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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。 |
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True Worshippers LIVE |
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昨年末、暮れも押しせまった30日に、池袋の中央福音教会で行われた「True Worshippers Conference」の最終イベントであるライヴ・レコーディングに行ってきました。 |
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True Worshippers、そのまま訳すと「真の礼拝者」ということですね。 詳しいことはよくわからないのですが、26日からの5日間、いろいろなワークショップなども行われたようです。 このコンファレンスを主宰しているのがシンガー藤波慎也さん、2年ほど前にひょんなことで知り合い、親しくしています。 |
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藤波 慎也 |
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日本のゴスペル・シーンをリードするシンガー |
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http://www.trueworshippers.jp/shinya/ |
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何日か前に録音場所となる中央福音教会を下見に行ってきました。 教会にもいろいろあって、広いところ、広くないところ、音響設備がしっかりしているところ、ほとんど設備がないところ、などです。 この教会は広さはちょうどよい感じで2階もあるので天井は高いのですが、音響設備はあまり充実してはいないので、録音当日はマイク・スタンドやマイク・ケーブル、それにマルチ・ケーブルなども持ち込みました。 当然僕一人ではこれは無理だろう、ということで、以前専門学校の講師をしていた時の生徒、H田君にアシストをお願いし、録音に臨みました。 |
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ゴスペルのライヴの場合、バンドはステージ脇の左側か右側などに固まることが多いです。 ミックスの時にドラムやベースはセンターに配置し、音楽の核となることが多いのでこの配置は当然録音する側からはあまり好ましくないのですが、ライヴ録りはまず現場の段取りが優先なのです。 この教会にはグランド・ピアノがあったので、当初電子ピアノを使う予定だったのですがこのグランドを使うことにしました。 その可能性も考え用意したステレオ・マイク RODE NT-4 がなぜか調子悪かったので、Audix のダイナミック・マイク OM-3 に交換し、上の写真のような感じでマイキングしています。 |
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上の写真では見えづらいですが、ステージには曲ごとにソロ・シンガーが立ち、藤波さん所有の Shure SM58 を使いました。 そしてクワイアには MEARI の 319 A-8 をソプラノ・アルト・テナーの各パートごとに置いています。 当然このマイクにはバンドの音、特にドラムの音がカブって入ってしまいます。 そして2階席にアンビエンス・マイクとして audio-technica AT4040 を左右に置きました。 |
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当初のプランニングでは24chフルに使う感じだったので、藤波さんのマイクプリを借りたり、普段持って行かない ALTEC のヴィンテージ・プリアンプを用意したりしたのですが(写真左上の一番上の機材)、結局20chに落ち着きました。 いつものように api 3124+ が中心となっています。 |
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そして今回、珍しく普段持って行かないアウトボードを使いました。 以前大好きだったコンプ FMR Audio Really Nice Compressor 2台です。 もう何年も、スタジオでのレコーディングにおいてもコンプなどのかけ録りはしていないのですが、今回なぜかしてみたくなり、ドラムのオーヴァー・ヘッドとアンビエンスに使いました。 |
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ライヴ録りはセッティングがたいへんなのですが、本番はほとんどやることがないのでH田君に PA を頼み、レコーダーも要領に余裕があったので回しっぱなしにしていました。 |
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