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日々のことを書きたいと思います。週に2,3回更新したいと思い
ます。
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机撤去 2007.1.31
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何度もお伝えしてきましたが、
Studio CM Punch の模様替え、及び機材の入れ替えをついに始めます。 今まで機材を乗せていたかなり大きな机を撤去し、機材用のラックとパソコン・デスクとに分けるのですが、せっかくなのでオーダー・メイドでオリジナルのものを作ってもらっています。 明日から2月4日までは、入れ替え作業と新しい機材のチェックなどに充てます。 機材は大幅に変わるわけではないのですが、Intel-Mac を導入するので、Pro Tools やそのプラグインなどをすべて Intel 対応のものへ入れ替えていきます。
写真は機材やケーブル類を全部バラし、机も撤去した後です。 どんな作業環境になるのか、楽しみです。
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カルト・レーベル第3弾 2007.1.31
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エアー・メイル・レコーディングス今月の新譜第2弾は、ブリティッシュ・カルト・レーベル・コレクション Vol.3、エンバー・レコードの作品6タイトルです。 カルト・レーベル・シリーズも第3弾ということは好評なのでしょうか、今回もかなり渋いラインナップ、Chad & Geremy が2枚(写真右上は 1st. 「Sing for You」)、その他に Scott Walker の1st. (写真左下)、Blonde on Blonde 、9.30 Fly です。
それぞれのアーチストごとにだいぶサウンドは違うのですが、やはり写真の2枚がお薦め、瑞々しい感じです。 60年代後半の作品ということで、やや強引なステレオ感ではありますが、それがまた不思議な味となっています。 マスタリングによって、その当時の空気感は残しつつ、だいぶ聴きやすくなったと思います。
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ブラックシーサー ミックス 2007.1.28
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1週間前に録ったブラックシーサーのアルバムのミックスをしました。 レコーディングの時と同様、アルバム制作のプロデューサー、NAF の中浜さんとメンバー全員が集合です。 今回のアルバムは全曲インストではなく、歌ものが2曲あるので、まずはその2曲以外のミックスをほぼ完成させ、そして歌録りへと進みました。 歌録りはあまり慣れてない様子でしたが、バンドのパワーとでも言いましょうか、すべての歌を録り終えるとなぜか酔い、いや好い感じに仕上がってきます。
ミックスでは、前作もそうでしたが、ちょっと凝った SE なども使っています。 レコーディングは一発録りだったのですが、今回はパーテーションなども使ったため、なかなか分離の良い感じに録れていて、より勢いのある感じに仕上がったと思います。 録りは 44.1kHz で行い、ミックス時に 88.2kHz にコンバートしました。
写真はすべてのミックスが終わった後の一枚です。 この後多少の修正をして、マスタリングへと進みます。 おつかれさまでした。
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ライヴ録り 2007.1.25
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Spanish Connection のライヴDVDの収録で原宿アストロホールに行ってきました。フラメンメンコ・ギター、ヴァイオリン、タブラという編成に、サポートでヴォーカル&カホン、ベースが加わっての5人編成です。
ライヴ録りのお仕事はたまにあるのですが、PA チームとの協力が欠かせません。 一つのマイクを、メイン PA、モニター、録音とで分け合うからです。 ですので基本的にマイクは PA さんが選んだものを使い、今回はモニター卓脇でパラって、API のマイク・プリを通した音を Mackie のハードディスク・レコーダーに録りました。
今回のお仕事はレコーディングのみで、ミックスはメンバーの方が行うようです。 熱心で素晴らしいスタッフさん、そしていろいろと協力してくださった PA チームさんのおかげで、なんとか無事収録を終えました。 ライヴ自体も素晴らしかったです。 おつかれさまでした。
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ラリー・ハンコック 2007.1.24
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僕がマスタリングをしているアルバムがもう一枚、Vivid Sound さんからリリースの、Larry Hancock「Borderline」です。
元トゥルースのラリー・ハンコックがフランスのみで88年にリリースしたソロ・アルバム、僕も知らなかったのですが、激レア・アイテムとして、 AOR 界では有名なのだそうです。
80年代の作品ということでドラムがもろに打ち込みなのがややもったいないですが、ソウルフルでありながら、モダンな AOR アルバムになっています。 なんといっても注目はボーナス・トラックに収録されたデヴィッド・フォスターらによる作品「We Never Called It Love」、フォスター作品らしい壮大なバラード・ナンバーになっています。
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ストレンジ・デイズ 2007.1.24
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ストレンジ・デイズ・レコードさん今月の新譜は10枚ですが、その中のアレクシス・コーナー・コレクション5タイトルを除く5枚 (Strange Days、Chopyn、Tiger、Man、Punchin' Judy) を僕がマスタリングしています。 その中でも特にお薦めは Strange Days と Chopyn、写真右上の Strange Days (75年)は、文字通りストレンジ・デイズ・レコード、そして雑誌ストレンジ・デイズの名前のきっかけとなったバンドです。 イエス影響下のシンフォニックな要素とクイーン、10cc 譲りのポップ・テイストが絶妙にブレンドされたそのサウンドは近年もっとも再発が待たれていたマニア垂涎の1枚だそうです。
そして写真左下の Chopyn (75年)、これもレアな歴史的名盤なのですが、セッション・ピアニスト、アン・オデルがブルー・ミンクを経たのちに結成したスーパー・バンド唯一のアルバムです。 今は ToTo のドラマーとして、またセッション・ドラマーとして有名なサイモン・フィリップスが若干18歳の時に参加していた、ということでも注目です。 正直なところ ToTo におけるサイモン・フィリップスのドラムはあまり好きではないのですが、こういったブリティッシュ・ロックのアルバムでのプレイは本当に素晴らしいです。
マスタリングもかなり気に入っていて、特に Chopyn におけるダイナミクスはなかなかうまく表現できたと思っています。
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ブラックシーサー 2007.1.21
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2年ほど前にアルバム「恒星」のレコーディングでご一緒したブラックシーサー、新しいアルバムのためのレコーディングで再会しました。 前回と同じく、メンバーの勤務先である川崎の某学校の音楽室での一発録りです。 スタジオではない場所でのレコーディングの時は、機材以外にケーブルやキューボックスなども大量に持ち込まなければいけません。 今回は一発録りなのでキューボックスは使いませんでしたが、ケーブル類などにおいては、前回同様、アルバムのプロデューサーでもある NAF の中浜さんにお世話になりました。
写真右上はレコーディング風景、長方形の教室の片側にメンバーと楽器、反対側にレコーディング機材を置いてます。 水色のパーテーションはドラムとアンプ類の間に置き、その向こうは写真左のような感じになっています。 なんとベース・アンプを LO と HI に分けて左右に置き、その内側(ドラム寄り)にギター・アンプを置いてます。
曲は全部で6曲、うち2曲にヴォーカルが入りますが、これは次の日曜日に Studio CM Punch にて録ります。
「恒星」では和太鼓との共演が1曲ありましたが、今回の共演はなんとアメ太鼓、そう、お祭りなどで見る、板の上で大きな包丁でリズム良くアメを切る、あのアメ太鼓、レコーディングではもちろんアメは使わず包丁の「トントコトン」という音(二人でかけ合い)をダビングしました。
予定よりも若干早く無事終了、すぐにミックス・マスタリングへと進みます。 おつかれさまでした。
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スレイド完結 2007.1.17
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僕がマスタリングをしているエアー・メイル・レコーディングスさん今年最初のリリースは、年末から続いているこの冬の目玉、Slade Paper Sleeve Collection の第三弾、通算12作目の「Till Deaf Do Us Part」('81)から16作目の「You Boyz Make Big Noize」('87)までの5タイトルです。 全体では後期にあたり、この後グループは活動を停止していますので、すなわち全3回のシリーズもこれにて完結です。
80年代というと、ちょうど僕が洋楽を聴き始めたころで、そのころ Quiet Riot がスレイドのカバー曲でヒットを飛ばしていたのをハッキリと覚えています。 それをキッカケに本家スレイドも再注目を集めるようになった中でリリースされたのが写真の「The Amazing Kamikazee Syndrome (神風シンドローム)」、どの曲も粒ぞろいです。 ハード・ロックでありながら、ポップでルーズなテイストもあるスレイドのサウンドはまさにブリティッシュ・ロックの王道、今聴いてもカッコいいですよ。
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Intel Mac 対応 2007.1.14
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何度も書いてますが、2月前後の予定で Mac Pro を導入します。 今までの Power PC ではなく、CPU が Intel のものになるので、ソフトウェアはすべて Intel-Mac 対応版を新しくインストールしなければなりません。 Pro Tools だけならまだ楽なのですが、プラグインすべてを新しくしなければならないのです。 各メーカーさんの Intel-Mac 対応状況もまちまちだったのですが、昨年末から年明けにかけて、多くのメーカーが対応版を発表しました。 僕がよく使う「お気に入り」プラグインのうち未対応だった Altiverb と DUY Analog Bundle が昨年末に対応を果たし、そして今日、ミックスにおいても、マスタリングにおいても必ず使う大好きな PSP Vintage Warmer が対応を発表しました。 しかも、ただ Intel-Mac に対応した、というだけでなく、Vintage Warmer 2 となったのです。 写真にあるように、若干の機能追加をしているようなので、さっそく新しいマニュアルをダウンロードしてプリントして勉強しています。
これで、タイミングよく Mac Pro 導入に合わせ、僕が使うプラグインは基本的にすべて Intel-Mac 対応となりました。 これから少しずつ、ダウンロードしたり、新機能の勉強をしたり、といったことを続けていきます。
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近況 2007.1.9
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今年は今のところのんびり仕事しています。
5日に、日本在住の南アフリカ人の女性がフォーク・ソングを歌うというレコーディングがあったのですが、きわめてプライベートなものだったので、詳細等の記録はなしです。
エアー・メイル・レコーディングスさんのマスタリング、「British Cult Label Collection Vol.3」は6タイトルすべて無事終了、ロバート・クラム・アートワーク・コレクションももう少しで終わります。 こちらは戦前のSPレコードの復刻レーベル Yazoo レコードの作品なので、マスター・テープなど存在せず、SPレコード、もしくはLPレコードからのマスタリング作業となっています。 内容としてはなかなか面白いのですが、モノラルでの作業になったり、あまりにノイズが多すぎたりしているので、ちょっとストレスがたまります。
そこで、空き時間等には最近買ったCDを聴きまくっています。 紙ジャケCDのリマスタリングの仕事をしているうちに、自らも紙ジャケCDのコレクターとなってしまい(笑)、昨年はかなりの枚数を買ったので、その中から ELO、Eric Clapton、Free、James Taylor、Journey などです。 日本でリマスターしたもの、本国でリマスターしたもの、アーチスト自らがリマスターの監修をしているものと、いろいろあってそれぞれに感じるところはありますが、まぁここには書きませんが、かなり勉強になります。
そして最近よく聴いているのが、尊敬してやまない Alan Parsons のベスト盤です。 もうちょっとすると過去のアルバム、待望のリマスター盤が発売になりますが、それに先がけての予告盤のようなものになっています。 もちろんアラン・パーソンズ自らが中心になってリマスタリングをしているようなので、以前のCDとは比較にならない素晴らしい音になっていて、内容も大好きなので、こればっかり聴いています。
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謹賀新年 2007.1.4
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新年になりました、今年もどうかよろしくお願い致します。
年末にちょっと体調を崩し、日記の更新が遅くなってしまいました。 昨年一年を振り返ったりもしているので、下のリンクからご覧ください。 それぞれその年の12月の日記にリンクしますので、そこからその月以外も読むことができます。
今月は今のところレコーディングのプロジェクトは入っていませんので、エアー・メイル・レコーディングスさんのマスタリングをマイペースでやっています。 今は下旬発売の「British Cult Label Collection Vol.3」と2月に発売になるロバート・クラム・アートワーク・コレクションを進めています。
そして、何度もこの日記で書いていますが、いよいよ Mac Pro 導入を2月前後に予定しているので、その準備を本格的に始めます。 Pro Tools はもちろん使い続けますが、マスタリング用のソフトを Spark から Peak へと変更する予定なので、それに伴うお勉強などもしないといけません。 すべてのハードとソフトが問題なく動くか、若干心配ではありますが、新しい環境になるのが楽しみでもあります。
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