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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

3☆ Colors

今月中旬から 3☆ Colors のレコーディングを始めています。

3☆ Colors

http://3-colors.net/index.html

3☆ Colors はヴォーカリスト3名からなるユニット、その名の通りアカペラ・グループ出身だったり舞台俳優だったり、それぞれのプロフィールは3様です。

今回縁あってレコーディングを担当することになりました。
今回のメンバーはここ数年のレギュラー・サポート・メンバー (+α)、細川圭一さん (ギター、バンマス)・玉木正昭さん (ドラム)・塩崎喬浩くん (ベース)、持山翔子さん (キーボード)、奥沢の Pastoral Sound にみなさん集合です。

僕にとってレコーディングはもちろん日常的なことですが、いろいろな音楽に触れ合ってるので毎回新鮮ですし、常にいろいろなことを試したりします。 ミュージシャンやアーチストさんも毎日レコーディングという人はあまりいませんから、そういう意味では非現実的な作業であり、その時のみなさんの想いをぶつけ合うことで「足し算の奇跡」が生まれるわけです。

12月

Voice Of God

あしたのうた

11月

TLA-100A

Promised Land

雨に泣いてる…

りんごの子守唄

10月

Till the End

9月

15枚目

アコースティック・アルバム

8月

RS124

KEATS

扉写真は玉木さんのセット、3タム・2フロアというタムの数も珍しいですが、なんといっても美しい色合いとゴールドのシンバル・スタンドは楽器というよりは代々使ってきた家具のようです(^_^;) そして玉木さん、なんと今回計3つのセットを用意、タムの数がそれぞれ違う他、素材もまったく違うのでまさに3☆ Colors、見た目から得るモチベーションも上がりっぱなしです (写真をクリックすると拡大します)。

ドラムのマイキングは僕の王道セット、Audix D-1、D-2、D-6、MEARI 319-A8、RODE NT-4、そしてアンビエンス・マイクはスタジオにある一番良いコンデンサー・マイクをペアで使います (今回は Neumann U-87)。 最近ではハイハットの上部に Reflexion Filter をセットするようにしていますが、こうすることによってコンデンサー・マイクでもかぶりの少なくダイレクトな音で録ることができます。 ドラム録り全景は下の写真中央、そしてマイク・プリはもちろん愛用の api 3124+ 、今回はタムの数の関係もあり ATI 8MX2 や AMEK 9098 DMA なども使いました。

ところで前の日記にも少し書きましたが、来年は使用機材を大幅に入れ替えます。 そのセレクトや試聴などをこれからしていくのですが、今回は電源ケーブルで新しいものを3種類試しました。 今まで使っていたものやスタジオにあった汎用ケーブルも合わせると計7種類になったので、ちょっと時間をもらいドラムとベースのデュオで1分ほどのパターンをセッションしてもらい、7種類の電源ケーブルを api で試しました (玉木さん塩崎くんありがとう!)。 まだ本格的にチェックしていませんが、なかなか興味深い結果にもなり、来年からの展開が楽しみです。
さらにコンデンサー・マイク Lauten Audio Clarion を販売店から借り、試しましたがこれまた素晴らしい結果、下の写真にちょこっと写ってます (セッティングはパーカッション録り)。

今回はドラム&ベースだけでなく、ギターやピアノも含めた一発録り、オーヴァーダブも極力少なくし、バンド感を出すサウンドにするのが今回の細川さんの狙いです。 ハイ・サンプリング (24bit, 96kHz) で一つ一つの音をしっかり録る僕のやり方ともきっと良い相性になると思います。
ベースは愛用の DI 兼プリアンプ Summit Audio TD-100 でプリ・アウトとライン・アウトの両方を録りそれぞれ api でドライブ、ギターは Crowley and Tripp のリボン・マイク Naked Eye と Shure のコンデンサー・マイクを両方オン気味にして録りました。 ピアノは RODE のステレオ・マイク NT-4 を使用、かぶりを抑えるために蓋をギリギリまで閉め、通常セットするよりもかなりオンにして録っています。
あ、これらの写真を全然撮ってませんでした (>_<)

オケ録りは無事終了、多少の追加オーヴァーダブも録り終え、現在は僕の本拠地 Stduio CMpunch での歌録りに進んでいます。
写真は悠晃さんとラップ担当の TsukaC くん。なぜか服の色とブース壁の色がマッチしてます。 クリックしても拡大しません (^_^;)


今後歌録りとミックスを進め、来年2月末くらいまでに完成する予定です。