★ welcome to this page daisy <kuzumaki.net

このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

リズム・トラック録り

シンガー石井一孝さんの4th.アルバムのレコーディングがいよいよ始まりました。 石井さん(カズさん)は主にミュージカル俳優として活躍していますが、大の A.O.R. 好きであり、コレクターでもあります。 数年前に2つのルートで知り合って以来、仲良くさせていただいています。 何度かお仕事していますが、オリジナル・アルバムをレコーディングから手がけるのは今回が初めてです。

石井一孝

シンガーでありながらAORマニア、15,000枚以上のレコード・コレクター

http://www.kazutakaishii.com/index_pc.html

今回のアルバムは、カズさんとギタリスト是方博邦さんとの共同プロデュース、ミュージシャンは是方さんが中心になってコーディネートしています。 レコーディングのことは僕にある程度任せてもらえたので、リズム・トラック録りのスタジオとして下北沢の Nasoundra Palace Studio を使うことにしました。 2回に分けて計6回のセッションです。

まず今回はスタジオの様子をレポート、Nasoundra Palace Studio の特徴は天井高5mと高いドラム・ブースでしょう。 ここにドラム・セットを置き、是方さんのギターとエフェクト・ボードもこの部屋にセッティングしました。 そしてギター・アンプはちょっと離れたサブ・ブースに置き、久々のアンプ録りなので贅沢にマイクを3本立てました。 オン・マイクに定番 Shure SM57、ちょっと離れた位置に MEARI 391 A-8、さらに離れたところにスタジオ所有の Neumann U87i を立てています。 オン・マイクとオフ・マイクを分けることによって、ミックスの時にギターの距離感をコントロールしたり、トーンを変えたりするのがやりやすくなります。プラグインに頼らなくても、3本のマイクの上げ下げでだいぶ音色や距離感は変わるのです。

Better Late than Never

8月

骨休み

マーク・ムーギー・クリングマン

フルート・トリオ

20/20

SHINING コンサート

サックス・カルテット

ペドラーズ

ホールでの歌録り

わたらせ

7月

コントロール・ルームは階段を上がったところにあり、ここにキーボードと音源類をセッティング、さらに今回はベーシストもこの部屋で録ることにしました。
マイク・プリアンプは僕が愛用している api 3124+ と ATI 8MX2 を持ち込んでいます(写真右上の上のラック)。 スタジオにもかなりの数の使えるマイク・プリがあるので少しだけ使わせてもらいました。
そして今回、マイク・ケーブルやベース用のライン・ケーブル、そして電源ケーブルと電源タップもすべて持ち込み、もちろんすべてレクスト製です。

コントロール・ルームはこんな感じです。 モニターはラージ・スモール1つずつ、スタジオの様子は直接見えないので、真ん中にある画面に写します。

今回のレコーディングはカズさんのスケジュールに合わせ短期集中、なんと1ヶ月でマスタリングまで仕上げる予定なのです。
この後ミュージシャンの様子などもレポートしていきます。