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日々のことを書きたいと思います。週に2,3回更新したいと思い
ます。

実験音楽 2007.10.27

僕がマスタリングをしているストレンジ・デイズ・レコードさん今月の新譜は6月から続いているイタリアの名門プログレッシブ・ロック・レーベル Cramps のコレクション第5弾12タイトルです。 前回辺りからだんだんとマニアックな世界へと入っていってますが、今回はついに現代音楽の扉を開け、実験音楽シリーズ「DIVerso」の登場です。 アレアのメンバーによるソロ作をはじめ、デレク・ベイリー(英国)やスティーブ・レイシー(米国)などによる冒険心に満ち溢れたサウンドです。 フリーキーに展開するインプロヴィゼーションやミニマル・ミュージック的サウンドが多い中、 アレアのヴォーカリスト Demetrio Stratos「Metrodora」(写真) は、声の持つ可能性を極限まで追求した意欲作で、野獣の遠吠えや鳥のさえずり、虫の羽音、それらを駆使した狂気のハーモニーはまさにヴォーカリゼーションの新境地と言えます。 アーチスト名をおもいっきり大きく表示したジャケット・デザインは、クランプスにしてはちょっともの足りない感じがしますが、今回の12タイトルはすべてこのスタイルに統一されてます。

雪の世界 2007.10.24

エアー・メイル・レコーディングス今月の新譜第2弾は、かなり久しぶりのリリースとなるカナディアン・ソングライター・シリーズ、Bruce Cockburn 初期の傑作5タイトルです。 70年リリースのデビュー盤「Bruce Cockburn」から74年の5th.「Salt, Sun & Time」までですが、どのアルバムもカナダの大自然の厳しさと優しさを感じることができます。 フライヤー等のシリーズ・キャッチコピーに「歌声で感じる、冬の訪れと雪の世界…」とありますが、まさにその通りの雰囲気なのです。 写真は2nd.「High Winds White Sky」5枚すべてを購入すると先着でもらえる特製 BOX にもこの絵柄が使われており、とても素敵ですね。

草野球 2007.10.21

いつも仕事でお世話になっている NAF の中浜さんに誘われ、中浜さんの地元 池上のロックン・ロール集団 池タコ倶楽部 の野球に参加してきました。 最近では青木カレンさんの制作スタッフとして全国を飛び回る、尊敬する大先輩秋谷銀四郎さんも一緒です。 人数が足らないため、なぜか相手チームに助っ人として入ることになり(笑)、久々にピッチャーをやらせてもらいました。 相手チームに入ったことにより、結果として知ってる人とばかり対戦できたので、面白かったです。 去年はまったく試合に参加できず、今年もこれが2試合目と長らく野球から遠ざかっていたのでバッティングは散々でしたが、マウンドの一歩前から投げたピッチングは絶好調で、5回を完投しチームも大勝しました。 勝ち負けよりも、気の合う仲間、いや先輩方と野球を楽しめたことが嬉しかったです。 僕は1試合で帰りましたが、なんとみなさんこの後もう1試合行い、さらに打ち上げ、と本当に元気ですね。 おつかれさまでした。  

KAREN 2007.10.18

9月22日に発売された青木カレンさんの2nd. アルバム「KAREN」がとても好調のようです。 全7曲なのでミニ・アルバムという感じですが、オリジナル1曲とジャンルレスなカヴァーが6曲、「この曲が一番好き」という曲も聴く人によって全然違うそうです。 僕は前半最後に位置する「In My Life」が一番好きで、この曲のフリューゲル・ホーンのソロは何度聴いても聴き入ってしまいます。 僕が関わったのはほぼ全曲の歌録りとミックス以降ですが、素晴らしいチーム・ワークで、自分でもかなり満足する内容に仕上がりました。 まもなく JET SET レーベルより限定アナログ盤も発売されるようですが、今日はアルバムの中の2曲のリミックスを作りました。 どのような形で発表するかは未定ですが、本編とはひと味違う、素敵なものができたと思います。 みなさんおつかれさまでした。

アルト・サックス 2007.10.15

今月もやってまいりました、山中湖にあるアルソ出版さんの自社スタジオ Studio Upfield、今回は11月に発売予定の雑誌「The SAX 26」付録CD用のレコーディングです。 プレイヤーは久保崎泰隆さん、アルソさんの仕事等で何度かご一緒している菊地康正さんの道場の師範代でもあります。
今回ピアノ伴奏は演奏ではなく打ち込みデータ、若干もったいない印象ですが、久保崎さんのアルトが素晴らしく、サックスを乗せるとあまり気にならなくなりました。 写真は録音風景、オン・マイクに RODE の真空管マイク K2、アンビエンス・マイクとして、audio-technica AT 4050 をペアで階上の位置に置いてます。 写真ではわかりづらいですが、久保崎さん、なんとモヒカンなのです(笑)。 それでいて(失礼)、音色はとても柔らかく上品な感じで、ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」など、本当に素晴らしかったです。

歌録り 2007.10.13

去年からの The Apollo Boyz のレコーディングでお付き合いの始まったシンガー池田聡さん、プロ活動21年目(!)となる今年は並行していろいろな活動をしていますが、今回2曲入りのシングルCDをリリースすることになり、うち1曲のレコーディングとCDのマスタリングをお手伝いすることになりました。 僕がレコーディングを担当したのはカップリング曲「幸せになりなさい」、オケはループとアコースティック・ギター、そしてピアノのみというかなりシンプルな編成です。 同じアポロ・ボーイズの曾我泰久さんの曲と感じは違いますが、メロディーがきれいで、コーラスを重ねていく、という点は共通しています。 今回は池田さん本人とゲストの女性コーラスを入れ、素敵な感じに仕上がりそうです。 今月中に残り1曲と合わせ、マスタリングまで完成させる予定です。

カーナビー・レコード 2007.10.10

僕がマスタリングをしているエアー・メイル・レコーディングスさん今月の新譜第1弾は、英国音楽シーンに生まれた無数のマイナー・レーベルにも光を、というコンセプトで始まった British Cult Label Collection、シリーズ第5回となる今回は、ユニオン・ジャックをあしらったレーベル・ロゴがコアなレコード・コレクターから絶大なる支持を集め、まさに英国然とした雰囲気を漂わせた作品が集まった幻のカーナビー・レコードをクローズ・アップ、かなり強力な8タイトルをリリースです。
まずは写真右上、カーナビー・レコード第一弾となった、ウォーカー・ブラザーズのジョン・ウォーカーのソロ「This Is John Walker」、メロウでジェントルなドラマティック・ナンバーが堪能できます。 そしてピアニスト&オルガン奏者ジョン・モーガンをリーダーとする R&B バンド、Spirit of John Morgan 関連の作品が3枚、これはホンキー・トンク・ミュージックとアンダーグラウンドなブルース・ロックがミックスされ、かなりかっこいいです。
その他 Jawbone と The Wake、Smoky Circles が一枚ずつ、そして最後に写真左下 Gary & Stu「Harlan Fare」です。 ステュアート・リースウッド(元クーバス)とゲイリー・サルシュによるソングライター・デュオ、ビートルズ的なハーモニー・サウンドからビー・ジーズのような甘味なナンバーまでが詰まった英国ドリーミー・ポップの傑作です。 マスタリングをするまで全然知らなかったのですが、この一枚はかなり僕の中でヒットし、しばらくはヘビー・ローテーションになりそうです。

Subkick 2007.10.5

久しぶりに機材を買いました。 それも、プラグインではなくハードウェア、YAMAHA の Subkick です。
写真のように、ドラム用の小さいスタンドに取り付けるので、横から見るとすごく小さいタムのように見えますが、なんと正面にスピーカーが埋め込んであり、この面をバスドラムの打面と反対側、通常マイクを突っ込む隣にポンと置いて使います。 つまりオン・マイクと併用して使うのですが、Subkick 単独で聴くと「ボスッ」といったなんともこもった低音しか聴こえません。 これをオン・マイクと半々くらいで混ぜると「おぉ〜、こういう音にしたかったんだよね」という、なんともふくよかな音になるのです。 すごく知られている機材ではないと思いますが、愛用者は多く、ライヴで使う人もいるようです。 いつもドラム録りで使うスタジオに置いてあるのですが、今後必要になってくることもあると思うので、買ってしまいました。
画面上でしか見られないプラグインと違い、実体のあるハードウェアはやっぱり大事にしたくなりますね。

秋 2007.10.1

10月になりました。 と言いつつ、これを書いているのは11月も半ばだったりするわけですが、最近超スローペースの更新が続き、すみません。 少しずつ追いつくよう頑張ります。
さて、10月の近況報告です。 まずはレコーディングですが、The Apollo Boyz 、9月に行ったライヴのDVD制作と新しいアルバムのレコーディングが並行して進んでいます。さらにメンバーの池田聡さんのソロのレコーディングも少しお手伝いします。 金剛山歌劇団 関連のCD制作は現在4枚の計画があり、今月はまずバス歌手蒋 基生 (チャン・ギセン)さんのアルバムを作ります。 「千の風になって」も収録されてます。
マスタリングではいつものようにエアー・メイル・レコーディングスストレンジ・デイズ・レコード のものを中心に単発のものがいくつか入る予定です。
写真はいつものように、我が家の愛犬、柴田大豆さんの近況です。 今月26日は4歳の誕生日を迎えるわけですが、これは人間でいうとおよそ32歳、子犬の時に比べると本当におとなしくなりました。 利口なのかどうかはわかりませんが、人間の言葉はほとんど理解しているのではないか、と思ってしまいます。 最近流行の言葉で言うと、KYではないような気がします(笑)。

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