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このページでは音楽制作エンジニア、葛巻善郎日々の出来事をつづります。 |
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プレイバック 7月 2007.12.16 |
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まったく音楽とは関係ありませんが、地元武蔵小金井を走る中央線の下り線が7月からめでたく高架化し、悪名高き開かずの踏切も、今はだいぶ通りやすくなっています。 |
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さて、7月はプロジェクトの数自体は少ないです。 レコーディングでは金剛山歌劇団の木管アンサンブルの制作が始まりました。 今年は何枚かのCD制作が並行して進んでいますが、これは歌ものではなく、木管楽器が主役で、曲により編成は様々です。 |
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金剛山歌劇団 |
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朝鮮民主主義人民共和国の唯一の海外総合芸術団体 |
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http://www.kot-jp.com/index.htm |
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特に高音チョッテ 李淑任 (リ・スギム) さんのソロをフューチャーした「流光 -リュガン- 」と「チャールダーシュ」の2曲はオーケストラのようなフル編成で、さらにダビングもあり、録りがいがありました。 この2曲のみ、スギムさんの韓国発売用のCDにも収録するため先行してミックスとマスタリングを仕上げましたが、アンサンブルのCDはまだ進行中で、来年のリリースになる予定です。 |
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そしてジャズ・シンガー 青木カレン さんのレコーディングも始まりました。 よく一緒に組んで仕事をする先輩、NAF の中浜さんとの「チーム中浜」の一員としての参加で、いろんなアーチストとのコラボレーション作品なのですべてのレコーディングに立ち会ったわけではないのですが、主にカレンさんの歌録りと、ミックス以降をやっています。 |
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青木カレン |
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女性も憧れる、かっこかわいいジャズシンガー |
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http://www.rambling.ne.jp/artist/karen/profile.html |
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マスタリングも26枚と頑張りました。 ストレンジ・デイズ・レコードのクランプス・レーベル・コレクション第3弾 (Demetrio Stratos 関連と Opus Avantra で計13枚)、単発では 無限マイナス や Nomadic Records のジギタリスなども印象に残っていますが、ここで紹介するのはエアー・メイルからのリリース、なんとイアン・ギランです。 |
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ストレンジ・デイズ・レコード |
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こだわりの名盤をセレクト |
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http://www.strange-ds.com/ |
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無限マイナス |
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無限マイナスのメンバーによるBlogです |
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http://blog.goo.ne.jp/mugenminus |
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Nomadic Records |
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三軒茶屋発、センスと個性命の違いがわかるレコード・レーベル |
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http://www.nomadic.to/ |
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以前にもイアン・ギラン・バンドの2枚をマスタリングしていますが、今回のは彼の全キャリアと言ってもよい全10タイトル、写真は名盤「Live at the Budokan」です。 |
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トライアンフの時もそうですが、こういった2枚組のライヴ盤は、CDリリースの際に1枚に収めるために何曲か削られていたり、編集されていたりすることがありますが、この「Live at the Budokan」、今までの輸入盤CDはなんと曲間の拍手が編集されています。 |
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日本での最近の紙ジャケ・リイシューは、LP発売当時のアートワークや曲順に戻すのが慣例となっているので、今回のリリースではもちろん2枚組を再現、曲間の拍手もマスターでうちに届いてない部分はアナログ盤から起こし、完全なる再現盤となっています。 しかし、このことに気が付くリスナーさんはどれだけいるのでしょうか(笑)。 |
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ということで、7月の制作は日本・朝鮮・イタリア・イギリス・アメリカとバラエティに富んでいるだけではなく、歴史的名盤にも関わることができ、楽しかったです。 |
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