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★ welcome to this page daisy <kuzumaki.net ★
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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。
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謹賀新年
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2014年になりました。
新年明けましておめでとうございます。
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今年の冬は寒いですね。 昨年の11月末に風邪をひき、いつもは一日で治すのですが今回は一週間ほどかかりました。 しかし今はいたって元気、相変わらず外出時も上着を着ません (^_^;)
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Studio CMpunch の機材の入れ替えは昨年でほぼ全て完了しているので、今年予定している大幅な機材の入れ替えなどはありません。
しかし、密かに胸に秘めているプランとして、超ド級のある機材を導入したい .... という想いがあるにはありますが、ちょっとまだ踏ん切りが付きません。
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年末は紅白歌合戦を観ていました。
今年のテーマは「歌がここにある」、しかしまあいろいろ考えさせられる内容でした。
確かに中堅やベテランの方々のパフォーマンスは素晴らしかったですが、演奏はほとんどが当て振りだったので今ひとつ感動出来ません。 あれだけ衣装や舞台装置にお金をかけられるのなら、もう少し音楽方面にも頑張ってもらい、トリプル・ステージとは言いませんがせめてダブル・ステージを組み、なんとか転換をして全て生演奏でやるわけにはいかないのでしょうか。 そして新人さんというか今時のアーチストさんはほとんど口パク、もはや「口パク合戦」「当て振り合戦」「ダンス合戦」ですね。 「歌がここにある」ではなく、「歌はどこにある?」です。
口パクや当て振りにもいろいろな事情があるのでしょうけど、せめてもう少しわからないようにやってほしいな、特にドラムの大げさな当て振りはみっともなく、極論かもしれませんがそういった細かいことの積み重ねで CD がまったく売れなくなってしまっているのではないでしょうか。
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紅白全てをずっと観ていたわけではないのですが、今回僕が一番心打たれたのは綾瀬はるかさんの生歌 (しかし生歌という表現もどうかと思いますが)、そして一番楽しめたのは「あまちゃん」のコーナーでした。
そもそも僕は「あまちゃん」をまったく観ていなかったのですが、そんな僕でもあのコーナーは楽しめましたし、一番感銘を受けたのは「足し算の奇跡」や「プロの仕事」が満載だったことです。
宮藤官九郎さんの演出は僕がどうこう言うまでもなく素晴らしく、あのコーナーがきっかり15分の尺だった、つまり第 157話としてきちんと成立していたことなどはもう脱帽するしかありません。 そして綿密に作られた脚本を基にしながら、貢献度で言うと脚本は半分までで、残りは役者さんたちの演技 (アドリブを含む) に委ねられていたと思います。 つまり、それぞれが各自の役割を完璧に理解し、個性を重ねた上でのチーム・ワークだったのです。
官九郎さんのコメントとして「わかる人だけわかれば良い」という言葉がよく見受けられますが、おそらく官九郎さんの本意はそうではなく「わからない人はわからなくて良い」ということなのではないでしょうか。 マス (大衆) の中に身を置きつつ、さりげなく自分の主張もたくさん散りばめる、プロとして最高の仕事ですね。
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「あまちゃん」の音楽についても少し書くと、大友さんの仕事っぷりに関してはやはり僕がどうこう言うまでもなく素晴らしく、紅白でも当然のように全て生で演奏していました。 それぞれの歌、特に「地元に帰ろう」に至っては感動すらしてしまいましたが、それは詩のイントネーションとメロディがきちんと一致しているから、これもまたプロの仕事なのです。
そして、ここが一番すごいと思ったのですが、芝居・演奏・歌、全てが人力、つまりアナログで行われていたことです。 もちろん一部に最新のデジタル技術は使われていましたが、肝心なところは全て人力だったはずです。 どちらかというとデジタル技術の力で成り立っていた他の出演アーチストさんたち (もちろんちゃんとアナログで成り立っていたアーチストさんもいました) より伝わり方が段違いなのも当然です。 プロとしての技術、与えられた場を楽しむプロとしての度量、そして何より表現しよう・伝えようという気持ち、いやあ、素晴らしかったなぁ。
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なんで僕がこんなにも長く紅白のことを書いたかというと、今年の自分の目標として「プロの技を魅せる」というのを掲げたいからです。
音楽界においても、上に書いたことは当然行われていなければいけないはずなのですが、現実は残念ながら ..... です。
そういった場がない、と現実を嘆くばかりではいけません。 場がないならなんとかしてそれを作り出そうとしなければ。
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まあ具体的な細かい目標は、実は昨年とほぼ同じです (^_^;)
レコーディングや音楽制作はチーム・ワークです。 もし僕の想いに少しでも賛同し「何か一緒にやろうよ」などと思ってくれた方がいたら、ぜひ声を掛けてほしいな、と思います。
全ての世界と人々に、同じように愛と癒しが与えられますように。
本年も、どうかよろしくお願い致します♪
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