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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

フルート・トリオ

大山日出男さんのサックス・カルテットの録音から約10日後、またもや山中湖にあるアルソ出版さんのスタジオに行ってきました。

アルソ出版

SAX、Flute、Clarinet など管楽器専門誌や楽譜集などを出版

http://www.alsoj.com/

今回の収録は9月に発売される THE FLUTE 別冊22号に付くCDのためのレコーディング、1冊まるごと MIYA さんの「ジャズ&ポップス講座」という感じの内容です。

MIYA

自己のグループの他、多数のセッションで活躍中のフルート奏者

http://www.miya-music.com/

20/20

SHINING コンサート

サックス・カルテット

ペドラーズ

ホールでの歌録り

わたらせ

7月

Good News

Hula Records

穏やかな空

ジャズ・ピアノが弾きたい!

福生ラバーソールレコード

メンバーは MIYA さんの他、渥美幸裕さん(Gt.)、斎藤草平さん(Bass)の3名、打楽器がない、ちょっと変則的なトリオ編成です。
今回もマイナス・ワンのトラックを作る必要があるので、MIYA さんはブースでの演奏、真空管マイク RODE K2 を使い、上からオフ気味に狙ってます。 そしてウッド・ベースにはスタジオ所有の RODE NT-2000 を使い、ラインは使いませんでした。

ギターはアコースティックとエレキを曲により持ち替え、アコギの場合はステレオ・マイク RODE NT-4 とライン出力を両方録っています。 愛器 api 3124+ のライン入力を使いました。 エレキの時は Messa Boogie のアンプに対して、写真のような位置に MEARI 391 A-8 を置いてます。 通常ギター・アンプには Shure SM57 を使うことが多いですが、ジャズ系の場合はなるべくコンデンサー・マイクを使うようにしています。
そしていつものようにアンビエンス・マイクとして audio-technica AT4050 をペアで高い位置に上げています(最初の写真)。

レコーディングしたのは全部で9曲、それとは別に MIYA さんのソロでエチュード的な曲を1曲録っています。 選曲は面白く、ジャズのスタンダードから、ベートーヴェンのソナタ「悲愴」、エリック・クラプトンの「Tears in Heaven」、オリジナル曲「Tri」」などバラエティに富んでいます。 若干フリー・ジャズ寄りの演奏はなかなかスリリング、MIYA さんのフルートをミュートしたマイナス・ワンのトラックはかなり演奏が難しいのではないでしょうか。

打楽器がないので隙間の多いサウンドで、そこに MIYA さんの透明感のあるフルートが乗る、といった感じのアレンジが多く、これはミックス次第でかなり素敵な音になるのでは、と思います。

いつもはスタジオ近くのペンションに泊まることが多いのですが、今回は昼過ぎから始め、素晴らしい集中力でその日のうちに全曲を終了し日帰りとなりました。

おつかれさまでした。