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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

ダンスは止まらない

ちょっと紹介が遅くなってしまいましたが、僕がマスタリングをしているエアー・メイル・レコーディングスさん6月のリリース分5タイトルの紹介をします。

エアー・メイル・レコーディングス

洋楽の名盤を、紙ジャケットによるこだわりの再現でリイシュー

http://www.airmailrecordings.com/

6月はリリースが2回ありましたが、どちらも好評の British Legend Collection、まずは Vol.56 「英国ハード・ロック裏通りのいぶし銀ギタリスト !!」と題して(笑)、John Verity 関連の3枚です。
ジョン・ヴェリティ、僕も初めて知りましたが、後にラス・バラードに代わりアージェントに加入するギタリスト兼ヴォーカリストなのです。 写真左下が自身のバンド名義でののデビュー作「John Verity Band」(74年リリース)、写真中下が76年 アージェント解散後にジム・ロッドフォード等と結成したバンド PHOENIX の1st.「Phoenix」です。 そしてサクソンやモーターヘッド作品でのプロデュースといった輝かしい経歴の後にジョンが後期フェニックスのメンバー等と結成した新バンド Verity の1st.「Interrupted Journey」(83年リリース)、ロッド・アージェント、ラス・バラードの他なんとジェネシスのマイク・ラザフォード等もゲスト参加しています。

若干チープなアートワークはあまりいただけませんが、フライヤーのキャッチコピーにあるように、裏通りでさらにいぶし銀、いったいどこまで渋いんだ、というようなサウンドはなかなか聴き応えありますよ。

Super Rare Trax

THE CLUB JAZZ DIVA

puff up 第3弾

6月

ルネッサンス

2冊目の本が出ます♪

プリーザーズ

puff up 第2弾

雨上がりの夜空に …

教本2点

5月

英国気質の本質

めがねロッカーの逆襲 !!

Stand Alone

主催レコーディング

続いて Vol.57 は「驚異のファンキー・マシーン、ゴンザレス登場 !!」と題して GONZALEZ の2タイトル、このシリーズにはかなり珍しくファンク・テイスト溢れるバンドです。
このゴンザレス、元ジューシー・ルーシーのクリス・マーサー、元ジンジャー・ベイカーズ・エアー・フォースのスティーヴ・グレゴリー、後にジェフ・ベックと行動を共にするリチャード・ベイリーなどが中心となって結成されたファンキー・ソウル・バンドなのです。 まずは扉写真、かっこいいアートワークですが74年リリースの1st.「Gonzalez」 、これまたキャッチコピーの驚異のファンキー・マシーンという形容がピッタリで、かなりかっこいいサウンド、全曲捨て曲なしの名盤と言えます。 そして写真左下が翌75年リリースの2nd.「Our Only Weapon is Our Music」、メンバーが若干入れ替わり、大人数となっていますが、なんとその中に後に僕の大好きな Alan Parsons Project でヴォーカリストとして起用されるレニー・ザカテクがいます。 ファンキーだけでなくさらにラテン風味を加えたセンス抜群のサウンドは、発売当時よりも90年代以降のレア・グルーヴ・ブームのシーンで大きな話題を集めたようです。

ゴンザレスのアルバムは2タイトルなのですが、両作品をエアー・メイルの通販で購入すると特典としてシングルCD「ダンスは止まらない」(写真右上)がもらえます。 これは実際にこういったシングルはなかったので なんちゃってシングルなのですが、いかにもなアートワークが最高ですね、ぜひ買ってください(^_^;)