★ welcome to this page daisy <kuzumaki.net ★ |
|||||||||||||||||
このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。 |
|||||||||||||||||
英国気質の本質 |
|||||||||||||||||
エアー・メイル・レコーディングスさん4月のリリース第2弾を続いて紹介、今回は毎度好評の British Legend Collection Vol.54、「英国気質の本質を示す4つの事例」と題した4タイトルです。 |
|||||||||||||||||
エアー・メイル・レコーディングス |
|||||||||||||||||
洋楽の名盤を、紙ジャケットによるこだわりの再現でリイシュー |
|||||||||||||||||
http://www.airmailrecordings.com/ |
|||||||||||||||||
まずは扉写真の Gypsy「Gypsy」、バッファロー・スプリングフィールドやモビー・グレープ等に代表される米国ウェスト・コースト・サウンドに影響を受けたバンドの71年の作品です。 ウェスト・コースト・サウンドに英国気質をブレンドなんて中途半端になりそうなのですが、これがまさにそんな感じの作風で、しかしなかなかかっこいいのです。 エアー・メイルのカタログにはそういったバンドが数多くあり、この時代本当にそういったバンドで溢れていたことを実感します。 面白いのはどれも中途半端ではなく、ウェスト・コーストっぽいし、しかし紛れもなくブリティッシュ・ロックなのです。 |
|||||||||||||||||
続いて Lindinfarne「Happy Daze」(写真左下)、リンディスファーンはちょっと前にエアー・メイルで再結成後の4タイトルをリリースしましたが、これはそれよりもちょっと前、アラン・ハルとレイ・ジャクソンを中心とした第2期の作品です(74年リリース)。 前回マスタリングした時にこのバンドは好きになったので今回も楽しみにしていました。 英国フォーク&トラッド、スコティッシュな感じでまさに牧歌的なのです。 次第にアメリカン・マーケットを意識したサウンドになっていき当時のファンには賛否両論だったようですが、それでも根っこは英国気質、素敵なバンドです。 |
|||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||
最後は Grimms「Grimms」(写真下)、マイク・マッギア、ロジャー・マッゴー、ジョン・ゴーマンの3人からなるスキャッフォルドというグループにニール・イネス(ボンゾ・ドッグ・バンド)とアンディ・ロバーツ(リヴァプール・シーン)等が加わわる形としてスタートしたグループで、この作品は76年リリースの3枚目です。 メンバーの名前を見てサウンドを想像できる人はかなりのロック通だと思いますが、その想像通りのサウンドで、骨太のブリティッシュ・ロックの中にちょっとコメディー的な要素を散りばめています。 |
|||||||||||||||||