、昨年末から年明けにかけて、サックス奏者菊地康正さんのプロジェクトに参加していました。 ミニ・アルバム「La Galaxia (天の河のほとりで)」のレコーディングです。

菊地康正

サックス&フルート奏者、音楽教室 (道場)も主宰しています

http://kose-sax-flute.jp/index.htm

菊地さんとは何年か前に教本「Play the ALTO SAXOPHONE 2」付属CDのレコーディングで初めてご一緒し、以来お仕事を紹介していただいたり、親しくお付き合いしています。
今回は今までのリーダー・アルバムとは違い、なんと歌もの。 参加している歌い手さん2人との連名で、アーチスト名は Nobu,Hiromi & Kose となっています。 収録曲は菊地さんのオリジナル「My Spanish Key」と「Tales of the Country」、元々は器楽曲だったわけですが、その曲にヴォーカリスト 稲里ひろみさんが歌詞を付け、ジャズというよりはノン・ジャンルなポップスに仕上がっています。

録音は昨年12月中旬、西武新宿線 田無駅近くの Studio TLive で行いました。 ここにはスタンウェイのピアノがあります。
収録曲は2曲ですが、「Tales of the Country」はバンド・ヴァージョンの他にサックスと歌のみのアカペラ・ヴァージョンも録音しています。
バンド・メンバーは菊地さんのライヴなどでよく共演しているメンバー、そしてそれに加え「Tales of the Country」では篠崎正嗣さん率いる9名のストリングス・セクション、「My Spanish Key」では菊地さんのサックス道場の師範代さんなどを含む5名のホーン・セクションが加わっています。 オケの録音を1日で終わらせ、次の日に歌録り、という強行スケジュールのためレコーディング風景の写真が撮れませんでした。

深遠なる英国アンダーグラウンドの世界

PSP Mix Pack

Interperformance

3月

Pro Tools 8.0cs2

Flintlock

Rob Galbraith

冬の山中湖

2月

The Blues Band

システム入れ替え_2

システム入れ替え_1

最近のプラグイン

Purple Records _2

Purple Records _1

僕はもちろん作詞の経験はありませんが、曲に詞を付ける場合、ただ文字数を合わせるだけではなく、メロディーの動きに言葉のイントネーションを合わせたりする必要があり、たいへんな作業だなぁ、と思います。 しかし今回の2曲は元々器楽曲だったとは思えないほど、稲里ひろみさんのスピリチュアルな詞が菊地さんの曲の楽想にピタリとはまり、素晴らしい作品になりました。 もちろん間奏は菊地さんのサックス・ソロ、フルート・ソロなのですが、歌ものということで普段の演奏よりグッと控えめ、しかしさすがの存在感です。
年明けにミックスとマスタリングを行い、CDも無事完成しました。

下の写真2枚はひろみさんのデジカメから拝借、左は弦セクションのレコーディング風景、各楽器のオン・マイク(コンデンサー)とアンサンブル全体を録るアンビエンス・マイクを使用、もちろんアンビエンス・マイクをメインで使っています。 そして右の写真はすべてのレコーディングが終わってホッとしている風景、左から「My Spanish Key」(歌詞が付いての曲名は「La Galaxia」)のヴォーカリスト 河津延樹さん、稲里ひろみさん、菊地さん、そしてなぜか最後に僕も写っています(^_^;)
菊地さんも河津さんも音楽以外の知識も豊富で話も面白く、とても楽しい時間でした。 みなさん僕よりちょっと先輩ですが、あぁこんな歳の取り方をしたいなぁ、と思わせる素敵な大人です。