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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

Stand Alone

シンガー 曾我 泰久 さんのソロ・ライヴ・ツアー「Stand Alone」〜目の前の今!を作るのは いつでも自分自身さ〜 、東名阪のツアーですが、その東京公演を DVD 収録することになり、僕がレコーディングを担当することになりました。 映像担当は沼田知久さん率いるサード・アイ・チーム、もう何度も一緒に仕事をしているおなじみのメンバーです。
会場は原宿アストロ・ホール、昼夜公演だったので、早起きでした。

曾我 泰久

デビューから35年! ソロ、バンド、そしてお芝居に大活躍

http://www.soga21.com

ライヴ収録にはいくつかの方法がありますが、今回はステージ脇のマルチ・ボックスで PA とレコーディングに分岐するいわゆる「頭分け」、モニター卓は使わないので、2パラということになります。 つまりマイクは PA で使うものを共有しますが、卓の前で分岐するのでマイク・プリアンプはそれぞれ別のものを使うことになるのです。 ということで Studio CMpunch から api 3124+ を中心とするプリ・アンプ群とレコーダー (Mackie SDR 24/96)、そしてモニター用として Mackie のミキサー CFX 20 を持って行き、モニター卓の隣にあるラック・スペースにセッティングしました(写真下)。 スペースがギリギリだったので、ラックの脇にレクストのレゾナンス・ピットを置く、という小技が使えなかったのは残念です。

主催レコーディング

新年度

puff up レーベル

La Galaxia

深遠なる英国アンダーグラウンドの世界

PSP Mix Pack

Interperformance

3月

Pro Tools 8.0cs2

Flintlock

Rob Galbraith

冬の山中湖

2月

The Blues Band

システム入れ替え_2

そしてライヴ収録には欠かせないオーディエンス・マイク、これだけは唯一 PA と共有せず収録だけに使うのですが、会場のどこかに置くことになります。 今回は最後方2階にある照明ブースの前に置かせていただきました (写真下)。 マイクは RODE のステレオ・マイク NT-4 、ケーブルは最後方1階の PA ブースのマルチ・ボックスに繋ぎます。

ライヴは昼夜の2回公演、とりあえず全て収録し、良いテイクを選んで1つのライヴ DVD を作る、というプランです。 曲目が若干替わるのは良いとして、衣装が昼と夜で違ったのですが、その辺はどう編集するのでしょうか(^_^;)

さて今回のツアー・タイトルにもなっている「Stand Alone」、これは曾我さんの '92年のソロ・デビュー作「SOGA」に入っている曲です。 「これから僕は一人でやっていくんだよ」という意味合いがあると思うのですが、このタイトルを今回のツアーでも使っている、これは曾我さんなりの思いがあるのでしょう。

しかしもちろん曾我さんは一人ぼっちではないのです。 今回のツアーのサポート・メンバーはもう何年も一緒に演奏している仲間達で、特にドラムの衛藤さんは The GOOD-BYE の頃からの仲間です。 そして僕や映像担当の沼田さん、そしてマネージメント・スタッフもずっと曾我さんを支え続けています。 沼田さんと空き時間に話したのですが、「曾我さんの頑張る姿を見たら僕たちも負けられないよね」、なんと曾我さんとメンバー一行は一週間前は名古屋へ、そしてこのライヴ終了後は大阪へ、なんと車で移動なのです。 花粉症の時期で喉の調子は万全ではないはずですが、それでも何度もリハーサルを繰り返していました。
負けられないね、と言いつつライヴ・レコーディングはセッティングが終わってしまうとほとんどやることがないのです(^_^;) アストロ・ホールでのライヴ収録は過去にも何度か経験しているので今回はセッティングもスムーズにでき、機材面でのトラブル等も特になく、バッチリ良い音で録れました。 そしてこの後ミックス〜マスタリングへと続きます。

大阪へと続いたツアーも無事終了したようです。 みなさん本当におつかれさまでした。