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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。

マイク･ヴァイオラ

僕がマスタリングをしているエアー･メイル･レコーディングスさん10月のリリース第１弾はボストン出身のシンガー･ソングライター、マイク･ヴァイオラ関連の２タイトルです。

エアー･メイル･レコーディングス

洋楽の名盤を、紙ジャケットによるこだわりの再現でリイシュー

http://www.airmailrecordings.com/

マイクは96年、トム･ハンクスの初監督映画「すべてをあなたに」の主題歌のヴォーカルを担当し話題となり、同年キャンディ･ブッチャーズというバンドでデビューしますが、メンバーの脱退などによりすぐにマイクのソロ･プロジェクトとなり、以後ソロ活動や客演活動に移ります。 有名なところでは元ジェリーフィッシュのアンディ･スターマー等による E.L.O. のオマージュ･プロジェクト L.E.O. にもヴォーカルで参加しています。

今回リリースされたのは２タイトル、まずは扉写真の「Just Before Dark」、これはマイクのソロ名義で05年に発売、ロサンゼルスのライヴハウスで収録された、すべて未発表曲(ポール･サイモンのカヴァーが１曲あり)によるライヴ盤です。 ギターとピアノの弾き語りがメインのアコースティック･ライヴで、素朴ながら不思議と印象に残る、そんな感じの素敵なライヴ盤です。

続いて写真上の「Making Up Time」、これはキャンディ･ブッチャーズ名義のアルバム、94年から98年の間にレコーディングしていた初期音源集です。 これがまた素晴らしい内容で、未発表ヴァージョンが多いのですがとてもそうは思えない充実した１枚です。 今回のフライヤーなどには「エルトン･ジョン以来の逸材!? 新世代のシンガー･ソングライター マイク･ヴァイオラ」とありますが、決してそれも大げさではない表現です。

マスタリングでは、あまり派手でキツイ感じにならないよう、暖かく仕上げたつもりです。 かなり気にって入るので、最近の僕のヘビー･ローテーションになっています。 ぜひ聴いてください。