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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。 |
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プレイバック 2008 - 9月 |
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毎年9月は青山学院大学のバンド・サークル Aoyama Folk Ways (A.F.W.)のCD制作があり、さらにその他の仕事もこの時期に多くなるので、かなりの仕事量になります。 A.F.W. のCDに関わるのは今年でなんと12枚目、最初のころはまだ20代で学生達とも歳が近かったのですが、今やほぼ倍です(笑)。 今年は初めての試みでドラム録りのスタジオを2カ所使いました。 今年のレコーディングも楽しかったです。 |
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レコーディングはもう一つ、ジブリ映画の名曲をウクレレでカヴァーするウクレレ・ジブリの第2弾「ウクレレ ジブリの森」、その中のキヨシ小林さんのソロ3曲のレコーディングをここ Studio CMpunch でやりました。 |
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マスタリングは全部で17枚やりました。 |
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Vivid Sound のものではまず David Roberts の未発表曲集「The Missing Years」、それから世界初CD化となった Stylus「Where in the World」、そしてイタリアン AOR の Marco Taggiasco「This Moment」をやりました。 |
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さらに8月に続いて柳ジョージ&レイニーウッドの初期の名盤、「Rainy Wood Avenue」と幻のライヴ盤と言われていた「Road Show」もやっています。 |
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そして、ビデオアーツ・ミュージックさんからリリースの「りんごの子守唄 BOX~hello goodbye~」(扉写真)、これはCD4枚組のボックス・セットなのですが、その中の4枚目、ボーナス・ディスクのマスタリングをやりました。 これは春にやったあがた森魚さんの「少年歳時記」のマスタリングを気に入ってくれた鈴木惣一朗さんからの依頼だったのですが、アコースティックな癒し系サウンドと僕のマスタリングは相性が良く、これが今年のベスト・ワークと言っても良い仕上がりになりました。 |
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Migiwa さんのワーシップ・アルバム「親愛なる神様へ」のマスタリングも印象的でした。 今までのアルバムよりも賛美のメッセージ性を強くし、これも僕の得意ジャンルなのできれいに仕上がったと思います。 |
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そしてついに来ました僕の著書、リットーミュージックから発売された「マスタリングの全知識」、制作は8月の終わりから始め、9月末が入稿でした。 各社から教本がたくさん発売されている中、マスタリングに関する本はほとんどないのですよ、という話からトントン拍子に進み、当初考えていた制作期間よりもずっと短かったのでたいへんでしたが、面白い内容になったと思います。 普段親しくしているアーチストさん5組が音源の使用を快諾してくれたので(ありがとうございました!)、マスタリング前後の音の比較やコンプレッサーの違いによるサウンドなどを付属CDに収めることができ、よりわかりやすくなったと思います。 おかげさまで評判も良く、なんと発売後1週間で重版がかかるというちょっと信じがたいことにもなりました。 |
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