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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。 |
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カンタベリー経由、英国ジャズ・ロックの最高峰 |
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ブリティッシュ・ロックの名盤のリイシューがリリースのメインとなっているエアー・メイル・レコーディングスさん、通常の British Legend Collection シリーズとは別に名盤を高音質CDでリイシューするというコンセプトの Blue Spec CD Collection というのがあります。 その第5弾は「カンタベリー経由、英国ジャズ・ロックの最高峰」と題された Soft Machine 後期の名盤3タイトル、僕がマスタリングをしています。 |
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エアー・メイル・レコーディングス |
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http://www.airmailrecordings.com/ |
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今回の3枚は CBS からハーヴェストに移籍してからの3タイトルで、「Bundles」「Softs」「Alive and Well -Recorded In Paris-」というバンド後期の名盤として知られている3枚です。 |
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この3枚はどれも特徴的で聴きごたえがあり、amazon などのレビューでもみなさん絶賛されている、まさに名盤ですが、70年代中盤という機材が劇的に進歩していくちょっと前の作品ということで、当たり前ですが全て人間が演奏しています。 ちょっとした編集をやっているのかどうかは定かではありませんが、ジャズ系ということでもしかしたら修正どころか編集すら行っていないかもしれません。 ジャズ・フュージョンということで同じバースを延々と繰り返したりしますが、まったく飽きないのはそのためでしょう。 |
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下の写真はこのライヴ盤に収められた「Number Three」「The Nodder」のマスタリング後の波形です。 次第に盛り上がっていき、そして徐々にまた小さくなっていく、見事なダイナミクスですが、それを完全に CD の枠の中に押し込めた、とも言えます。 |
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人力でやっているのが凄い、とか編集をしていないのでは、などという本来当たり前のことで感心してしまう、残念ながらここ数十年で、人々はテクノロジーの進化を間違った方法で使ってしまったようですね。 |
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