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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。 |
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ソチ五輪、そしてゴースト騒動 … |
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3月も中旬になってしまい相変わらずのスロー更新で申し訳ありませんが、順番に書いていくと、まずこのことを書いておかねばいけない、と思います。 |
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2月は4年に一度のソチ冬季五輪がありました。 |
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さてこの扉写真、なぜゲイリー・ムーアがと思うかもしれませんが、フィギュア・スケートで見事金メダルをとった羽生くんのSPで思いっきりフィーチャーされていたのがゲイリーの名曲「パリの散歩道」なのです。 そして、この曲と直接の関係はないはずですが、この模様をテレビで観ていたデヴィッド・カヴァデールが羽生くんの選曲センスを高く評価した、という地味に面白いニュースもありました (^_^;) |
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しかし、この後レコード会社には問い合わせが殺到し、配信ランキングでも洋楽1位をゲット、というニュースには素直に喜べません。 なぜレコード会社はいつも他力本願なのでしょうか。 素晴らしい曲は数え切れないほどあるのに、アイドル的有名俳優のドラマの主題歌で使われて初めて人々の耳に届く、なんて怠慢と言う他ありません。 |
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そして、おそらくこのソチ五輪のタイミングに合わせての暴露となったのだと思いますが、まさかのゴーストライター騒動が起きました。 |
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もちろんゴウチ氏のやったことは到底許せることではありません。 しかし、彼一人がペテン師・詐欺師で、彼一人が全面的に悪いのでしょうか? |
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今回の騒動の中であまり報道されてませんが、 NHK の特番は何度も放送され、一昨年辺りからジワジワとゴウチ氏とその曲たちは音楽ファンに認知されていました。 昨年などはクラシック界では異例のコンサート・ツアーも企画され、終演後はスタンディング・オベーションの嵐だったのです。 |
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そしてなぜか今回の騒動で犠牲者、もしくは正直者のように扱われている本当のライター先生Nガキ氏、ゴウチ氏が詐欺師・ペテン師なら、このライター先生もまた詐欺師なのではないでしょうか。 18年間欺し続けたのはゴウチ氏だけではなく、この先生も同じはずです。 そして唯一、ゴウチ氏を止めることができたのにしてこなかったのがこのライター先生ではないでしょうか。 彼は教職に就いていて、この騒動を受け学生たちが辞めないでという署名運動をしたようですが、数々の偉大な作曲家たちを欺いたこのライター先生に、未来の音楽家を教える・育てる資格なんてあるのでしょうか。 |
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そもそも、ゴースト・ライター騒動ということになっていますが、ゴースト・ライターとは本来有能な作家や作曲家たちが、あまりにも多忙なためその創作の一部を弟子など身内に任せることを指すのだと思います。 そういった仕組みは古くからあり、まあ難しいですが必要悪なのだな、と思います。 今回のこのお二人はこの仕組みにまったく合致してません。 ゴウチ氏は作曲家を名乗るべきではない人物でしょう。 |
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2000年以降音楽がまったく売れなくなってしまったのにはハッキリとしたいくつかの原因があり、不幸なことにそれらが重なり合って、悪循環を続けています。 そろそろこの現実にしっかりと目を向けるべきではないのかなあ、と常々思っています。 |
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