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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。 |
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チリワック |
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僕がマスタリングをしているエアー・メイル・レコーディングスさん今月の新譜第1弾はカナダのロック・バンド Chilliwack 80年代初期の A.O.R. 時代のアルバム3タイトルです。 |
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エアー・メイル・レコーディングス |
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こだわりの名盤を、紙ジャケットによるこだわりの再現でリイシュー |
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http://www.airmailrecordings.com/ |
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チリワックは1970年にデビュー、70年代には「ロンサム・メアリー」や「ベイビー・ブルー」といったヒット曲を放っています。 15年間の活動の中で、メンバー交替や時代性と共にサウンドも大きく変化していったようですが、今回の3枚はアメリカでもっとも成功を収めた80年代初期の名盤です。 |
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まずはタイトル写真の「Wanna Be a Star」、これは通算9枚目にあたる作品で、81年にリリースされています。 この時代の背景はプログレッシブ・ロックがパンク・ロックの出現によって一気に衰退し始め、しかしそのパンクもあっけなくブームが去り、替わってシンガー・ソングライター系や A.O.R. 系のサウンドが流行し、そして次にはイギリスのニュー・ロマンティックが控えている、といった時代でしょうか。 このアルバムも A.O.R. サウンドにシフトしての1作目、しかし面白いのはグループの自伝ともいうべきロック・スターの栄光と悲哀を描いたコンセプチュアルなアルバムとなっています。 |
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続いて写真左上が翌82年リリースの「Opus X」、前作の成功を受け、さらなるアメリカでのブレイクをねらって出したアルバムです。 そして写真右上が84年リリースのグループ最終作「Look In, Look Out」、なんとこのアルバムでは中心メンバー、ビル・アンダーソンのワンマン・バンドとなってしまい、サイモン・フィリップスやモー・フォスターらがバックアップしています。 |
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サウンドは典型的な80年代 A.O.R. 系です。 このバンドのことはほとんど知らなかったのですが、何曲か昔ラジオで聴いたことあるな、という曲がありました。僕のマスタリングのキャリアは洋楽 A.O.R. のリイシューを専門にしていた Cool Sound さんの作品群から始まっていますし、個人的にもこのようなサウンドは大好きなのでマスタリング作業は楽しかったです。 バッチリ良い感じに仕上がったと思います。 |
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