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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

雨に泣いてる…

まだまだ半人前の僕がもうすぐ42歳になろうというのだから仕方のないことなのかもしれませんが、ここのところ先輩方や憧れのミュージシャンの訃報が相次ぎ、なんともやりきれません。

柳ジョージさんが逝ってしまいました。

特にジョージさんのファンだったわけではないのですが、３年ほど前に Vivid Sound からリイシューされた柳ジョージとレイニーウッドの５枚のアルバムをリマスタリングして以来、たまに聴いています。
和製クラプトン、などと言われたりもしますが、実際聴いてみると、ブリティッシュ･ブルースを基調としながらも日本語による日本独特のロック･サウンドを作っていたことがわかります。 人柄も素朴で、ミュージシャン仲間や芸能界などにも熱烈なファンがいたようです。
アルバムは当時のオリコン･チャートの１位を獲得していました。 良い時代だったのですね。

そんなわけで、今日は久しぶりにレイニーウッドの名盤「Y.O.K.O.H.A.M.A.」、そしてライヴ盤「ロード･ショウ」を大音量で聴いています。 正直こういった日本語のロックを若い頃はあまりかっこよくは思わなかったのですが、ようやく気持ち良く聴ける年代になってきました。
これらのマスタリングをしたのは2008年、ほぼ自分なりのマスタリングの手法が定着した頃なので、それなりに納得できる仕上がりになっています。


ジョージさん、天に召されるのはちょっと早いけど、今まで本当にありがとうございました。 ファンは絶対にあなたのことを忘れないですよ。
レイ･チャールズを始めとするブルースの巨匠たちがいっぱいそちらにはいますよ、ゆっくりセッションを楽しんでください★