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★ welcome to this page daisy <kuzumaki.net ★
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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。
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スタジオ・エリアーナ
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それは1年とちょっと前のことでした。
僕の古いお客さんであるベーシストの岡田宗久くんから久しぶりに連絡が … 。
まだ会社をやっていた頃 Really Nuts というバンドのレコーディングをして以来なので 10年ぶりくらいです。 今はメンバーそれぞれの道を歩んでいるようで、今回は (去年の話ですが) 岡田くんが現在やっているバンド SinGerbera の新曲のマスタリングをすることになったのでした。
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マスタリングは2曲だけということもあり早々と終わりましたが、話はそれだけではありませんでした。
岡田くんは数年前に会社を立ち上げ、現在 (去年の話です) レコーディング・スタジオを作っている、とのこと。
「それは素晴らしい、何かあったら手伝うよ」と即答したのが新しいストーリーの始まりです♪
その新しいスタジオ、Studio Aliena (スタジオ・エリアーナ) のレコーディング・エンジニアを務めることになりました。
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スタジオ・エリアーナ
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といっても共同経営とかではなく、岡田くんに雇われる立場での参加です。 しかし、ここ数年僕個人の仕事はクラシックやジャズ系が多かったこともありバンドのレコーディングをもう少しやりたいなぁ、とちょうど思っていた頃だったので、個人の仕事とうまく折り合いが付けば実に素晴らしい話です。 お互いのタイミングもちょうど良かったのでしょう、悩むことなく参加を表明し、マスタリングを終えた翌週から毎週のようにミーティングを重ねました。
スタジオを建てる場所や施工業者は決まっていたものの、機材は僕に任せてくれる、とのこと。 光栄な話をいただき、ここから旅の第1章が始まったのでした。
夏には地鎮祭にも参加させてもらい、「1年後はここでレコーディングをしているのかぁ」という実感を抱きながら、かに道楽で歓談(^_^;)
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2012年3月の施工開始までにやることは、機材選びとワイヤリングの詳細を決めることです。 そして、これが実にたいへんでした。
機材に関しては任せてもらったこともあり、僕の好きな api のプリアンプをメインにし、なるべく最新の機材を選びました。 かねてからいろいろなレコーディング・スタジオを使ってきて、お金の使い方のバランスが今ひとつだなぁと感じることが多かったので、そこには充分気を使っています。
ようやく機材リストが完成するかな、といった昨年末にある事件が発生、ネガティヴなことなので詳細はここには書きませんが、あるメーカーの機材をリストから外す決断をしました。 api と同じくらいこだわっていた部分で、モニター・スピーカーや DA コンバータ、そしてケーブル全般をそこのものにしようと思っていたので、機材選びはほぼ仕切り直しです。
同時に、ここ Studio CMpunch の機材も、半分以上を入れ替えるという決断をこの頃にしました。
予想外の展開、しかもネガティヴな事件ではありましたが、意外にもスッキリと気持ちを切り替えることができ、環境だけでなくいろいろな意味で新しい第一歩なのだなぁ、となぜかワクワクしたものです。
新しい出会いもいくつかありました。 かねてからお付き合いはありましたが、Rock On Pro、そして宮地楽器 MID とより深い関係が築け、そしてそれまでは何度かやりとりをしていたのみだったケーブル職人の久米 春如さんに全てのワイヤリングを任せることが年明け2月に決まりました (ややギリギリ)。
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ここ何ヶ月か超スロー更新だったのはエリアーナの準備をしていたからです。 スタジオは5月に完成し、無事稼働しています。 その頃すぐにこの日記を書きたかったのですが、オープニングと同時に始まったキャンペーン月間で5月はバタバタ、6月は個人の仕事などもありなかなか書く時間が作れませんでした。
このスタジオには思い入れがいっぱいあり、やはり1回分の日記では書ききれません。 扉写真はスタジオ全景です。
スタジオの各部屋のこと、機材のことをまだまだ書きたいので、それらはまた次回に … ♪
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