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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

プレイバック 2010 - 6月〜7月

続いて6月と7月にやったお仕事を振り返ります。
レコーディングは女性合唱団 Brilliant Harmony の定期演奏会と、石崎忍さんの教本「Adlib Style Reference Book」(アルソ出版)、そして久々の地方出張で福岡に飛んで、ゴスペル・イベント「Japan Fire 4」のライヴ録りなどがありました。 Brilliant Harmony の定期演奏会のうち一部はそのまま最新アルバム「うたのゆくさき」(扉写真)に収録、このCDは昨年末から始めた2ヶ所でのレコーディング音源と合わせた聴き応えのある作品となっています。
Japan Fire 4 は、米国アラバマ州が本拠のゴスペル団体 TPW (Thanksgiving Praise and Worship) と日本のゴスペル・アーチスト、そして一般参加のマス・クワイアの共演という大規模なコンサートで、当初はライヴ収録のみの依頼だったのですが、光栄にもミックス・マスタリングまでできることになり、来年春のリリースを目指してミックスを進めているところです。

プレイバック 2010 - 4月〜5月

プレイバック 2010 - 1月〜3月

PianoVerb

12月

MAGNETIC

Disco & Soul !

過ぎ去りし日の ・・・

Tube Delay by Softube

11月

君の歌

Mellowmuse Vintage Bundle

ON FIRE

10月

うたのゆくさき

煩悩 108

Aoyama Folk Ways

マスタリングは全部で12枚、ランブリング・レコーズのものでは「Piano Jazz 2」、エアー・メイル・レコーディングスのものでは Hookfoot の5タイトルをやっています。

その他単発のマスタリングでは Quaker Meeting「apoptosis」、エバーグリーン・クワイアー「The Joy of Christmas」、そして岡山県にある西大寺キリスト教会 音楽チームのCD「Jesus Energy」をやっています。 レコーディングと合わせ、この時期はゴスペル系のお仕事が多かったことになりますね。 エバーグリーン・クワイアーは稲城市が本拠、日本では珍しいオリジナル曲を歌うキッズ・クワイアです。 今回のアルバムはタイトル通りクリスマス曲集、とはいえスタンダードではなくやはりオリジナル曲なのです。

出版社系のマスタリングでは KMP 楽譜出版の「久石譲 Piano Solo」、リットーミュージック「一生使えるサックス基礎トレ本」、そして自由現代社「本格ギター・リフ・コレクション」をやりました。

レコーディング・ミックス、そしてマスタリング、常に試行錯誤しながらやっているのですが、DAW 成熟期とも言える最近気を付けているのは、ミックスではなるべく新しいプラグインを使う、ということです。 最近リリースされるプラグインは個性的でありながら実に良くできているからです。この時期購入した Nomad Factory ALL-TECH 9063B EQ や Mellowmuse、そしてSoftube のものなどを最近はよく使っています。 マスタリングでは、音圧競争とは一線を画しつつも、周りのCDの音圧に簡単には負けたくないのでいろいろ工夫しています。 最近ではリミッターの2段がけをよく使いますが、これをさらに応用して、来年以降はまた新しいやり方で臨みます。