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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

山中湖にて

DAW でのレコーディングが主流となった今、収録に使う場所はスタジオやホールだけではなく、教会や公民館のようなところ、はたまた個人宅やプライベート･スタジオなどいろいろです。 足りない機材は持って行きますし、プリアンプやケーブルなどはどんなところであっても愛用のものを持ち込みます。 今回は山中湖にあるアルソ出版の社有スタジオ UpField に行ってきました。

アルソ出版

http://www.alsoj.net/store/index.html

UpField には数年前からよく行っているので、機材や配線に関してはもうお手の物です。 サックスかフルートの収録になるのですが、今回はフルート、内容に関してはちょっとまだ書けません。

扉写真がマイク･セッティングのほぼ全景、フルートには RODE の真空管マイク K2、ピアノには RODE のステレオ･マイク NT-4、そしてアンビエンス･マイクはスタジオにある audio-technica AT4050 をペアで立ててます。
下の写真２枚は角度を変えて撮ったもの、天井が吹き抜けで高いので、アンビエンス･マイクはだいぶ高いところからねらってます。
このスタジオはとてもきれいな響きで録れるのでミックスではやはりアンビエンスがメイン、アンビ６・フルート３・ピアノ１くらいの割合のミックスになります。 天然の響きの上に、さらにプラグインのリヴァーブを３種類足し、余韻を演出するのがここ最近の僕のやり方です。

今回は大曲２曲を含む全４曲、充分時間をかけて良いテイクが録れたと思います。
たいていの場合ミックス以降は自分の仕事場 Studio CMpunch で行うので、収録のみ行いデータを持って帰ります。

それにしても、何度行っても富士山を間近で見ると身が引き締まりますね。 季節ごと、時間ごとに常に違う景色になるので、何度見ても飽きません。
下の写真、左から初日のお昼前、二日目の朝ペンションの部屋から、そして二日目の夕方の、それぞれの富士です。