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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

Flintlock

僕がマスタリングをしているエアー・メイル・レコーディングスさんの2月のリリースは、70年代洋楽アイドル・シリーズ第3弾、Flintlock の4枚です。

エアー・メイル・レコーディングス

洋楽の名盤を、紙ジャケットによるこだわりの再現でリイシュー

http://www.airmailrecordings.com/

昨年リイシューしたバスターやイアン・ミッチェルに続く70年代洋楽アイドルということですが、このフリントロックもベイ・シティ・ローラーズと並び洋楽アイドル・ブームの火付け役となり、日本ではかなり人気だったようですね。

まずは写真左下が日本では77年に発売されたデビュー盤「 … On the Way」(本国イギリスでは75年)、邦題は「Go Go フリント〜青春の夜明け」です(笑)。 そしてこの後の3枚もすべて邦題は「青春の … 」となってます。
続いて写真右下が日本では同じ年にリリースされた2nd.「Tears 'n Cheers」、本編ラスト曲「Carry Me」が切ないバラードです。

Rob Galbraith

冬の山中湖

2月

The Blues Band

システム入れ替え_2

システム入れ替え_1

最近のプラグイン

Purple Records _2

Purple Records _1

True Worshippers LIVE

愛犬の独り言

謹賀新年

プレイバック 2008 - 10月-12月

プレイバック 2008 - 9月

プレイバック 2008 - 8月

そして扉写真がこれまた日本では77年にリリースされた3rd.「Hot from the Rock」、彼らが当時レギュラー出演していたテレビの公開収録番組での演奏をまとめたライヴ盤です。 このアルバムがすごい、オリジナル曲に加え演奏しているカヴァー曲がスティーリー・ダン、プロコル・ハルム、ジェイムス・ギャングなどの曲なのです。 なぜか爽やかな「リキの電話番号」、サビの盛り上がるところでなぜか歌メロが下がってしまうという、キーを間違えたとしか思えない「青い影」、なぜか曲のラストはほとんどフェード・アウトで拍手がクロス・フェードしてきます(笑)。
「あぁ、やっちゃったな」、ここまですごいとそう思ってしまう、ある意味聴き所満載のアルバムです。

翌78年リリース、4枚目にしてラスト・アルバムとなるのが写真下の「Stand Alone」です。 ここでは過去のアイドル的イメージを払拭、ハード・エッジなロック・サウンドへと変身しています。
ということで、なんと日本ではたった2年の間に4枚もアルバムをリリースしているのですね。

いただいたマスターの状態があまり良くなくて、リマスタリング作業はたいへんでしたが、順番に聴いていくとアイドル・バンドからロック・バンドへと進化しようとした彼らの軌跡がよくわかります。

それにしてもライヴ盤の選曲はかなり衝撃的でした。